犬に特に大事な栄養素、ではなく、栄養はすべて大切→その理由


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

さて、今日も引き続き

「犬に特に大事な栄養素、という考え方ではなく、
 栄養はすべて大切なので、いろいろ食べて偏りがないのがお勧めです」

というテーマでお届けしてきます。

 

前回の記事はこちら。

●犬にとって特に大事な栄養素は?→どれも大事です
https://www.officeguri.com/archives/5553

 

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●犬の食事で特に重点的に補った方がいい栄養素はありますか?

●栄養バランスが大事といわれますが、
 特にこれとこれだけは!という特に重要な栄養素があれば知りたいです!

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このようなご質問を多く頂戴しますが
結論から言うと、

「栄養素はどれも大事です」

別の言い方をすると
特定の何か特別な栄養素さえ押さえておけば
あとはOK!というほど単純な話ではない、ということです。

 

今日は、そのことをわかりやすく理解するのに
手助けになる話を一つご紹介しようと思います。

●●さんは

●コラーゲン

という成分の名前を聞いたことはありますか?

 

女性の美容の世界では
肌の張りを保つのに大事な成分ということで注目されていますし
最近は栄養ドリンクでも

「コラーゲン入り」

というのがコンビニなどでも結構売っています。

 

このコラーゲンは、もちろん犬の肌の健康を保つ上でも必要ですし
真皮、靱帯、腱、骨、軟骨など体の組織を作るうえでも
大切な物質です。

 

 

「そうか!じゃあ犬の健康のためにはコラーゲンが大事なんですね!
 ではコラーゲンを意識した食生活をしたいので
 コラーゲンが豊富な食材を知りたいです!」

 

 

…。

 

 

ちょっと待ってください。

 

 

話は実はそう、単純ではありません。

 

実はコラーゲンは、食事から摂取しても
最終的には

●アミノ酸

という小さな単位まで消化で分解されて
はじめて体内に吸収されることが知られています。

 

この「アミノ酸」の大きさまで分解されると
既にコラーゲンだった頃の性質は失われています。

 

つまり、コラーゲンを食べても
体に吸収される時点ではコラーゲンはコラーゲンとしての性質を失っている、ということです。

 

(そもそも、コラーゲンは消化・分解がされにくい物質で
食事から摂取しても吸収率が悪いという指摘もあります)

 

ここまではOKでしょうか?

 

では体に必要なコラーゲンはどのようにして体に供給されるのでしょうか?

 

答えは

「必要に応じて体の中で作られる」

です。

 

つまり、コラーゲンを一生懸命摂取しても
そのまま体内でコラーゲンとして働くわけではない、ということですね。

 

最近は低分子コラーゲンといった
消化吸収されやすいコラーゲンも登場しているようですが
コラーゲンのもとになるアミノ酸を体に供給するという意味では
普通に鶏肉を食べるのでも十分に意味があります。

 

今日のポイントをまとめます。

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●特定の栄養素や成分が注目されても
 その栄養素が、そのままの形で体に吸収されるとは限らない

●特定の栄養素や成分は、必要に応じて体が作っているケースも多い

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「体にいいと思って食べても、”そのままの形”で体に吸収されるわけではない、
 という成分も存在するっていうことですか!!!」

 

はい、そのようにご理解いただければと思います。

 

ちなみにコラーゲンの合成には「ビタミンC」が欠かせません。

 

ビタミンCが不足すると、コラーゲンの合成に必要な物質を
体内で合成できなくなり、
結果コラーゲンが合成できなくなります。

 

「じゃあ、犬の食事には肉と一緒にビタミンCですね!」

 

となりそうですが
(もちろんそれでもいいのですが)
犬の場合は自分の体内でもビタミンCを合成できます。

 

なので、あまり心配しすぎなくても大丈夫です。

 

このように、栄養について

・どのように体で消化吸収されるのか

・体内でどのように合成されるのか?

を見ていくと、単純に何か特定の成分を摂取することが
ダイレクトにその成分を体の中に「増やす」ということと
イコールではないことがご理解いただけるかと思います。

 

また、コラーゲンの合成にビタミンCが必須、という関係のように
この成分の合成には他の栄養素が必須、といった
相互関係が栄養同士にはたくさんあります。

 

だから、栄養素は

「どれも大事」

なのです。

 

このような理由から、色々なものを偏りなく食べることが
結果として体に必要な栄養素を補うための
ベストな方法だと、私自身は考えている次第です。

 

栄養素同士の相互作用は無限大といわれており
すべてを把握するのは不可能とも言われています。

 

それであれば、ヒトも犬の祖先も
これまで色々なものを食べて今まで生きてきたわけですから
偏りなくいろいろなものを食べることが
栄養素の欠乏などを防ぐリスクヘッジになる、というのが
私自身の考え方です。

 

なので手作り食を現在されている方で
犬も元気だし、健康診断でも元気だというお墨付きをいただいている!という場合
安心して、今のままの手作り食を続けていて大丈夫ですよ、というのが
今回お伝えしたいことです。

 

不安になりすぎず、食事作りを楽しんでくださいね。

 

本日は以上です。

 

 

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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