漢方薬を使えばホリスティックケアなのか?


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

さて、今日も引き続き

「ホリスティックケア」

とは本来どういうものなのか?というお話をしていこうと思います。

 

前回の記事はこちら。

●犬のホリスティックケアに興味のある方へ
https://www.officeguri.com/archives/5324

 

ホリスティックケアというと

・ハーブを使ったセラピー
・アロマセラピー
・犬の鍼灸

といった、いわゆる「代替医療」と呼ばれるものを
思い浮かべる方が多いと思います。

 

ただ、これらはあくまで「手段」であると
私自身は考えています。

 

言い換えると、

「アロマを使ったからホリスティックケア」

「ハーブを使っているからホリスティックケア」

という風には、単純には言い切れないのでは?と
私が個人的に考えている、ということですね。

 

ただ、現在は「ホリスティックケア」という言葉は
一種のブームになっています。

そのため、ハーブ療法=ホリスティックケア、
アロマセラピー=ホリスティックケア、という風に考えられがちです。

 

ここで大事なのは、こうした「手段」である
ハーブセラピーも、アロマセラピーも

●ホリスティックな考え方に基づいて使用されない限り

ホリスティックケアとは言えないケースもある、ということですね。

 

このメルマガをお読みの読者の方の中には
アロマや鍼灸といった代替医療を上手に活用して
愛犬の健康増進に役立てよう、という飼い主さんが大勢いらっしゃいます。

そうした方たちが、家庭でそれらのケアを
より効果的に、最大限に活用して
愛犬を元気で生活させるために役立てるために

●ホリスティックケアとはそもそもどういうものか?

をお話しすることが
お役に立つと考え、今回このテーマを選んだ次第です。

 

では、具体的にはどういうことか?

 

これを、私自身の体験に基づいてお話ししていこうと思います。

 

——————————————————————

●漢方薬を使えば、それは「漢方的考え方」に基づいたケアなのか?を
 考える。

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数年前に、私は風邪をひいて体調が悪くなり
病院にいくことになりました。

 

ただ、さほど深刻な症状ではなく
どちらかというとちょっと余裕があったので
せっかくなので近所で漢方を全面に打ち出している
クリニックに行ってみようと思い
調べて行ってみることにしました。

 

行ってみると、待合室の雑誌は「漢方」という
マニアックなものだったり
流れているテレビも「漢方とは何か?」をアニメで説明するものだったり
漢方が全面に出ているクリニックでした…。

 

ただ…。

 

処方する薬自体は「漢方薬」なのですが
その薬の選び方は、漢方薬を掲げていない病院と全く同じものでした。

 

つまり、

・鼻水が出る→漢方薬A
・のどが痛い→漢方薬B
・咳も出る→ 漢方薬C

という形で、「症状から逆引きして薬を決める」という方法です。

 

これは単純に、一般の病院で

・鼻水が出る→薬D
・のどが痛い→薬E
・咳も出る→ 薬F

という風に、症状からそれを抑えたり、緩和する薬を処方されるのと同じです。

 

つまり、処方される薬が一般の薬から漢方薬に置き換わっただけ、ということですね。

 

なのでこの場合、「漢方による診断」によって「漢方薬が処方される」のではなく
「一般的な西洋医学的な診断」に基づいて「漢方薬が処方される」ということになります。

 

ここで●●さんにお聞きします。

 

もし漢方といった東洋医学が「ホリスティックケア」に分類されるとしたら
私が風邪をひいたときに、このような方法で漢方薬を処方されたことは
はたして

●ホリスティックケアと言えるのか?

●それとも一般的な医療を受けて、たまたま処方された薬が漢方だったに過ぎないのか?

どっちなのでしょうか?

 

ここで誤解していただきたくないのは
私はこのような診察や漢方薬の処方に別に不満を持っている訳ではありません。

 

複数の生薬のエキス剤である顆粒状の漢方薬は
単一の成分を抽出または合成した一般薬より
複雑な成分を含むため、
それらが上手くけん制、または中和しあって
私の体に対してはおだやかに作用してくれる、というメリットがあります。

 

そういう薬を選びたい、試してみたい、という場合は
漢方薬を処方してくれるクリニックを訪ねるのは一つの選択です。

 

(そして感染症で痛みがひどい、などの重篤な症状の場合は
迷わず抗生物質をがつん!と出してくれる病院を選び
そこに行きます。こういうケースは短時間で効果を出してくれる薬の助けが必要だからです)

 

一方で、これが「ホリスティックケアなのか?」と聞かれれば
そこには疑問が残ります。

 

何故なら、ホリスティックケアというのは
その語源が

●Holos(ホロス)=全体

というように、生き物の体を文字通り「全体のバランス」で見る考え方だからです。

 

そこには、もちろん不快な症状を示している場所への注意深い観察やケアも含まれますが
さらに一歩踏み込んで

・精神
・生活環境
・体の他の場所のバランスの崩れがないかどうか?

なども考える視点を含みます。

 

そこまで考えて、ではこういうケアをしましょう、と
そこで初めてハーブだったり、鍼灸だったり、アロマセラピーといった「手段」が登場するのです。

「手段」と「ホリスティック的な考え方に基づいたケア」の違いは
何となくご理解いただけたでしょうか?

もし今回の話が何となく気になる、もっと理解を深めてみたい…という場合は
こちらの書籍が参考になると思いますので
最後にご紹介しておきますね。

●人はなぜ治るのか増補改訂版 [ アンドルー・ワイル ]

人間の治癒に関する書籍ですが
犬も私たちと同じ生き物ですので、参考になる個所が多いです。

本日は以上です。

次号では「ホリスティックケアに基づいて、漢方薬を処方された事例」をご紹介します。

この2つを対比していただくことによって

「そうか、ホリスティックケアってそういうことなんだな」

ということをご理解いただきやすくなると思います。

楽しみにしていてくださいね。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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