間違った食事を続けることの怖さ~犬の薬膳を考える(4)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も「薬膳」についてお話ししてきます。

 

まずは前回までの復習です。

 

●薬膳は「その時その時の体の状態」に
 合わせて作る食事の考え方である

 

●難しい調理法や特殊な材料は不要

 

●スーパーに売っているものや冷蔵庫に普通にある食材でOK

 

●食材ひとつひとつに「薬効」があり
 体に対してよい働きかけをする

 

 

これが薬膳の基本的な考え方です。

 

特に

 

「その時その時の体の状態に合わせて食事を作る」

 

というのが、最重要ポイントです。

 

 

ここは一番のキモになる部分なので
必要に応じてメモを取っておくことをお勧めします。

 

 

「う~ん、でも諸橋さん、ちょっとわかりません。

体の状態に合わせた食事ってどういうものなんでしょうか?

逆を言うと、体の状態に
 ”合わない食事”っていうのもあるっていうことですよね?

 

はい、そういう方のために
今日は

 

「身体の状態に合わない食事をするとどういうデメリットがあるか?」

 

を掘り下げて行こうと思います。

 

 

この部分が分かると、
体に合わせて食事を調整する重要性が理解しやすいと思います。

 

 

例をあげます。

 

 

食欲が無くて、体が弱っている犬がいるとします。
胃腸の調子もあまりよくないし、痩せている。

 

こういう場合、

 

「何か栄養のあるものを食べさせて、元気にしなきゃ!
 太らせなきゃ!!」

 

と飼い主さんが焦るケースがあります。

 

 

「栄養のあるもの…脂身のあるお肉やご飯、
そう言うスタミナが付きそうなものを食べさせて
元気にしてあげよう!」

 

…。

 

ここで●●さんにお聞きします。

 

果たしてこういう食事は、
胃腸が弱っている犬に合っているのでしょうか?

 

 

ちなみに過去、実際にこういう悩みを抱えた飼い主さんが
犬の食が細い、食べない、と言うのを心配して

 

「ドライフードにチーズをかけると食欲が増すから
チーズをかけてあげています!」

 

と言う方がいらっしゃいました。

 

 

確かに、チーズをあげるとその犬は一時的に食欲が増し
食事をいつもより多く食べます。

 

 

そのかわり、数時間後には必ず吐いてしまうそうです。

 

 

ちなみに、
これはチーズが胃に悪いとかそういう短絡的な話ではありませんので
誤解の無いようにお願いします。

 

 

むしろ、チーズと一緒にいつもより多めの食事を取った際に
受け付けられない胃腸の状態に問題がある、と
考える方が、より問題解決の近道になります。

 

 

もしこれが「薬膳」に基づいた考え方で食事を調整する場合、
まずが弱っている胃腸が
受け入れやすい方法での調理法を選択することになるでしょう。

 

次に、胃腸が正常に働けるように助けとなる食材を選ぶことになります。
多くの場合、淡泊な食材を選ぶことになります。

 

 

例えば、同じ鶏肉でも脂身の多いもも肉ではなく
あっさりした胸肉の脂肪を除いた箇所や、ささみなどですね。

 

 

それにプラスして、栄養が上手く吸収できず弱っている体全体に
栄養を補い、滋養するための食材をプラスすることになります。

 

 

ちなみに前回ご紹介したメールで取り上げた
飼い主さんからのメールは、
まさにこうした「薬膳」の考え方をすべて取り入れて実践された事例です。

 

 

●胃腸が弱っているときの薬膳食事例:
https://www.officeguri.com/archives/4948

 

 

弱った状態の犬の胃腸が受け容れ易い状態の食事を整え
体調改善に役立てていただくことができた事例です。

 

 

そのときに、犬が受け容れ易い状態で
食事を整えてあげる、ということが重要なんですね。

 

 

いかがでしょうか?

 

チーズを使って食欲増進を図っていた飼い主さんも

 

 

「犬の食べる量を増やしたい、少しでも太らせてあげたい。
元気にしてあげたい」

 

 

という愛犬を思う気持ちは一緒です。

 

 

ただ、

 

 

「その時の犬が受け容れられる状態で
食べさせてあげることの重要性」

 

という、ただ1点をご存知無かったために
得たい結果を得るまで、遠回りをしたり
悩んだりする結果になってしまっていました。

 

(ちなみにこの飼い主さんも現在、愛犬の体調に合わせた
食事の考え方を学ばれ、食事の問題を解決されています)

 

 

 

ここでちょっと想像していただきたいのですが…。

 

 

折角犬に良かれと思って食べさえていた食事が
実は却って犬の体の負担になっていたとしたら、
それはすごく残念なことではないでしょうか?

 

 

 

本質的な問題は【A】にあるのに
【B】と言う部分に一生懸命アプローチしていた。

 

 

それで別に特に目立った効果が無い、というのであればまだいいのですが
却って犬にとって負担になったり
体調を悪くする原因になってしまったりすると
それはとても嫌なことですよね?

 

 

その点で、繰り返しになりますが、「薬膳」では

 

「その時その時の体の状態に合わせて食事を作る」

 

というのが最重要ポイントとなります。

 

その状態を把握するためのチェックポイントが
きちんと明確にされています。

 

そのチェックポイントを確認するだけで
現在の犬、そして飼い主さん自身の状態が確認できるよう
理論も確立されています。

 

そのチェック方法も決して難しいものではありません。

 

誰でも簡単にできる方法です。

 

犬、飼い主さん自身の体の状態を知り
それに合わせて食事を調整する重要性はご理解いただけたでしょうか?

 

 

今日はここまでです。

 

次号でも引き続き、薬膳の
基本的な考え方について解説していきます。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 

 

■追伸1:

 

そういえば、韓国ドラマで「チャングムの誓い」ってありましたが
見てた方いますか?

 

 

あの中で主人公・チャングムの親友が
王様の側室になって妊娠するんですが

 

「風熱(現代でいう高血圧)」

 

と言う体質なのに、悪い人に命を狙われて
わざと高血圧が悪化するような食事を出されるシーンがあります。

 

栄養があって高カロリーな食事をどんどん出され
一見、お腹の赤ちゃんにいいように、みえます。

 

なので、陰謀ははじめのうちはバレないのですが
そこを医学と食事の両方の知識があるチャングムが

 

「高血圧の妊婦がこういう食事をとるのは危険だ!
誰かが親友の命を狙っている!」

 

と気が付いて、
犯人を追及し淡泊な食事に変えるよう指示を出す、
というシーンがあります。

 

「食事を悪用する人間は絶対に許さない」

 

と敵に宣戦布告もします。

 

これがかなり、カッコいいです。

 

薬膳がかなりベースになっているので
食事の重要性も勉強になって、いいですね。

 

体に合わない食事と言うのは怖いな、というのも実感です。
暗殺の道具に使われるくらいですから…。

 


 

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