犬の薬膳を通して「体全体を見る」重要性


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

さて、前回のメルマガでは「犬の体の状態に合わせて食材を選ぶ重要性」について
お話ししました。

●食べ物の「効果」だけを見て、
 それが犬の体に合っているかどうか?を見ないのはもったいない!
https://www.officeguri.com/archives/5664

 

今日はそこから一歩深く進んで、

「薬膳を学ぶことを検討中の飼い主さんに、
 薬膳を学ぶことで見えてくる、その先」

についてお話ししようと思います。

 

薬膳というのはもちろん体を健康にするために役立つ食事法ですが
そのベースには「東洋医学」という、
体全体の健康を広い視野で見つめる独自の考え方があります。

 

東洋医学のどこが独特なのか?というと、
ひとつは

●整体観念(せいたいかんねん)

という考え方です。

 

整体観念というのは、

「動物も人間も自然の一部であるから、気候などの自然環境に調和して
 日が昇れば活動し、陽が沈むと休むという風にするのがよい」

という古代中国の考え方がベースになっています。

 

そこから派生して、

「生物の体も、内臓や組織がばらばらに活動しているのではなく
 臓器と臓器、組織と組織などがお互いに影響し合い、調和し、
 バランスを取り合っている。

 なので、生き物の体全体が調和し、全体として正常な生理機能を保っているのが良い」

という考え方が生まれ、それが「東洋医学」と呼ばれる
独特の医学の考え方のベースにもなっています。

 

これを「身体の統一性」などと言いますが
この考え方は、これから薬膳を学ばれる飼い主さんにとって
重要な考え方ですので、今日はこれについて詳しくお話ししていきます。

 

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●薬膳を通して「体全体」を見られるようになるために

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現代医学では、例えば皮膚がかゆい、というと
塗り薬が出てきます。

皮膚で問題が起こっているので、皮膚でのトラブル、という風にとらえるんですね。

もちろん、かゆみはつらいものですし、そのかゆみを止める、ということは大切です。
特に犬の場合、掻いてはダメだよ、といっても通用しないですし
それで皮膚を掻き毟ってしまい、トラブルが悪化するなどのケースもありますから
かゆみ止めそのものは重要です。

ただ、かゆみは一時的に止めることはできても
そのまま自然治癒するケースもあれば、長引くケースもあります。

 

長引いて悩んでいます、という飼い主さんも多くいらっしゃいます。

 

ところで、東洋医学では面白いことに
例えば皮膚と毛のトラブルであれば

「肺の機能が低下し、皮膚や毛などを潤す作用が弱っているのでは??」

という視点でも考えます。

 

「え?何で皮膚トラブルに肺が関係あるのですか?」

とびっくりされる方もいると思いますが、
東洋医学では、肺は「食物」から取り込んだ栄養を全身に送り出し
皮膚や毛を良い状態に保つ働きを担うと考えられています。

 

このあたりは、現代の生理学や代謝学とはずいぶん異なりますが
実際に肺を治療してみたら皮膚の調子も良くなった、というような
臨床経験の積み重ねでこのような考え方が生まれてきました。

 

例えば、皮膚の乾燥とともにもし、

・唾液不足で口の中がねばつく

・鼻や唇が渇く

・のどが渇く

・発熱、微熱

等の症状がある場合、東洋医学では「燥邪犯肺症(そうじゃはんはいしょう)」と言い、
肺のトラブルとして扱います。

 

 

こうした「病気の診断」の場合はもちろん専門の獣医師による判断が必須になりますが
このように

「肺のトラブルが皮膚に現れるケースがある」

ということを飼い主さんが知っていくことには、大きな意味がある、と
私自身は考えています。

 

例えば、上記のような症状でなかなか改善がない場合、
病院に通っていても良い結果がなかなか得られず困っている…という場合、

「東洋医学の視点で肺にトラブルがないかチェックできる
 東洋医学の得意な獣医師にも意見を求めてみようか?」

と新しい選択肢が生まれます。

 

そして、家の中で出来ること…と考えた場合、
薬膳で「肺のケアを行う」という視点も生まれてきます。

このケースでは、

・のり
・昆布
・梨
・卵
・牛乳
・葛(くず)

等の食材が肺を潤し、滋養するものとされていますから
こういうものを取り入れた犬のための薬膳メニューを組みたてることができます。

 

(余談ですが、ペパーミント精油を嗅がせるのも、東洋医学の視点に立った場合
このケースでは理に適っています)

 

同じように、目のトラブルは肝臓との関連が深い、
耳のトラブルは腎臓との関連が深い、といった知識があるだけで
現在、犬の健康問題で何かしら困っている飼い主さんにとって

「状況を打開する、新しい選択肢」

を得られるきっかけになります。

 

犬の健康を守るためには、できるだけ多くの選択肢があった方がいいと
私自身は考えています。

 

行き詰ってしまったら、でもこっちがだめなら、こういう選択肢もあるし
こういう視点で考えたら、できることがまだまだたくさんある!

 

薬膳をきっかけに、そんな風に目の前が開けるような気持ちになれる飼い主さんが
一人でも増えるといいと思い、
私自身は薬膳講座を企画し、薬膳についてお伝えしている次第です。

 

本日は以上です。

 

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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