秋は犬の「心臓病」に注意!


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

昨日のメルマガのご感想をいただいたのでご紹介しますね。

 

●昨日の記事はこちら:犬の健康を守るために「普段」から学んでおくべきことは何か
https://www.officeguri.com/archives/7445

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いつもメルマガやネットセミナーでお世話になっています。

 

「医療を受ける側も、病院に足を運ぶだけが医療との関わりではない。」のお話し、うなづきながら読ませてもらいました。

 

あたしは現在看護師で働いています。

 

治療がうまくいったとしても、その後を維持するのは患者さんの意思が左右するという事が理解されていないことが多いな~と感じています。

 

医者も人間。完ぺきではないし、ずっと患者さんのそばにいるわけではないから、短い時間でいかに患者さんから情報提供や検査データーが重要です。

 

でも、実際は「はい、診てください!」と自分の身体なのに人任せ・・。

 

わんこにおいても、普段の様子は獣医さんよりも飼い主さんが一番わかっている事。

 

個人的に、我が仔にとってベストな方法を選択できるのは飼い主さんだと思っています。

 

時には、知識があるゆえに混乱することもありますが(笑)

 

医師や周りが言うからではなく、「我が仔にとってベストな方法は?」という基準で選択できるようにしたいものですね。

 

共感してしまい、長々としたメッセージで失礼しました。

 

これからも、メルマガやセミナー楽しみにしています。

(ELLEさん)

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ELLEさん、いつもありがとうございます。

 

>治療がうまくいったとしても、
>その後を維持するのは患者さんの意思が左右するという事が
>理解されていないことが多いな~と感じています。

>医者も人間。完ぺきではないし、ずっと患者さんのそばにいるわけではないから、
>短い時間でいかに患者さんから情報提供や検査データーが重要です。

>でも、実際は「はい、診てください!」と自分の身体なのに人任せ・・。

 

まさに現場の生の声…。

 

人の場合でも大変なのに、動物は自分であそこが痛い、いつから調子悪いと言わないですから輪をかけて大変では?と想像します。

 

だからこそ、動物医療の世界でも生活習慣、気になることなど飼い主側からちゃんと情報提供しないと
伝わらのでは?と思います。

 

最良の結果を得るために、飼い主側も責任を持って「賢く」なる。

 

そうありたいですね。

 

そのための情報や学びを今後もご提供していきたいと思います。

 

メルマガやセミナーを、ELLEさんが楽しんで頂けると、私もとても嬉しいですよ。

 

 

さてここからようやく本編です。

 

秋に起こりやすい、犬の身体の不調シリーズ。

 

今回は、

———————————–

●循環器系疾患(心臓の不調など)

———————————–

です。

 

「僧房弁(そうぼうべん)閉鎖不全症」

 

という病気をご存知でしょうか?

 

何だか聞きなれない病名ですが、犬の心疾患のうち75~85%を占めると言われており、犬にとっては意外に身近な病気です。

 

シニア期に入った小型犬に多発します。

 

遺伝的な要因もあり、

 

●キャバリア

●マルチーズ

 

は特に高確率で起こる病気です。

 

該当する犬種の飼い主さんは、注意が必要です。

 

この病気、すごく簡単にいうと、心臓の中で血液の「流れる方向」をコントロールしている「弁」の病気です。

 

「弁」が心臓内血液の逆流を防ぐ働きをしているのですが、これに異変が起こることで、血液の逆流が起こります。

 

そうすると、

 

●呼吸困難

●運動時に座り込む

●喉にものがつかえたような咳

 

といった症状が出てきます。

 

放っておくとじわじわと心不全へと進みます。

 

で、ですね。

 

この

「僧房弁(そうぼうべん)閉鎖不全症」

 

 

この病気を患っている犬の場合、気温が急に下がり始める「秋」に症状が現れることが多いです。

 

何故かというと、急激に気温が下がることで心臓に【負担】がかかる場面が出てくるからです。

 

気温が下がると、血管が収縮します。

 

すると、血圧がぎゅっと上がります。

 

これは心臓が、ぎゅっと締った状態の血管に向けて血液を送り込むため、より多くの力を必要とすることを意味します。

 

血管が広がった状態であれば、心臓も少ない力で血液を押し出して、それでゆるゆる流れていきますからね。

 

そういう意味で、寒くなり始めの季節は要注意。

 

なので、もし気温が下がってきたと同時に

「なんかうちの犬、最近ちょっと様子がおかしいわ…」

と感じたら、早めに動物病院を受診することをお勧めします。

 

あとは、夏場に「熱い日中」を避けて、早朝散歩を習慣にしていました!という方は多いと思いますが、

心臓の状態によっては

●秋の早朝の冷え込んだ気温

が却って負担になる場合もあるのでぜひ覚えておいてください。

 

理由はすでに述べた通りです。

 

気温によって血圧が左右され、それによって心臓の負担も変化するからです。

 

心疾患がある場合は、冷え込みが始まる秋には早朝ではなく、気温が上がって温かい日中に散歩時間を変えた方が良い場合もあります。

 

(このあたりは、既にかかりつけ医で治療を行っている場合は担当の先生によく相談してみてください)

 

基本的にこの

「僧房弁(そうぼうべん)閉鎖不全症」

は治る病気ではありません。

 

そのため、できるだけ早く発見し治療を開始することが、その後の生活を、長く、良い状態で過ごすための鍵になります。

 

「気温が下がるとこういう症状が出ることがあって、それは心臓病のサインかも?」

 

と知っておくだけでも、病気の早期発見につなげられます。

 

ぜひ愛犬の身体の変化を、季節の変わり目にはチェックしてみてくださいね。

 

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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犬の健康を守るために「普段」から学んでおくべきことは何か


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

いきなりですが、私が普段チェックしているTwitterよりいくつか引用します。

 

これは私が普段、Twitterで参考にさせてもらっている医療従事者の皆さんのツイートです。

 

Twitterでは色々な人が自分の考えや情報を発信しています。

 

チェックしていると、自分の興味のある分野の専門家の方が、何をどう考えているか?にあっさりリーチ出来ることも多い。

 

なのでよく私はTwitterを利用している次第です。

 

ご紹介したように、現役のお医者さんも

「一般の人に、できればこういうことを知っておいてもらいたい」

と情報発信してくれています。

 

医療はもう、病気になったら病院へ、という密室空間で完結する時代は終わったと、個人的には感じます。

 

医療を受ける側も、病院に足を運ぶだけが医療との関わりではない。

 

普段から、病気の事、体のことについての情報に触れて、そうした考えに慣れておく。

 

身体の事について、基礎的な知識を学んでおく。

 

そういうことを普段からやっておいて、いざというときは、医師に丸投げではなく、ちゃんと医療を受ける側も参加してくださいね、何と言っても当人はあなたですよ。

 

そういう時代が来ているなあと感じます。

 

医療の専門家である医師が、病院という枠の外で情報を配信し

「学んでほしい」

と訴えている。

 

それに対して、私たち受け手側は?

 

今日、このメルマガでお伝えしたいポイントはまさにそれです。

 

犬の医療も、獣医師が一方的に治療を決めるのではなく、飼い主さんが

●選択

を求められる時代です。

 

その時に

 

「犬の身体の事、病気のことはわからない…どうしよう」

 

と、ただおろおろする、というのでは良い選択はできません。

 

だったら、できれば犬が元気なうちから

「犬の身体のこと」

「病気の事」

について、基礎的なことを学んでおいた方がいいなあ、というのが、私の個人的な考えです。

 

実際、

 

●犬が病気になった

 

●エコー検査で肝臓に影が!

 

●血液検査で異常値出た!

 

という、我が家の犬13年目の病歴や検査歴を思い返しても、何の知識もないときは、だた慌てふためくばかりで、正直ロクなレスポンスを獣医さんに返せていませんでした。

 

これではさすがにまずい…と思い、、何かひとつ、引っ掛かりが出る際に、一つ一つ勉強してきました。

 

病気のことでわからなければ、本を読んだりインターネットで調べました。

 

肝臓についてわからないときは、家庭向けの動物医学百科を買ってきて読みました。

 

血液検査について全く理解できない!と目が点になったときは、とりあえず本屋へ走り、人間用の血液検査数値の解説書を買ってメモを取りながら勉強しました。

 

動物用の検査数値解説DVDもあったので、それも繰り返し視聴しました。

 

おかげで、今は動物病院へ行っていろいろ説明を聞きますが、ちゃんと理解できますし、理解できないところは獣医師に質問できるようになりました。

 

「獣医師に質問ができる」

 

というのは、個人的に自分の理解度をはかる水位標になっています。

 

「自分は何が分からないのか?」

 

が分からないと、質問自体ができません。

 

自分が【理解できていない部分】はどこか?

 

これを理解するのが結構大事です。

 

質問すらできないときは、獣医師の説明がまるで未知の外国語のようで、何を言われているのかさっぱり…という状態です。

 

過去に何度か、そういう状態を経験し、その時は不安でいっぱいになりました。

 

今は、少なくとも話の大枠を一度聞くと理解できる、程度には、基礎知識がついたので、

「話が分からなくて不安…」

という状況には、とりあえずならずに済んでいます。

 

担当の先生が言っていることが分かれば、安心できます。

 

治療の選択肢について、冷静に検討し、最良だと自分で納得のいく選択ができます。

 

メルマガを通して私が愛犬家の皆さんにお伝えしたいのは、この

●安心感

を持って、犬の健康と向き合えるといいと思いませんか?ということです。

 

そのためには、犬の身体の事、病気の事をもっと知る必要がある。

 

大事なので繰り返しますが「犬が健康なうちに」学びをスタートできるのがベストです。

 

いざ、何か起こったときだと、飼い主としてはなかなか冷静でいるのは難しい。

 

そういうとき、知識は往々にして、頭に頑として入らないことが多いです。

 

なので、できれば普段から

「犬の身体の事、病このことをちゃんと知りたい、学びたい」

と感じている多くの飼い主さんに、必要な情報や学び方が伝われ!という思いでこのメルマガを書いている次第です。

 

今日は番外編ということで、普段私が思っていることを書きました。

 

次号より通常配信となりますので、引き続きメルマガを楽しんでいただけると嬉しいです。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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飼い主の半分が「犬の関節炎」に気づいていない話。秋の病気(3)


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

いきなりですが、こんな話をご存知でしょうか?

 

関節の病気以外で、大学病院に訪れた10歳以上の犬(524頭)の約半分が、関節に問題があることがわかりました。

またそのうちの飼主さまの半分が 犬の関節炎(変形性関節症)に気づいていなかったことがわかりました。

日本大学 生物資源科学部 獣医学科 枝村一弥先生 調べ

 

これは犬の痛みについて、一般飼い主さんにもっと知ってほしい、という目的で作られた、こちらのサイトからの引用です。

●犬のいたみ.com
http://xn--n8juczbzds175b.com/kansetsusho/index.aspx

 

良く言われることですが、犬は痛みを「ぎりぎりまで隠そう」とします。

 

これは動物の本能です。

 

弱みを見せたら敵に食べられてしまう。

 

だから、犬は痛い素振りを見せません。ぎりぎりまで隠します。

 

私は自分の子供に

「お腹が痛いとか、頭が痛いとか、何か体がおかしいと思ったらすぐに言え!」

と言っています。

 

これは子供の体調不良は早めに対処する方がいいからです。

 

子供はそれを「教育」によって理解し、体の不調は我慢しては”いけない”と学びますが、犬はそうはいきません。

 

私たちと犬は「種」が違います。

 

そこには越えられない壁が存在します。

 

野生の世界に動物病院はありません。

 

動物病院へ行くことと、自分の体調が治療によって良くなることを、リンクして犬が考えられているか?は微妙です。

 

(個人的には、多分リンクできていない…と思います。皆さんはどうですか?)

 

というわけで、今日のテーマは「関節炎

 

特にシニア犬と暮らしている方には特に読んでいただきたい内容です。

 

関節の痛みを犬がとうとう訴える、というのは秋に起こりやすい、という話。

————————————————

●関節・運動器の疾患(関節の痛みや関節炎など)

————————————————

 

関節炎にもいろいろ種類がありますが、分かりにくいのは慢性の関節炎です。

 

じわじわ痛い、でも我慢する。

 

長引くと犬もつらいです。

 

人の関節炎で気温が下がると痛みだす…というケースが多いですが、犬も秋にかけて、関節の不調が表面化する場合があります。

 

なので、この季節の変わり目に

「犬の様子をしっかり観察して、関節炎に早く気づいて動物病院受診につなげる」

というのは大事なポイントです。

 

チェックすべき項目を挙げます:

——————————————————-

 

●飛び上がる、走るなどの軽快な動きが出来なくなってきた

 

●歩き方に元気がなく、散歩でもとぼとぼ歩く

 

●抱き上げた際、「キャン!」と声を挙げて体のどこかが痛そうな様子をみせる

 

●足を引きずるようなそぶりを見せる

 

——————————————————-

 

これは普段から、飼い主さんにチェックしていただきたい項目です。

 

秋は関節痛が表面化しやすい季節でもありますから、気になる項目があれば、ぜひ早めに動物病院を受診されてくださいね。

 

早く犬の身体の不調に気づければ、早めに手を打つことが可能です。

 

本日は以上です。

 

次号のメールでは、

「何故、犬の身体について知り、病気について学ぶべきだと、私がメルマガを通して繰り返しお伝えするか?」

という理由を話そうと思います。

 

結構、大事な話になります。

 

今、我が家の犬は元気に過ごしていますよ、という方にこそ、聴いていただけると嬉しいです。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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