犬のお灸(6)~お灸を避けた方がいい場合もある。


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も「犬のお灸」をテーマにお話ししていきます。

 

今日は「お灸を行う際の注意点」についてお話ししようと思います。
ご質問のメールをいただいたので
そちらへの回答という形でお届けします。

 

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いつもメルマガで勉強させて頂いております!
諸橋さんには沢山の情報を惜しげもなく
お伝えして頂いて本当に感謝しています。

以前のメルマガでお話頂いてからずっとお灸が気になっており
先日ついに棒灸を手に入れました。
なのに何故か使う気になれませんでした。
そんな時、ありがたくも再度お灸について取り上げて下さったので
思い切ってご質問させて頂きます。

お灸を避けた方がよい疾患、体調を教えて頂けるとありがたいです。

我が家には3匹犬がおりますが、関節リウマチや吐き戻しが多い子、
体温が40℃越えの子と様々です。

体調の安定している時がよいのでしょうが全員シニア犬ですので、
なかなかそうもいかずお灸を使う前に躊躇してしまい
タイミングを外しまくっております。

食事の前後など、以前教えて頂いた以外に避けた方がよい場合がありましたら
教えて頂けると嬉しく思います。

これからメルマガを楽しみにしております!

(あけさん)

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あけさん、ありがとうございます。

お灸について避けた方がいい場合については
過去にこのメルマガでご紹介した通りです。

 

今回は、「お灸について知るのが初めて」と言う方も
多くいらっしゃいますので
まず基本の注意事項をご紹介した後
あけさんのケースでは、私であればどのように考えるか?について
お話ししようと思います。

 

【犬にお灸を行う際の禁忌事項】

●急性炎症のある個所は避ける

・腫れている
・赤味を帯びている
・熱を持っている
・痛みを伴う

このような箇所はお灸を行わないでください。
悪化させる可能性が高いです。

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●傷のあるところ

・擦り傷
・切り傷

このような傷のある箇所へのお灸は避けましょう。
また、できものができている箇所も同様に避けましょう。

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●眠気が強い時、疲労感が強い時

あまりに疲れている、眠い、というときは
体を休ませることが優先です。
こういう場合は睡眠をとって疲れを取ってからお灸を行うようにします。

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●強い空腹時、または満腹時

空腹時のお灸は、体を疲れさせると言われています。
また、お腹がいっぱいのときはお灸をすることで
消化活動の妨げになると考えられているため避けるようにします。

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●妊娠初期の「三陰交」への強い刺激は禁止

「三陰交」と言うツボがありますが
妊娠して間もない場合は使用を避ける禁忌のツボとされています。
妊娠中の犬の場合、このツボへのお灸は避けます。

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●犬が嫌がる場合は無理に行わない

これが結構大事なポイントです。
体に良いから!と犬が嫌がるのを無理に行うと
却って犬のストレスになります

こういう場合は時間をかけて慣らしていくか
どうしても犬がお灸を嫌がって受け容れられない場合は
別の選択をする、という賢明な判断を早めに下すのがお勧めです。

どんなに体にいいことでも、それを受け入れる側が嫌だ、と感じるのでは
効果が半減するだけでなく
精神的な負担が却って健康に影響するケースもあります。

嫌がる場合は「思いきって辞めて、別の選択肢を考える」という
柔軟な発想で取り組むのがお勧めです。

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基本的な注意事項は以上となります。

さて、ここからあけさんのケースに話を戻そうと思います。

メールを拝見した限りでは
何が原因で吐き戻しや高体温なのか?までは把握できませんので
まず自宅で試すのであれば、という選択肢をご紹介しようと思います。

まず体温が高い場合でそれが「発熱」と言う場合は
お灸はお勧めしません。

理由は、例えば風邪をひいて熱がある際に
お風呂に入らないのと一緒です。

お灸によって体がポカポカと温かくなるのは
熱の無い、健康な状態であれば心地よく感じられますが
体に炎症が起こって発熱している状態であれば
逆に疲れてしまう可能性もあります。

 

発熱など体調がいま一つ、と言う際に
もしお灸を使ってみたい場合は
東洋医学の治療実績のある獣医師に相談するのがお勧めです。

最近は、鍼灸を取り入れる動物病院も
少しずつ増えています。

こうした病院で「現在の体の状態とそれに合ったツボ」をチェックしてもらい
そこに自宅でお灸を据えていいかどうか?を相談してみると
適切なアドバイスが受けられます。

 

私の場合、基本的に犬の体調が悪い場合のホームケアは
その分野に専門知識のある獣医師と良く相談して決めています。

 

近所のかかりつけの先生で、代替医療の専門家がいない場合は
有料で電話相談などを行ってくるれる先生に相談し
アドバイスを受けたりもしています。

もうひとつ、体調が安定しない犬で
お灸を行うにはちょっと躊躇してしまう、と言う場合、

●ソフトな指圧

から試してみるのもお勧めです。

 

指圧であれば、犬が心地よく感じているか
それとも痛いのか?を犬の様子をチェックしながら行えます。

 

また、指圧の場合、基本的にツボを指で押すだけなので
(小型犬の場合は綿棒などを使って刺激するのもお勧めです)
気軽にできます。

指圧の際は、指をツボに対して垂直に当て、
指を曲げずに押すのがポイントです。

はじめはゆっくりと押していき、
少しずつ力を加えるようにします。

指圧の場合は一カ所15秒~60秒くらいの時間で押します。

指圧もお灸も大切なのは「ツボ」を刺激し
その刺激が経絡を伝わって、弱っている体の箇所に届き
元気にすることです。

指圧をしてみて、犬の体がそれを心地よく受け容れてくれるのであれば
まず指圧で慣らしてみる。

その後、徐々にお灸も併用してみる、と言う方法で
少しずつ移行してみてはいかがでしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。

お灸についてのシリーズは今日で一旦終了します。
次号よりまた、別のテーマでお届けしていきます。

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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