犬の胃腸をサポートする(2)ツボの話


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さてここからは、前回のメールでいただいた

「もともと胃腸が強くない犬をどうケアしたらいいか?」

と言うテーマでお話ししていこうと思います。

 

前回お話しした通り、

「食事の限界」

を知ることが重要です。

 

 

生まれつき胃腸が弱い、虚弱体質であると言うケースを
食事の力で

「ものすごく丈夫にする!」

というのはかなり難しい、と言うお話をしました。

 

ただ、ここが重要ポイントなのですが

「難しい=できることが何もない」

ということではない、ということです。

 

 

「意味がいま一つ理解しにくいのですが…」

 

そう言う方もいらっしゃるかもしれないので
少し言い方を変えてお話しします。

 

今回は「薬膳」のベースとなっている
「東洋医学(中医学)」の考え方に基づいてお話ししていますが
中医学は基本が

「バランス重視の医学」

です。

 

つまり、体の不調はどこかしら、何かのバランスが崩れているから
起こる、という考え方がベースになっています。

 

胃腸が弱い、と言う場合
これはここのケースで何のバランスが崩れているか?を検証するケースが
考えられますが、

 

●胃腸そのものに元気が無い

●そのため、食べたものを消化、吸収し、栄養として体に取り込む力も不足している

●その結果、体全体が栄養不足になり、元気がなくなる

 

というのが、筋道の一つとして考えられます。

 

つまり、確かに調子が悪いのは胃腸なんだけれど
それにともない、大事な栄養の消化吸収もうまくいかないだろうから
体全体が元気がなく、エネルギー不足の状態に陥っている可能性が高いのでは?

 

こういう視点で考えます。

 

こうなると、胃腸だけの問題、と捉えずに
体全体がエネルギー不足で弱っているかもしれないから
そこも含めてケアしていきましょう、そんな考え方になります。

 

もし胃腸が本当に弱っていて、いろいろな食べ物を受けつけるのが
難しい状態であれば…。

 

とりあえず、今の状態で食べられるものを食べる、という現状を維持しつつ
まずは体全体を元気づけるようなケアを、と言う選択があります。

 

中医学では、こういう体を健康に維持するエネルギーのことを

「気(き)」

という概念でとらえていますが
この「気」を補うツボを刺激するなどですね。

 

消化機能の虚弱に対するツボは以下の通りです。

 

●中かん(ちゅうかん)
●足三里(あしさんり)
●内関(ないかん)
●脾愈(ひゆ)
●陽陵泉(ようりょうせん)

 

ひとつずつ解説していきますが
結構長くなりますので
今日はまず

 

●中かん(ちゅうかん)
●足三里(あしさんり)

 

についてお話しします。

 

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●中かん(ちゅうかん)

胃腸の疾患を治療する際に、よく用いられつツボです。
家庭でのケアの場合は、ちょうど胃の真上辺りにあるツボなので
指で優しくマッサージする、と言う方法を使用します。

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●足三里(あしさんり)

文字通り、足(犬の場合は後脚)にあるツボで
足の陽明胃経に属するツボです。

 

中医学では体は「経絡」と言う見えないルートでつながっていると考えています。

 

足の陽明胃経はそのルートの「名前」です。

 

地下鉄の路線に名前があるように、
(南北線とか、東西線とか)
体の中のどこを経由するルートなのか?というの分かる名前がつけられます。

 

足の陽明胃経という名前から分かるのは
ざっくりと「胃の付近を経由して足を通るルート」と言う感じです。

 

そのため、足にあるツボですが
刺激することで胃腸疾患に効果的なツボとされています。

 

中かんと併用することで、
胃の働きを促し、入ってきた食べものを正常に小腸に送る働きを
助ける効果があるとされています。

 

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上記の2つのツボは「嘔吐」時のケアに良く用いられるツボなので
ご紹介しました。

 

特に「足三里」は胃腸を健康な状態に導くのに有効とされるツボです。

 

*ツボの位置や刺激の仕方については
 ツボの解説が一通り終わった時点で動画などでご紹介出来ればと考えています。

 

私がツボをお勧めする理由は、
自分自身の体に試してみて、結構即効性があるな…と感じることが多いからです。

 

もちろん100%効果的です!というようなことを申し上げるつもりは
さらさらありません。

 

その一方で、自分が体調を崩した際に
薬や病院での治療と併用して
いくつかのツボを温灸で刺激することで
結構効果があるよな…と実感できる体験を何度もしていますので
犬にもこうしたツボの考え方を取りれることは

 

「試す価値がある」

 

と私自身は考えています。

 

ツボマッサージは押す、揉むといった手軽な方法で取り入れることが可能ですし
特別なテクニックも要りません。

 

また、副作用の心配も基本的にないので
安心してお勧めする次第です。

 

食事と併用して、
複数のケアを取り入れていただくことで
飼い主さんご自身が得たい結果を得るための助けとなればと思い
ご紹介させていただいています。

 

次号では引き続き、

●内関(ないかん)
●脾愈(ひゆ)
●陽陵泉(ようりょうせん)

についてお話ししていこうと思います。

 

本日は以上です。

 

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 


 

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