フィラリアについてよくある【誤解】を解く~犬の害虫対策(1)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、ここからは「フィラリア投薬開始シーズン」ということで
犬を害虫から守ると言うテーマでお届けしていきます。

 

私が住む北海道札幌市では、だいたい5月くらいから
フィラリアのシーズンですよ、という動物病院からのハガキが届くの多いです。

 

暖かいエリアにお住まいの方は、
すでにフィラリア投薬開始シーズンが始まったと言う方もいらっしゃいますし
ダニの予防もそろそろ気になり始める、と言う方も多いと思います。

 

そこで今日は、はじめに
「フィラリアについてよくある【誤解】」についてのお話を
していこうと思います。

 

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●そもそもフィラリアって一体何なのか?

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一般的に「フィラリアの予防を」と言う言い方を良くしますし
「フィラリアの予防薬」といういい方も多く耳にします。

 

…ところで、そもそもフィラリアってどういう病気なんだろう?

 

ここから話をスタートしようと思います。

 

フィラリアは、一言でいうと「寄生虫」です。

 

中間宿主であるトウゴウヤブカに刺されることによって
【ミクロフィラリア】というフィラリアの幼虫が
犬の血中に侵入します。

 

このフィラリアの幼虫が成長すると
犬の心臓の右心室に住みつきます。

 

考えたただけでもかなり気持ち悪いですが
実際の画像をご覧になりたいですか?

 

…。

 

一応、写真のリンクはご用意しています。

 

ただ、かなり気持ち悪いので、
心臓の弱い方は見ない方がいいですよ。

 

間違ってクリックしてしまわないよう、
間隔をあけてあります。

 

https://www.119pet.com/momo.photo/firaria2.JPG

 

はい!結構というか、かなり気持ち悪いですね!

 

 

「こんなもの見せてひどい!」

 

と思われた方もいるかもしれませんが
わざわざ写真をご紹介したのには理由があります。

 

人間はショッキングな画像を観ると、それが印象に残ります。

 

「うわ、うちの愛犬がこんな風になったら絶対やだな!」

 

そんな風に思っていただくことで
ここから先のお話もスムーズに頭の中に入って行きやすくなるかと思い
敢えてご紹介させていただいた次第です。

 

話を「フィラリアは寄生虫である」と言うことに戻しましょう。

 

蚊に刺されることで、犬の血中にこの「フィラリアの幼虫」が入ることは
既にお話ししました。

 

この幼虫…ミクロフィラリアは放っておくと
どんどん犬の体の中で成長します。

 

そして、放置し続けた結果が先ほどご紹介したような
写真になるというわけです。

 

考えるだけだけでもかなり気持ち悪い話になりますが
自分自身の心臓に、ああいうそうめんみたいな虫がぎっしり詰まってしまったら…。

 

当然ですが、全身に血液を送り出す役割を果たす「心臓」の機能に
不具合が生じます。

 

ところでこのフィラリアにはもうひとつ、怖い特徴があります。

 

というのは、ミクロフィラリアが体内に侵入して
すぐに症状が出るというわけではなく、
多くは数年が経過してから症状が現れるケースが多いです。

 

つまり、寄生に気が付かず放置してしまうと
水面下でどんどん虫が成長し
症状が出てきたときにはすでに重症、手遅れという場合が少なくありません。

 

フィラリアというと「ああ、あの蚊の病気ね」と言う方は結構多いですが
実際にこれが寄生虫によるものであるとか
どのように進行するのか、というところまでは
あまり詳しく知らないな、という飼い主さんも多いです。

 

激しい運動をしわけでもないのに呼吸が荒くなる、
息が浅く速い、咳をするなどが症状の出始めです。

 

「うちの犬、もう年だからそういうこともあるのかな」

 

と言う感じで見逃してしまうと、次に

 

●食欲不振
●嘔吐
●重度の貧血
●腹水がたまる
●血尿が出る

 

といった重篤な症状が現れてきます。

 

そして、最終的には心臓、肺、肝臓、腎臓などが機能不全に陥り、
苦しみながら犬が亡くなる、ということが
起こってきます。

 

このメルマガをお読みいただいている読者の皆さんは

「愛犬の健康管理」

について意識の高い方ばかりですので
フィラリア時期の投薬については皆さん、
スケジュール通りに行われている方ばかりだと思います。

 

「そうだよ!投薬は当たり前じゃないか!!
なのに何故、投薬せず放置した場合の話をあえてするんですか!
いやがらせですか?」

 

 

まあ、ここまで思う方はあまりいないと思いますが
今回何故、こういうお話を敢えてしたかというと…。

 

折角ご縁があってこのメルマガをお読みいただいている●●さんには

 

「フィラリアの投薬が、どういう働きでどう犬を守るのか?」

 

と言う一歩突っ込んだ部分まで知っていただくことで
フィラリアに関する【安心材料】となる知識をお届けしたいと
私自身が考えているからです。

 

どんなことでも【背景】を知ると安心できます。

 

迷った時の判断材料にもなるでしょう。

 

そのため、敢えて今回は

 

「フィラリアとはどういうものか」

「何がどうなって、どういう症状が起こるのか」

 

と言う部分をお話しした次第です。

 

「ふーん、フィラリアって蚊が何か持ってくる病気、と言う認識だったけど
実際には寄生虫なんですね。

しかも成長した虫が心臓に溜まるなんていやですね…でも仕組みは分かりました」

 

 

そんな風に思っていただければ幸いです。

 

 

では、そんな重篤な症状を起こすフィラリアに対し
私たちが定期的に行う「投薬」はどのような効果を発揮するのでしょうか?

 

 

この「投薬が何に働きかけるか、その仕組み」について
次号で引き続きお話ししようと思います。

 

 

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 


 

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