肌トラブルは肌だけの問題か?~犬への薬膳アプローチ(2)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

今日も犬と飼い主さんの「薬膳の話」をしていきますが
まずは長い前置きから。

 

薬膳講座の準備で昨日、いろいろ本を買ってきました。
中でも面白かったのはコレです。

↓    ↓

漢方ビューティー 肌・心・体が巡るツボとアロマの処方箋

 

私、美容には全然興味無かったんですが
さすがに今年40になるんで
いろいろ劣化が気になってきました。

 

息子を妊娠したときにぶわーっとシミも増えましたし
肌もそれなりに加齢してきています。

 

ただ、ここでちょっと踏ん張って、40代で年相応のカッコいいおばちゃんになれるか
しょぼくれた感じのおばさんになるか、は自分で選べそうな感じです。

 

体型に関して言えば、30代半ばで4~5kg増量しましたが
昨年の秋から運動と食事を気にしてみたところ
脂肪を減らして体の余計な水分の追い出しにも成功しました。

 

きちんと運動を絡めているので
腹のへっ込み具合は多分、20代の頃よりすごいです。

 

ダイエットに際して薬膳の知恵も、栄養学の知識もフル活用しました。
やればできる!
だからシミも薬膳の知恵で何とかなるのでは?

 

というわけで、薬膳では肌のシミにも個別に体で起こっている原因があると考えます。

 

例えば、「血」の質が下がって、
なおかつ「血」のめぐりが悪くなっている状態と言う考え方。

いわゆる

 

●お血(おけつ)
●気滞(きたい)

 

の状態です。

 

また、血液とかかわりの深い「肝」の働きが鈍ると「血」のめぐりが悪くなる、
加齢の影響で「腎」に働きが弱ると、代謝が鈍くなりシミができやすくなる等…。

 

薬膳の世界では原因を紫外線によるダメージに求めるのではなく、

「身体の中で何かが不足したり、滞ったり、逆に過剰になることでバランスが崩れる」

という箇所に原因を求めます。

 

ではどうしたらいいのか?

 

気を巡らせるのに良い食材、お血を解消するのに役立つ食材、
腎を補いエネルギーを高める食材などをチョイスして
意識的に食べる、ということになります。

 

食べる、とさらっと書いていますが
現代の美容の常識では

 

「どういう有効成分がシミに効くか?」

 

という外からのアプローチが主であるのに対し

 

「何を食べるか、それによって何のバランスを取り戻すのか?」

 

という、原因を内側に求めるのが薬膳の面白いところです。

 

で、私の場合ですが

●血虚

という「血」の不足と体全体の栄養不足がいま、
私の体で問題になっているアンバランスですので
薬膳として取り入れるのは

 

●血を補う赤い食べ物(赤身の肉、クコの実等)
●腎を補う黒い食べ物(黒ゴマ、黒豆など)
●気を補う補気効果のある食べ物(なつめ等)

 

と言う感じになります。

 

血の質をあげる、めぐりを良くする、そんなイメージですね。
ついでに腎も補っとけ!的な。

 

これにプラスして、ヨクイニンを日本酒で抽出したローションを
今日これから作ろうと思っています。

 

ヨクイニンは「ハトムギ」のことで
肌を白くする、吹き出物を解消する「肌のための解毒食材」として知られています。

 

お粥に入れてもいいので
主食として、ハトムギ粥を食べるようにすれば、完璧です。

 

以上が前置きですが…。

 

 

さて、ここからが本題。

 

くどくどと「美容」の話をしたので

「なんだ!犬と関係ないじゃん!」

と思った方もいるしれませんが…。

 

●肌は内臓の鏡

 

と言う言葉を聞くと、考え方が変わるかもしれません。

 

皮膚トラブルで悩む犬は多いですよね。

 

これを表面的な「肌だけの問題」と捉えるか
それとも

「肌は体の内部から作りだされているものだから、
肌トラブルは、ひょっとして内臓の不調のサインなのでは?」

と捉えるかで、対策もいろいろ変わってくるでしょう。

 

愛犬が肌のトラブルで通院しているとしましょう。

 

様々な治療法を試してみた。
でも薬を塗っても再発するし、
もうこれは「体質だから気長に付き合っていきましょう」と
言われるケースも多いです。

 

そこで、「そうか体質だから諦めるか…」となるか

 

「体質というならば、その体質自体をできるだけ健康でバランスがとれた状態に
近づけることはできないだろうか?」

 

と考えるかで、飼い主さんの心のありようが
かなり変わるのではないでしょうか?

 

 

別に私は、薬膳が奇跡を起こすとか、皮膚病が治りますよ、ということを
言っているわけではありません。

 

ただ、薬膳がベースを置く東洋医学では

 

「体質だから」

 

となすすべが無い考えるのではなく

 

「崩れたバランスを取り戻す」

 

という考えに基づいているため
基本的に「なすすべが無い」とは考えないということです。

 

この本にも事例が出ているのですが…。

↓     ↓

なぜ中国医学は難病に効くのか [ 酒谷薫 ]

 

ある難病の患者さんが、治療のために北京の病院へやってきて治療を受けます。

 

難病なので、既にあらゆる手を尽くしていますし
患者さん本人も治るとは思っていない。

 

それでも東洋医学の医師である中医師が処方する薬を飲んだところ
それまで慢性的に悩まされていた冷えが改善し
冷えが原因で起こっていた下痢も一緒に改善され
患者さんのQOLが著しく向上したということです。

 

●●病を治す、と言う視点ではなく

 

「何はさておき、この人ここの流れが滞ってないかな~。
あと、ここは冷えて凝り固まっているかも!
全体的に体のエネルギーも弱っているし
だったら滞りを解消して、冷えを温め
気を補うことにしよう!」

 

と、簡単にいうとこういう風にアプローチします。

 

●滞っているところの流れを良くする。
●足りないエネルギーを補って冷えを取る。

 

 

こういう部分にこつこつアプローチするのが
東洋医学であり、

 

●薬膳

 

はその実践方法のひとつです。

 

ということで、何となく「薬膳」の面白みや奥深さは
ご理解いただけたでしょうか?

 

今日は「体質」の話をする予定が
東洋医学の魅力について、結構熱く語ってしまった感じです。

 

次号のメール以降で、個別の「体質」の話をしていきますね。

 

便宜上、8つのタイプに分かれています。

 

本日は以上です。

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 

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