犬の東洋医学:犬の健康を長期的な視点や体質改善から考えたい方へ


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

今日はさっそく本題です。

最近、昨年Office Guriのオンライン講座を受講されている飼い主さんから
講座の感想やお礼のメールをいただく機会が多いです。

昨日は特に立て続けにたくさんの
メールが届いていたのですが、そのうち1通をご紹介させていただきます。

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諸橋さん、事務局の山口さんこんにちは。

先日は栄養学の個別質問の特典を、
東洋医学・アロマに至るまで様々な視点からご回答いただきありがとうございました。

質問する前から何となくは、特定のアミノ酸のみを利用して
手作りご飯を作ることは難しいと思っていましたが、
今回の前半の動画で理由がしっかり理解できました。

うちの犬が飲んでいるサプリメントの材料は
ニンジン、かぼちゃ、ブロッコリーなど手作りご飯で使っていたような野菜が
ずらーっと羅列されていたので、どこかで手作りを諦めきれない自分がいました。

でも、今回の特典映像を見て、今の食事スタイルを続けていこうと、
前向きに迷いがふっきれました。

後半の動画の、東洋医学・アロマのアプローチだったら、
うちの犬にも試すことができそうなので、少しずつ試していきたいと思います。

まず、もっぱらこの季節電気ストーブの前に座っている
愛犬の背骨沿いをマッサージすることから始めてみました。

Office Guriさんの腎ブレンドのアロマオイルは去年購入済みなので、
ディフューザーで犬も私も香りを嗅いでいます。
また肝・肺向けのオイルにもチャレンジしていきますね。

年末にアロマの講座も申し込ませてもらったので、トータル3つの講座を受講することになりました。

もともと東洋医学・アロマにも興味はあったのですが、
諸橋さんのおかげでさらにどっぷりはまっていきそうな予感です(笑)

長文になってしまい、申し訳ありません、、、
これからもよろしくお願いいたします。

(くるみさん)

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くるみさん、ありがとうございます。
特典動画がお役に立てそうで何よりです。

また何かありましたら、講座の専用フォームよりお気軽にご連絡くださいね。

 

さて、私自身、

●愛犬のための薬膳講座

●ペットのための東洋医学基礎講座

という2つの講座を、ネット環境に接続できればいつでも学べる
『オンライン講座』の形式で提供していますが、
昨年は特に「薬膳講座」に力を入れる場面が多かったです。

 

そういう意味では東洋医学押しですね。

 

特に薬膳に力を入れた理由は、
やはり「食事」というのは毎日のことだからです。

 

口から入る食物は私たちの体にダイレクトの影響しますから
そこに東洋医学の食事療法である「薬膳」の考え方を取り入れることで
多くの飼い主さんと犬たちのお役に立つと考えたからです。

 

実際、昨年だけで薬膳講座は約120名の方に受講いただいていますし、
それだけ「薬膳をはじめとする東洋医学的なケア」に皆さんの関心が
高まってきているのだな、という風に私自身は感じている次第です。

 

一方で…。

 

薬膳の場合もそうなのですが、単純に「この食物はこういう症状に良い」という風に
症状→食材選び、という順番では考えないのが基本です。

 

というか、そういうやり方だと全く効果がないこともしばしばです。

 

その理由は、東洋医学のベースになっている考え方である

●体の状態をまず正確に把握し

●その状態に合わせて、食材を選ぶ、指圧するツボを選ぶ、生活習慣を改める

といった「手段」が決まるという原則があるからです。

 

こうした「東洋医学の原則」を多くの飼い主さんに知っていただくことが
家庭で犬の健康を守る上でお役に立つ、ということを
今回、すでに東洋医学や薬膳を学ばれている受講生の皆さんからのメールで
再確認した次第です。

 

また、「東洋医学を基礎から学べる講座があれば、ぜひ受講したい」
といリクエストも多くいただくようになったので 今回、

●ペットのための東洋医学基礎講座 オンライン版

の、再募集を行うことにしました。

犬の健康を長期の視点で考えたい方、体質改善や日常生活を見直すなど、
根本的な部分にアプローチしたい飼い主さんのお役に立てる講座です。

 

興味のある方はぜひ楽しみにしていてください。

 

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●ところで何故、今「東洋医学」を勧めるのか?

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私はメルマガで結構東洋医学について書くことが多いです。

 

昨年のメルマガのバックナンバーをざっとチェックしてみたところ、
東洋医学関係の記事が7割くらいを占めていました(笑)

 

しかも、東洋医学全般の話から、食事(薬膳)、お灸、ツボマッサージ、
さらには東洋医学アロマという新しいジャンルも
昨年はご紹介を始めましたし、セミナーも開催した次第です。

 

ところで読者の方の中には「なんでそこまで諸橋さんは東洋医学押しなの?」と
疑問に思われた方もいらっしゃると思います。

 

なので初めに、私自身が「東洋医学」を「西洋医学」と併用で、
もう一つの選択肢として持つようになったきっかけとなったエピソードを
ご紹介しようと思います。

 

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●肝臓の数値の異常→「様子を見ましょう」→「様子を見てる間に悪くなったらどうするの?!」

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数年前の話ですが、現在10歳の我が家の黒ラブ;ぐりが
血液検査で初めて引っかかっりました。

 

項目は「肝臓の数値に異常」

 

それまで健康優良児で、血液検査で異常が認められたことなどかなったぐりだったので
私は結構な衝撃を受けました。

 

「それで先生、どうしたらいいでしょうか?」

 

「そうですね、様子を見ましょう。
様子を見て再検査をして、それで数値が上がるようであれば、治療を検討しましょう」

 

…。

 

 

 

 

 

ここで私が反射的に思ったのは以下のようなことです。

 

「確かに数値としては異常ではあるけれど、
 投薬などの積極的な治療を行うほどではない、というのはわかる」

 

「でも、異常は異常。グレーゾーンとはいえ、
 ただ手をこまねていて見ていていいものだろうか?その間にもっと悪くなったらどうするのか?」

 

「グレーゾーンのうちに何らかの手を打って、健康な状態に近づく努力をした方がいいのでは?

 病気になってから治療するよりも、まだ病気の進行が浅いうちに何か手段を講じた方が、
 病気になってから何か始めるよりいいのでは?」

 

こういうことを瞬時に考えました。

 

ただ、病院ではなかなかグレーゾーンなのに
積極的な投薬などもおすすめではない、というの理解できます。

 

また、担当の先生が真剣に考えてくれた結果、
先生にとっては「様子を見る」というのがベストであるから
様子をみましょう、と言ってくれているのもわかります。

 

「わかりました、では3か月後にまた再検査に伺います」

 

そういって私はかかりつけの動物病院を後にしました。

 

そして自宅に戻ってすぐに、何をしたか?
ええ、東洋医学に精通した獣医師のカウンセリング予約を手配しました。

 

「かかりつけの病院では”病気になったら積極的に治療をしましょう”という西洋医学がベース。

でも私には”病気が進行する前にできるだけ健康な状態に近づけるのが得意”な東洋医学という選択肢もある。

だったら東洋医学の視点を持つ獣医師にも相談し、”今できること”があるとしたらやったらいいじゃないか。

きっとできることはあるはずだ」

 

幸いにも私は当時

 

「東洋医学は予防医学に力を入れている医学で犬にも応用できる」

 

「病気になってから積極的に治療する西洋医学も素晴らしいが、
東洋医学という別の選択肢も持ち合わせているので、両方の視点で考えてみると、
何か別の良い方法が見つかる可能性もある」

 

「だったら、できることは全部やってみた方がいいし、
それこそこれが普段、私がメルマガで繰り返し書いている
”AがだめならBがある、BがだめならCがある!”ということじゃないか。

今こそこれを実践するとき」

 

という考え方を持っていました。

 

なので、かかりつけの病院で「今は特にできることはないです」と言われても、
いたずらに不安になったりせずに、 割合冷静でいられたのです。

 

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●肝臓には「××を飲ませる」と数値が改善する犬が多い!?

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さて、東洋医学に精通した獣医師に検査データなどをチェックしてもらい、
生活全般の様子や食事などについても
細かく伝え、アドバイスをもらう日がやってきました。

 

「食事も問題ないし、生活全般の中で特に肝臓に影響しているものもなさそうです。
もしあるとすれば、季節的に××で××だから、そこを気を付けると多分、回復すると思いますよ。

試しに食事に”酢”を混ぜるのをやってみてください。

何故だか私が診察するケースでは、肝臓の数値に異常がある犬は”酢”を飲むと
結構もとに戻るケースが多いです」

 

…。

 

酢ですか!?

 

普通の穀物酢でいいんですか?

 

「はい、高級なお酢を新たに買う必要は全然ないですからね。普通のスーパーに売ってるお酢でいいです」

 

 

…。

 

 

なんか怪しい、と正直その時は思いましたが(苦笑)
それでも「何もしない」という選択肢よりは「酢を飲ませる」という方法があるだけマシです。

 

早速私はその日の晩から、自宅にたまたまあった調理用の「玄米黒酢」というのを、
犬の食事に混ぜて食べさせることにしたのです。

 

少量でいいですよ、言われていたにもかかわらず、

「酢よ!効いてほしい~、肝臓に届け!」

とばかりに結構な量の酢を入れてしまい
犬がむっはむっはとむせて大変なことになるという失敗も最初にしました。

 

(それでもむせながらでも食べるのが、食い意地の張っている黒ラブの根性を感じました)

 

後日、夫に犬の食事の世話を頼んだ際も、やはり酢を入れすぎて犬がむせており、聞けば夫も

 

「いや、ぐりにできるだけ早く良くなってほしくて…
でもこれじゃあ酢飯のすごい奴だよね。ごめんね」

 

と言っていたので、「できるだけ早くぐりの肝臓が正常になってほしい、病気にまで進行しないでほしい」という思いは一緒だったのだと思います。

 

そんな失敗を重ね、犬がむせない量の酢を加減できるようになり、
食事に酢を加えることにも慣れ、3か月が経過しました。

 

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●何が効いたかわからないけれど、3か月後の血液検査の結果は?

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そしてやってきました血液検査の日。

 

結果は…。

 

何と3か月の間に数値は正常に戻っていました。

 

何が効いたか?は厳密にはわかりません。

 

酢が本当に効いたかもしれないですし、酢は本当は全然関係なく、
犬の自然治癒力が肝臓のトラブルに勝っていて 自分で治ったのかもしれません。

 

でも、とにかく結果は「異常無し」でした。

 

このことから私が学んだことは以下の2つです。

 

●一般の病院(西洋医学的な診察と治療を行うところ)で現時点で出来ることがないと言われても
東洋医学の獣医師の視点で見てみると、「病気に進行しないために」「病気になる前」にもできることがある

●そういう「西洋医学」以外の選択肢を持つことで、できることの数が増やせるし、安心できる

 

「安心できる」というのは結構重要です。

 

何故なら「できることはまだある」という安心感が、飼い主さんに冷静な判断をさせるからです。

 

愛犬が突然病気になった際に、驚いて動揺する飼い主さんは多いです。

 

私も鉄の心臓ではないので、やはりびっくりしますし、多少の動揺はします。

 

ただ、その揺れ動いた不安定な精神状態から回復するのは以前と比べて早いと思います。

 

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●西洋医学、東洋医学、一体何が違うの?どっちがいいの?

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「西洋医学がだめなら他の選択肢もある。
 東洋医学があるし、東洋医学の中には食餌療法やマッサージ、ツボの指圧にお灸もある。

 できることはまだまだたくさんあるので、できることをとりあえず全部やったらいいじゃないか」

 

誤解の無いように言っておきますが、私は別に「アンチ西洋医学」でもないですし、
「東洋医学一辺倒!」でもありません。

 

(むしろそういう、これ以外だめだ!とか、お互いに異なる考え方の足を引っ張ったり、
批判したりする考え方の人たちが苦手です)

 

西洋医学には西洋医学のいいところがあります。

 

例えば外科手術。

 

深い血管を傷つけるようなケガをしたなら外科治療で血管を縫い合わせて止血するのがいいですし、
そういうときにツボをおして…とか悠長なことを言っている間に動物が死んでしまいます。

 

こういう緊急時にさっとケガの箇所などを修復できるのは西洋医学のいいところです。

 

抗生物質の使用なども西洋医学の優れたところです。

 

感染症の原因となる細菌をダイレクトに狙い撃ちすることで、多くの人や動物が
重篤な感染症で命を落とさずに済んでいます。

 

西洋医学は「問題が起こっている個所をピンポイントで狙い撃ち」が得意な医学です。
なので特に緊急性の高い症状で、特にその力を発揮します。

 

では東洋医学のいいところはどういうところなのか?

 

東洋医学の特徴は「予防医学」を重視している点です。

 

病気にならないよう、体の調子を普段から整えておく。

 

もし、少しでも調子が悪くなったらその時点で体の状態を健康な方向にもっていくよう治療する。

 

こういう姿勢があるため、東洋医学では

 

「病気が発症してから治療するというのでは名医とは言えない。
名医とは、病気を発症すらさせないよう普段から食事や生活習慣なども含めて
総合的に見ることができる医師のことである」

 

というような厳しい言葉もあるくらいです。

 

つまり、普段の生活習慣や食事に気を付けて、
こつこつ健康を積みかさねていくのが東洋医学のイメージです。

 

ここまではOKでしょうか?

 

まとめると

●緊急性の高い重篤な症状の治療、外科治療などは西洋医学の得意分野で治療成績もよい

●体質改善や病気予防、季節性の体調不良、慢性疾患の手当、
 自律神経失調症などの長期の視点で体全体を見て、調整する場合は東洋医学の得意分野

という風に、それぞれに得意分野があります。

 

だったらその得意分野を、飼い主である私たちが犬のために、
上手に使い分けをすればいいのです。

 

これは私自身が、必要と感じる飼い主さんに「東洋医学」も知識を学び、
日常生活に取り入れていただくことをお勧めする理由になります。

 

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●じゃあ東洋医学ってどういうもの?具体的には?

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例を挙げて説明します。東洋医学には

「同病異治 異病同治 (どうびょういち いびょうどうち)」

という考え方があります。

 

これはどういうことかというと、

●同病同治=同じ症状であっても「原因」が異なれば治療法も変わる

です。

 

例えば、「便秘」という一例を取ってみましょう。

 

シニアの犬で特に介護が必要で寝たきりの場合、便秘で悩むケースが多いです。

 

こういうとき、どう考えればいいのでしょうか?

 

・ヨーグルトを食べさせる?

・食物繊維の多い食事に切り替えてみようか?

・お腹をマッサージしてみたらいいかも…

 

確かに、これらの方法が有効なケースもあります。

 

もし、食事の食物繊維の不足が便秘につながっているケースであれば
野菜を食べさせることは有効でしょう。

 

腸の動きが鈍っているケースであれば、マッサージで刺激を与えるのもいいかもしれません。

 

でも、もし原因が違っていたらどうでしょう?

 

食物繊維は確かに便秘の改善には有効ですが、他の食べ物とのバランスが大事ということは
実は結構知られていません。

 

よくあるのが人間の場合ですが、食物繊維が便秘に良いと聞き、
とにかく食物繊維を食べまくるパターン。

 

確かにこうすることで、食物繊維が腸内で膨らみ、便のカサ増しには一定の効果があります。
その一方で、便は何も食物繊維だけからできているわけではありません。

 

他の食物も適度なバランスで取ることで、その食物の残りかすも適度に混じることで、適切な固さの
便になります。

 

それを食物繊維だけに偏って摂取した場合、カスカスの藁くずが
お腹にいっぱい詰まるような状態になることがあります。

 

それがガスの異常発生を招いたり、お腹が張る、多すぎる繊維が腸を刺激しお腹が痛くなる、といった
症状を引き起こすこともあります。

 

何が言いたいか?

 

便秘一つとっても「便秘」という症状だけを見て、そこから逆引きで対応方法を決めてみても
効果がない場合もあるし、場合にとっては害になるケースもありますよ、ということです。

 

人間の場合は「うわー、食物繊維の摂りすぎで却って腹が痛くなったよ!いてー!いてー!」で済みますが
犬がそういう状態にもし置かれてしまったら、想像するだけで嫌ですね。

 

では、東洋医学の場合、こうしたシニア犬の便秘をどう考えるのか?

 

はじめに体の状態をいくつかの視点でチェックします。
代謝に異常がないか?とか、内臓が弱っていないか?というような見方ですね。

 

そこでもし、

「胃腸全般が弱っていて、そのせいで腸の動きも鈍っている」

という場合であれば、体全体を滋養強壮する食事をアレンジしますし
(これが本来の薬膳です、状態に合わせて材料を選ぶ)
胃腸の働きを助けるようなツボへの指圧を取り入れることもします。

 

原因が上記とは違っている場合、例えば

「シニア期になるに伴い、体の中に水分をキープしておく力が弱くなっている。
それに加えて最近、空気の乾燥がすごいので、その影響を受けて体全体が潤い不足に陥っている。
そのため、便も固くなり、そのせいでなかなか排便がしずらい状態である」

というようなケースであればどうするか?

 

補陰(ほいん)、潤肺(じゅんぱい)といった薬効を持つ食材を中心に食事メニューを組み立てます。

・補陰=体に潤いを補う
・潤肺=肺を潤す

程度の意味に、ここでは理解しておいてください。

 

「はあ、乾燥性の便秘に潤いを補うのはわかりますが、
何で”肺”も潤す必要があるんでしょうか?」

 

そういう風に疑問に感じた方もいらっしゃると思います。
ここで臓器と臓器のつながりの話をしだすと非常に長くなるのでさっと触れる程度にとどめておきますが
肺と大腸は密接なつながりがあると考えるのが東洋医学です。

 

なので、便秘=大腸=肺、という関連性でみていく。

 

…。

 

いかがでしょうか?

 

ざっと「東洋医学では便秘をどう考えるか?」という話をしてきましたが
要点をまとめると以下のようになります。

●東洋医学は「個々の体の状態」をベースに考える医学である

●なので、症状がたとえ同じでも「原因」が異なれば「対応方法」も変わる

●逆に、「見かけの症状」は異なっていても「原因」が同じであれば、
 異なる病気でも「同じ対応方法」を取る場合がある

東洋医学は「個々の状態」に重きを置く医学です。

 

私はこれを、とても重要だと考えています。

 

犬の体質、体調はそれぞれです。

 

これは、私たち人間が一人ひとり体の特徴も違えば体力差もある、
暑さに弱い人もいれば、夏に強い人もいる、
食の細い人もいれば、元気で何でももりもり食べる人もいる。
そういうのと同じです。

 

大切なのは、そうした「個々の体の性質、特徴、クセ」を知ることです。

 

そして「私の場合は」「我が家の犬の場合は」どういう場合に体調を崩しやすいのか?
何に弱いのか?どういう生活習慣の影響を受けるのか?を把握し、
それに備えて日常生活の中でコツコツと、できることをやることだと、私自身は考えています。

 

世の中には、食が細くて標準体重よりやせている犬と暮らす飼い主さんもいます。

「やせすぎですね、もう少し太るよう頑張りましょう!」

そんな風に獣医さんに言われて、悩む人もいます。

 

食が細いのもある意味個性です(病気でないのであれば)。

 

だったら、食が細いなりに、胃腸が元気づけられるような食材を選んだり、
体全体が元気になるような工夫をすればいいのです。

 

実際に、東洋医学にはそうした工夫がたくさんあります。

 

以前、ある飼い主さんからこのような話をされたことがあります。

「我が家の犬は小食です、生まれつき体も小さいです。
獣医さんでは、もうちょっと体重を増やしましょうと毎回言われます。

一番悔しいのは散歩をしていて、見知らぬ通りすがりの人から
”あの犬がりがりだね、かわいそう!”と言われることです!」

 

うるせえ、お前に関係ねえ!うちの犬はかわいそうなんかじゃねーよ!
とその方は心の中でつぶやくそうです。

 

標準体重より軽かったら、生物としてだめなんでしょうか(苦笑)
本人(犬)が、その体に合わせた食事をして、元気でいられるなら、
それでいいのは?と個人的には思います。

 

こういう時、東洋医学に基づいて考えるのであれば

 

・食事が脂肪や肉として身につかない原因を考えてアプローチしてみる

・食事が脂肪や肉としてなかなか身につかない体でも、元気で長生きできる工夫をする

 

というまったく方向の違う視点で考えられます。

 

こんな風に「対応の幅も広い、許容範囲も広い」というところが、私が東洋医学を好きな理由でもあります。

 

世の中には様々な健康情報がありますし、サプリメントなどもたくさん売られています。
それぞれの情報、サプリメントひとつひとつは素晴らしいものだと思いますし
一定の効果があるからこそ、世の中に流通しているのだと思います。

 

その一方で、万人がこれさえ飲めば、これさえやれば、絶対健康になる!という
万能のもの、というのは存在しないのではないか?というのが私自身の考え方です。

 

それよりも、まずは犬の体の状態に耳を傾けてみる。

 

どういう食事がこの犬には合っていて、逆に合わない食事はどういうものか。

 

性格は臆病なのか、おっとりなのか、どういう場面でストレスを感じやすいのか、
そうしたストレスが体に影響している場面はないか?

 

どの季節に我が家の犬は調子が良くて、逆に体調を崩しやすい季節はいつか?

 

こうしたことを丁寧に探り、考え、その犬1匹1匹にあった健康法はどういうものなのか?

 

それを考えるのが東洋医学です。

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先日の東洋医学のセミナーでは、大変お世話になりました。

まず、自分の体で実感したのはお昼休み!
外を歩いて汗かいた所に、迷わず選んだのは「おろしそば」。

知識がなくても、直感もちゃんと働いているものですね ^^
午後にテキストを見て、一気に涼しくなった自分の体は正直だなぁと感心しました。
冷え性の私は、特に冷やすものに敏感に反応するのかな?

それから、昨日耳が少し腫れていたのですが、何も原因が思い当たらないし、
もしかしたらこことつながっている内臓なのかなぁ?と思ったり、

まだまだ知識が足りませんが、考え方の幅が広がって楽しいです♪

そして、愛犬のこと。

病後ゆえ、セカンドオピニオンの東洋医学の獣医さんに
アドバイスをいただきながら食材を選んでいるのですが、
今回のセミナーを受けて、それらが平の食材だと理解できました ^^

「良くする」という発想ではなく「実でもなく虚でもなく」という発想を
基礎から理解できたは、私にとって大きかったです。

良くしようとして、結果的に悪くしていたということもあるのですよね。
実際に愛犬のことでは、体に良いはずのレバーやオリーブオイル、
飲み過ぎた場合は水でさえ悪影響を感じられたんです。

不健康な状態ならではなのでしょうけれど、本当に良い勉強になりました(涙)
まさに医食同源の意味を実感する日々です!

特に、体のむくみが目に見えてわかる程ひどく辛そうなのに、
西洋医学的には薬の影響だから仕方ないと言われていたのが、
東洋医学の先生に小豆のサプリを処方され、むくみが解消したのは驚きでした。

テキストを見ながら、あ!だからかぁ!と1人納得したり、
今回は今まで半分訳もわからず実践していたことがきちんと理解できて、すっきり!

私にとってはまさに大切な「基礎」を学ぶ機会になりました。
おかげ様でこれからさらに発展させて勉強できそうな予感がします。

回復とともに食べられるものも増えてきたので、
これからは自分で食材チョイスして、その都度様子を見ながら
サポートしてあげられるようになりたいなぁ。

今はまだ「これを試してみました」というご報告ができないのが残念ですが、
東洋医学のおかげで食材選びがもっと楽しくなりました。

ありがとうございました。
(I.Oさん)
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東洋医学を学んで、犬の健康を考える視点が増えました、という飼い主さん、
それによって、まだまだできることがある!と明るい気持ちになった飼い主さんも
たくさんいらっしゃいます。

そういう方をできるだけ世の中に増やしていきたいですね。

そういう気持ちでこのメルマガで「東洋医学」についてお伝えしている次第です。

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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