蒸し暑い季節や梅雨時は、犬も私も具合が悪いのよ~という飼い主さんの体質の話:薬膳で考える8つの体質(5)


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も「薬膳」のお話をしてきます。

 

これまでこのメールマガジンでは
東洋医学(中医学)の生理代謝に関する考え方

「気」「血」「水」

に基づいた「体の生理代謝のアンバランスによって起こる体質」について
お話ししてきています。

 

これまで、「気」「血」のアンバランスによる
体質の傾きをテーマに

 

●気虚
●気滞
●血虚
●お血

 

という4つの「アンバランスな状態」の解説をしてきました。

 

今日からは「水」の乱れやアンバランスによって生じる
体質についてのお話をしていきます。

 

—————————

●水滞(すいたい)

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水滞は「水毒」、とも言います。

 

どんな状態?

↓    ↓

・体がだるく、重い
・吐き気をもよおしやすく、食欲がない
・むくみやすい(特に足)
・体が全体的に冷たい
・下痢気味で尿が少ない
・雨の日、曇りの日に具体が悪くなる

 

この項目に当てはまる数が多い場合は「水滞」体質に
体が傾いている可能性が高いです。

 

「水滞」は「薬膳」の世界では体の中の水分代謝の異常と考えられています。
水分代謝がスムーズに行かず、体内に余分な水分が溜まった状態と
考えます。

 

水分代謝異常というと
現代医学の考え方でまず頭に浮かぶのが「腎機能」の低下です。

 

薬膳でも水分代謝と腎機能の関わりを重視していますが
それ以外にも「脾(臓器としての脾臓ではなく、消化吸収機能全般を指す)」「肺」との関わりを
重視します。

 

つまり、腎機能低下以外にも
肺と脾にも異常があると、むくみという症状となってあわられたり
喘息の症状も現れてくると考えるんですね。

 

飼い主さんの場合は、身体全体が冷えていてむくみがちな体質の方が
これに当てはまります。

 

また、1日に1kg単位で体重が変化するケースなども
「水滞」体質である可能性が高いです。

 

たとえば、冷たいビールをたくさん飲むと
翌日いきなり体重が1kg増えてしまってびっくり!!というような感じですね。

 

犬の場合も湿度が高い季節に調子が悪くなる場合は
「水滞体質」の可能性が高いです。

 

体内に余分な水分が多いので、
水滞体質の人も犬も、湿度に弱いです。

 

私自身も以前はひどい水滞体質でしたが
運動をして体の中から余分な水分を追い出した結果
めったなことではむくまなくなりました。

 
冷たいものを多少飲んでも
いきなり体重が増えて大慌て!ということもなくなりました。

 

また、水滞体質改善後は
苦手だった夏の湿度も…今でも好きではありませんが
まあ仕方がないかと許容できる程度になっています。

 

(以前はもう夏嫌い!!湿度高いと具合が悪くなる!!と憂鬱になっていました。
今は多少の湿度では、具合が悪くなることはまずありません)

 

さて、こうした「水滞」体質の場合は、
脾、肺、腎の働きを正常にするために
この3つに「気」をめぐらせる食材をとることを「薬膳」では考えます。

 

それにプラスして、体内に溜まった余分な水分を追い出す

●利用作用

のある食材をプラスします。

 

水滞体質の人や犬は「体が冷えている」ケースも多いため
身体を温める食材も積極的に摂るようにします。

 

たとえば…

 

●緑豆

 

は、むくみを取り体の余分な熱を取る作用があるとされています。

 

そのため、私は個人的に「緑豆春雨」を使うことをお勧めしています。

 

緑豆の「体の熱を冷ます成分」は皮にあるとされているので
緑豆のでんぷん質を使った加工食品である「緑豆春雨」を使い
さらに温かいスープや炒め物として調理することで

「熱を冷ます」

という性質を和らげて取り入れることが可能です。

 

もし緑豆を、体の熱を冷まし、冷やす性質を強める調理法や食べ方で
食べた場合、
もともと冷え体質でもある「水滞」体質の人にとっては
さらに身体を冷やす結果にもなりかねません。

 

そこで調理法を工夫したり、加工食品を上手に活用することで
緑豆の「余分な水分を追い出す」という働きを
冷えがちな体質の人の体にあわせて上手に工夫して取り入れる、という考え方ですね。

 

薬膳では「体質」を重視する、ということは
このシリーズをスタートした段階ですでに申し上げていますが
具体的はこういうことなのです。

 

●体質に合わせて調理法を工夫する
●食材の中でも、取り入れたい薬効にあわせて摂取する部位を変える

 

こう考えると結構薬膳は「深い」です。

 

いかがでしょうか?

 

「へー、薬膳って身近な食材でできる簡単なものだっていうのは
 わかりましたけれど、体質に合わせて本当にいろいろ考えて
 食材をチョイスしたり、調理法まで工夫するんですね!

 なんだか漢方薬を入れてぐつぐつ煮るっていうイメージから
 随分考えが変わりました!」

 

そんな風に思っていただければ幸いです。

 

さて、水滞体質解消のために重要なもうひとつのポイント
脾、肺、腎の働きを正常にするために
この3つに「気」をめぐらせる食材、についてですが
今日は結構長くなったので
次号で引き続きお話ししようと思います。

 

本日は以上です。

 

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ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 


 

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