冬の体調不良

犬の冬の『体調不良4つ』 | 対策と注意点

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こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

さて、気温が低くなり犬の健康のためにも「温度管理」が重要な時期になってきました。

全然関係ない話になりますが、歌には雪が降ると「犬は喜び庭駆け回り」とありますが、我が家の犬たちに限ると、雪が降った日に庭に出しても全然喜びません。

むしろ「足の裏冷てえ…早く家に入れろや!人間!」と入り口のガラス戸を前足でガリガリやり、中に入れろ!と催促してきます。

犬だって、やっぱり寒いのは嫌なんですよね。

というわけで今回は、寒い時期の犬の体調管理で重要なポイント、起こりやすいトラブルをまとめます。

冬の犬の4大トラブル

冬に犬に起こりやすいトラブルの代表は以下の3つです。

1.乾燥による呼吸器・目のトラブル

寒くなるので暖房を入れる。これは正解。一方で、暖房を入れると空気が乾燥します。

その影響で「犬の呼吸器」のトラブルが増えます。咳をする、痰が絡み吐くような動作をする、などですね。

暖房を入れると同時にこのような症状がみられたら、加湿器の利用を検討しましょう。我が家ではパナソニックのこのタイプを使用しています。


この加湿器は「のど・肌モード」という設定ができます。

この設定にすると、やや高めの湿度約60~65%を目安に自動運転してくれるので便利ですよ。

目やにの量が増える、というのも乾燥によるトラブルの可能性大。

目の粘膜や眼球などが赤くなっていないか?もチェックして腫れがあるようなら動物病院へ相談です。

2.乾燥による肌トラブル

空気が乾燥し、暖房が入る時期になると犬の肌が乾燥し、フケが大量に出る!という場合があります。

フケが出ると「シャンプーしなきゃ!」とすぐ洗うことを考えがちですが、乾燥して肌の角質がポロポロ向けている状態だと逆効果です。まずは犬の肌の「保湿」を考えましょう。

自宅で手軽にできるのは「グリセリンスプレー」ですね。

グリセリンは医薬部外品の保湿剤です。薬局で数百円で買えます。

【グリセリンスプレーの材料と作り方】

  • グリセリン:2〜3滴
  • 水(水道水で可):100ml
  • スプレーボトル:1本

100mlの水に対し、グリセリン2~3滴入れてよく振ります。これをスプレーボトルに入れて犬のスキンケアミストとして毛や肌にかけてなじませます。

グリセリンは空気中の水分を引き寄せる性質があるので保湿効果が非常に高いです。

使いすぎるとベタベタするので、まずは少量からスタートしてください。

グリセリン自体は医療現場でもよく使用されます。犬が口にしても、基本的に無害です。

3.ホットカーペット、床暖房による「低温やけど」

冬の低温やけどは意外に多いです。飼い主さんが良かれと思って使ったホットカーペットが原因になる場合があります。注意しましょう。

4.暖かい室内から急に寒い屋外へ!寒暖差による体調不良にも注意。

暖かい室内から、急に寒い屋外へ出て散歩…という際に体の不調を訴える犬もいます。可能であれば、ウォームアップをしてから外に出る。防寒具の着用などの対策を。

まとめ

犬だって寒いのは嫌です。寒いと体調だって崩します。それは人間も一緒です。

冬の体調管理は、犬も人も湿度、寒暖差、暖房器具の扱いに注意しましょう。

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