●●で洗うと、傷は痛くない?~犬の床ズレケア(4)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

今日は生理的食塩水のお話をします。

 

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●傷口を洗うのに何故生理的食塩水なのか?

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犬の床ずれケアに「ラップ療法」もお勧めです、と言うお話を
ここ数回に渡ってしています。

 

ラップ療法は「生理的食塩水」で傷口をきれい洗うのが
ファーストステップです。

 

「何故生理的食塩水なのですか?
水道水ではだめなんでしょうか?」

 

はい、そう思われた方もいらっしゃると思うので
何故、生理的食塩水がお勧めなのかをお話しします。

 

唐突ですがお聞きします。

 

○○さん、子供の頃にプールに入った後、

「目を洗いましょう!」

と、水道水で目を洗った経験はありませんか?

 

 

その時どうでしたか?
痛くありませんでしたか?

 

これは「浸透圧」の作用によるものです。

 

液体には面白い性質があり、例えば…

 

●濃度の濃い食塩水

●何も入っていない真水

 

というような、濃度の異なる液体が、
半透膜と呼ばれる膜…すなわち水などの分子は通しますよ、
という膜を間に接しているときに、

 

真水の方から水がどんどん食塩水の方に移動して
両者の濃度が平衡状態に達するまで続く、という現象です。

 

はあ、何のこっちゃですが
ここに「真水で目を洗ったら痛かった!」のヒントがあります。

 

濃度がほぼ0の水道水に比べて
眼の細胞内は様々物質が含まれた液体で満たされています。

 

そのため、外側にある水道水の水分子が
濃度の濃い細胞内へどんどん移動してきて
細胞が膨張します。

 

その時に「いてててて」と痛みが発生するという仕組みです。

 

じゃあ眼薬はどうか?

 

目薬は浸透圧を生理食塩水に合わせ、目にしみないように作られています。

 

傷口を洗う時にも同じことが言えます。

 

水道水でもいいのですが、しみることがあります。

 

日に何度も洗浄を行わなくてはいけないケースだと
そのたびに犬が痛い思いをすることになります。

 

そのため、生理的食塩水を使って
しみないようにして洗ってあげるといいよ、ということなのです。

 

ここまではOKでしょうか?

 

ちなみに私はこの話を聞いた後、
早速これを試す機会に恵まれ(?)ました。

 

犬の散歩で山道を歩いていた時、
枯れ枝に足をひかっけて
傷を作ってしまったのです。

 

そこで、自宅に戻って生理的食塩水を作り

 

(はい、生理的食塩水は自宅でも作れます)

 

それで傷口をそーっと洗ってみました。

 

「お~!痛くない!」

 

ちょっと感動しました。

 

そして、ラップ療法で傷口を保護して治しましたが
いつもより治りが早い感じがしました。

 

ちなみに3歳の息子が靴ずれで出来た水ぶくれをつぶしてしまった時にも
生理的食塩水でまず洗いましたが
やはり痛くないのか息子は泣かずに済みました。

 

指に出来た「さかむけ」などをお風呂に入ると
「痛い痛い」と痛がる息子ですが
それより深い傷である「つぶれた豆」なのに
生理的食塩水で洗った時は黙っていたので
やはり痛くないのだな、と思った次第です。

 

息子もその後、ワセリンを塗ってラップをして
傷口のケアをしたところ
数日できれいに豆のつぶれたところは治ってしまいました。

 

3歳の息子でも泣かずにいられるくらい
痛みの少ない方法なので、
是非犬のケアにも取り入れると良いな!と思い
こうしてご紹介する次第です。

 

「ふ~む、痛くないっていうのはいいですね!

ところで生理的食塩水ってどうやって作るんですか?
簡単にできますか?」

 

はい、自宅のキッチンで簡単にできますよ。

 

作り方を次号のメールで詳しくお話しますね。

 

今日はここまでです。

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 

 


 

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