香りが犬の心と体を癒す~家庭の薬箱「犬と飼い主さんのためのアロマテラピー」(3)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も

「犬と飼い主さんのホームケアに役立つアロマテラピー」

をテーマにお届けしていきます。

 

前回の記事はこちら。

●アロマで犬の口腔ケアはできますか? ~
家庭の薬箱「犬と飼い主さんのためのアロマテラピー」(2)
https://www.officeguri.com/archives/4760

 

今日は口腔ケアにお勧めの精油を3種類ご紹介していきますね。

 

●ペパーミント
●レモン
●ティーツリー

 

この3種類をブレンド、または単独で水に溶かし
マウスウォッシュを作ります。

 

そのマウスウォッシュを犬の口腔内にスプレーする、
またはティッシュに含ませて
犬の歯磨きの仕上げに使用する。

 

こうすることで、精油の抗菌・殺菌効果が
口腔内の雑菌の繁殖を抑制してくれる効果が期待できます。

 

大切なのは

 

「口の中の雑菌が異常繁殖して、
 口臭の元となったり歯周病を引き起こすのを出来るだけ阻止する」

 

ことです。

 

私たちも歯磨きの仕上げに、マウスウォッシュと呼ばれる
口腔洗浄液で口を漱いだりしますよね?

 

あれと一緒です。

 

 

犬も口の中を歯磨きできれいにしたら
そのきれいな状態を保つために、アロマで口腔内を
やさしく殺菌・洗浄する。

 

そんなイメージでとらえていただければと思います。

 

 

さて、これまでこの一連の連載の中では
読者の皆さんからのご質問にお答えする形で
話を進めてきました。

 

ここからは、

 

「口腔ケアやストレスケア等の他に、
 どういう風にアロマテラピーが犬の役に立つのか?」

 

ということについて、
実際にこれまで私が多くの飼い主さんたちよりお送りいただいた事例で
ご紹介して行こうと思います。

 

こうした飼い主さんたちが送ってくれるメッセージや成果報告が、

 

現在、私がアロマテラピーをより多くの犬と飼い主さんに
知っていただきたいとセミナー活動をする
原動力にもなっていますので

 

少々長くなるかもしれませんが、
お付き合いいただければと思います。

 

 

今でこそ私自身「犬のアロマテラピー」を
専門にセミナーで講義を行ったり
ドッグアロマ製品の開発・販売に携わっていますが、

 

実はこの仕事を始めたばかりの頃は
セミナー活動は全く行っておらず、
「犬用の手作り石鹸」の制作と販売としてスタートしました。

 

犬の肌に優しい石鹸を作るので、
折角なら天然の植物由来の材料で
犬の肌にも優しいもの、という考えで

 

「石鹸にアロマテラピー精油を入れて香りづけをした」。

 

これが私とアロマテラピーの出会いです。

 

当時アロマテラピーについては、
人間向けの専門知識を学び「アロマテラピーインストラクター」という
プロフェッシュナル資格も取得していました。

 

また「ホリスティックケア・カウンセラー」という
ペット向けのホームケア資格を取得する際に
アロマテラピーの犬への使用方法や効果についてはある程度理解していました。

 

そのため、「ラベンダーにはリラクゼーション効果がある」といった
知識だけは持ちあわせていました。

 

しかしながら私の意識はあくまでも、
石鹸の制作・販売という仕事の性質上

 

「アロマテラピーのスキンケア効果」

 

の部分にフォーカスしていたのです。

 

 

ところが…。

 

 

実際に販売を始め、
全国の石鹸ユーザーであるクライアント様から届きはじめた
フィードバックのメールには驚くべきことが書かれていたのです。

 

「シャンプーが苦手な我が家の犬が
 ラベンダーの香りで今回はリラックスして
 落ち着いてシャンプーすることができました。

 いつもものすごく嫌がり、緊張して足もがくがくするのに…。

 こんなことは初めてです」

 

「明日、我が家の愛犬は股関節の手術を受けます。
 せめて術前に体をきれいにしてやろうと、石鹸で洗いました。

 

 実際には、犬より飼い主である私自身が不安で押しつぶされそうでしたが
 ふっと石鹸から香ってくるラベンダーの香りで
 私自身の心がほぐれる感じがしました。

 ありがとうございます」

 

 

石鹸の使い心地が良かった、

泡切れが良かった、

犬が痒がらなかった、

 

そういった「シャンプー」そのものの
「洗う効果」に対する感想ももちろんたくさん頂きました。

 

しかしながら、それと同じくらい

 

「香りがやさしくて、犬がいつもよりリラックスしていた」

 

「いつもシャンプーのきつい香りを嗅ぐと、くしゃみが止まらなかった愛犬が
 今回はくしゃみをすることなくシャンプーを終えることができた」

 

「愛犬の体からほんのり香りラベンダーの香りに
 私自身が何だか優しい気持ちになれました…」

 

こんな風に

 

「香り」

 

 

「香りによってもたらされた
 飼い主さん自身と犬たちの心理的な変化や体感」

 

についてのご感想が私の元には次々と寄せられたのです。

 

 

「香りにはこんなにも、人と犬の”精神”に働きかける力があるのか…」

 

 

当時、アロマテラピーのもたらす、そうした

 

●メンタル面への効果

 

には、あまり深い関心が無かった私が
アロマテラピーに対する見方を改めなくては、
これは何かものすごい宝物が眠っているのではないだろうか…と
気が付きはじめたきかっけは、

 

こうした全国の飼い主さんからの、
香りに対する率直な感想だったのです。

 

それまで教科書上で学んだ単なる「知識」としてではなく、
香りが犬たちと飼い主さんの心にもたらす効果について

 

「本当に役に立つ」

「心がリラックスする効果がある」

 

こうした実際の「体験」としてのアロマテラピーを
私は全国のたくさんの犬たち、そして飼い主さんから教えられました。

 

「アロマテラピーには、犬の心と体、両方を同時にケアする”可能性”が
 私の想像以上に秘められているのかもしれない」

 

そう考えた私は、早速身近なクライアントさんに対し
その効果をテスト的に試してもらうことにしたのです。

 

 

 

 

「アロマテラピーでストレスケアができるのであれば、
 是非相談したいのですが…」

 

そんなメールをいただき、
1歳になるM.ダックスHちゃんの飼い主さんのお宅にお邪魔したのは
2007年の夏のことです。

 

当時、M.ダックスのHちゃんは1歳でしたが
新しい家族としてもう1匹、新しい犬を迎えたことがきっかけでストレスを抱え
「不眠症状態」に陥っていました。

 

「なやなか夜寝つけないようで、うつらうつらしたな、と思うと
 ちょっとした物音に敏感に反応するようになってしまったんです。

 

 しかも、物音に反応して起きるとき
 ”ガルル!”と明らかに威嚇するようになりました。

 

 リラックスして深い睡眠を取れていないみたいです。

 

 そのせいか、最近頻繁に胃液を吐くようになり獣医さんに診せたところ
 ”胃酸過多”という診断で、今お薬を飲んでいるんです…」

 

 

「もしアロマで、すこしでもこのストレスがほぐれて緊張がゆるんだり
 ゆっくり寝られるようになればと思って…」

 

そこで私は持参したアロマテラピー精油のボトルをいくつか取りだし
Hちゃん自身に自分で香りを選んでもらうことにしました。

 

「犬自身が香りを選ぶ」

 

と言うと、驚かれる方も多いのですが
実は犬はしっかりと自分の香りの好みを持っており、表情豊かにそれを表現します。

 

この時、私がHちゃんに嗅いでもらったのは

 

●ラベンダー
●クラリセージ
●オレンジスイート
●カモミール・ローマン

 

の4種類でした。

 

 

クラリセージはHちゃん自身が「これは嫌い」と顔をそむけたので除き
「これは好き!」としっぽを振って瓶を舐めそうな勢いで反応してくれた
ラベンダーとオレンジスイートの2種類をこのケースではチョイスしました。

 

 

そしてブレンド精油を作成し、
就寝時にディフューザーを使って部屋に香りを香らせてください、とお願いし
Hちゃんの家を後にしました。

 

数日後、Hちゃんの飼い主さんからメールをいただきました。

 

そこに書かれていた内容は…。

 

 

「諸橋さん、驚きです!!
 あれだけイライラしていたうちのHですが、
 ラベンダーと、オレンジ・スイートの香りを嗅がせたら…。

 

 何とすやすや眠るようになったんです!!」

 

 

「しかも嬉しいオマケが…仕事が忙しくて
 イライラのピークに達していた私と夫も
 ラベンダーの優しい香りを嗅ぐうちに、
 気が付いたらぐうぐう寝ていたんです!

 

 こんなに心地よく眠れたのは久しぶりです~( ´艸`)」

 

 

これには私自身が驚きました。

 

 

まさかこんな分かりやすい形で、
しかもこんなに早く効果が現れるとは思っていなかったのです。

 

そしてお話を詳しくうかがってみると

 

「先住犬であるHに”ちゃんと見ているし、
 大事に思っているよ”とコミュニケーションを
 意識してするようにした」

 

「アロマの香りを嗅がせながら簡単なマッサージをしてみた」

 

といった飼い主さん自身の工夫がありました。

 

 

つまり、アロマテラピー自体にも、成分的に

「リラックス効果」

「中枢神経への鎮静作用」

が科学的に認められている成分が含まれていることが事実ですが…

 

マッサージやスキンシップなど、
飼い主さん側からの積極的なコミュニケーションと併用することで
アロマテラピーはより大きな効果を発揮できる可能性がある、
ということが分かったのです。

 

こうした素晴らしい効果が期待できるのであれば、
できるだけ多くの人に知ってもらいたい…。

 

そう考え、ドッグアロマとマッサージのセミナーをスタートさせ、
メルマガでも、季節や悩みに合わせた
アロマテラピーケアの取り入れ方をご紹介するようになりました。

 

 

そうすることで

 

「先日、長年介護をしていた愛犬が亡くなりました。

 諸橋さんのメルマガに出会って、寝た切りの犬でも
 アロマのマッサージをしてあげることで
 心地よい気分にさせたげる事ができると知り
 ラベンダーのマッサージオイルを早速作って
 毎日マッサージしてあげました。

 

 アロマのことを知らなかったら、
 我が家の愛犬はラベンダーの香りを一生嗅ぐことも無かったですし
 マッサージの心地よさも知らなかったと思います。

 

 最後の最後でアロマとマッサージに出会えてよかったです。
 ありがとうございます」

 

 

こんな風に、メルマガの内容を実践してみて
介護が必要な犬にこんな風に役立った、というメールも
多く頂戴するようになりました。

 

 

いかがでしょうか?

 

 

 

「アロマテラピーがそんな場面でも役に立つなんて…」

 

そう感じた方も多いのではないでしょうか。

 

癒し、ヒーリング、美容のイメージが強いアロマテラピーですが
現在は人間の医療や介護の現場でも積極的に取り入れられてきています。

 

 

アロマテラピーを介護や終末医療(ターミナルケア)の現場に
取り入れようと言う活動は特に活発で
多くの医師や看護師、介護に関わる人たちが
現在、真剣にアロマテラピーを学んでいます。

 

 

そして何より、アロマテラピーは日常生活の精神的なイライラや
ちょっとした不調の改善に役立ちます。

 

 

また、普段からアロマテラピーやマッサージを取り入れることは
犬の健康管理にも役立ちます。

 

愛犬に元気で長生きしてほしいなあ…というのは
犬を家族に持つ人たち全員の共通の願いだと思います。

 

そのための健康管理は「家庭」が担うウエイトがとても大きいです。

 

例えば食事、運動、ストレスケア、口腔ケアなど
日常的なケアはすべて、飼い主さんにゆだねられていますよね?

 

そうした自宅でのケアの中に

「アロマテラピーという家庭の薬箱」

をひとつ、もし取り入れられるとしたら…。

 

●愛犬の口腔ケアを真剣に考えたい。
 歯磨き後に雑菌が増えるのを防ぐような工夫をしたい。

 

●愛犬の口内・耳のケアを殺菌効果のあるアロマで行いたい。

 

●シニア特有の咳などを、病院の治療と並行して、
 自宅でもアロマでケアしてあげたい。

 

●愛犬の乗り物酔いや吐き気をアロマで緩和したい。

 

●病気や長期間の病気による消耗で食欲が無い我が家の犬。
 食欲を刺激するアロマを使って食べる気持ちをおこしてあげたい。

 

●気持ちが高揚するとワンワンと声を出して興奮してしまう愛犬の
 しつけにアロマを活用したい。

 

●留守番時のストレスをやわらげてあげたい。

 

●肉球のカサツキ、ひび割れを自宅でケアしてあげたい。

 

●虫よけなど愛犬の体につけるものに強力な化学薬品を使うのは不安…
 できるだけ自然なもの、アロマで代用したい。

 

●愛犬のトイレ掃除用消臭剤なども、
 犬が毎日使う場所なのであまり強い成分は使いたくない。
 アロマスプレーで掃除ができるのなら安心できそう。

 

こうしたことを、飼い主さん自身が
自宅で実践できるようになります。

 

 

私自身も、自宅の掃除クリーナーはアロマで自作していますし
床磨きにもペパーミントやティーツリーといった
殺菌効果が高く、犬への安全性の高いものを水で薄めて使用しています。

 

香りを楽しむと同時に、殺菌効果で家の中も清潔で
何より安全です。

 

最近は、市販の消臭剤やクリーナーが体に合わず
それが原因で体調を崩す犬の事例も報告されるようになりました。

 

 

そういうものをできるだけ使いたくない、
中身の安全なもので、犬の生活環境を整えてあげたい。

 

そう言う飼い主さんにとってもアロマはお役にたてる場面が多いです。

 

そんなわけで、できるだけ多くの飼い主さんに
アロマテラピーを知っていただきたい、と私自身、願っている次第です。

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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