分離不安の犬へのアロマセラピー応用(3)仕組みを知ってこその「応用」です


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

さて、今日は「犬のしつけにアロマを応用する」の最終回です。

 

●前回のメールはこちら:
分離不安の犬へのアロマセラピー応用(2)
https://www.officeguri.com/archives/6512

 

 

分離不安の犬は、短時間の留守番訓練から始めて、
徐々に留守番の時間を長くする、という練習をするのが一般的です。

 

その訓練の際にアロマセラピーを応用しましょう、という話をしていますが
訓練にアロマを使いたいと思ったら

 

「訓練とは全く関係ない状況でもアロマを使う、仕込み、の部分が大事ですよ」

 

という話を前回しました。

 

その理由を今日はお話します。

 

香り、というものは実は記憶・感情と密接な関係を持ちます。

 

ある介護施設で入所している高齢の方たちを対象にした実験があります。

 

その人たちに、色々な香りを嗅いでもらい、その時感じた事を自由に話してもらう、という実験を行った際のことです。

「昔よく食べていた、子供の頃のお菓子の香り」

に近いものを嗅いだ際、子どもの頃の記憶が鮮明に頭に思い浮かんで来た!という人が
次々と出てきたのです。

 

その香りを嗅いだ瞬間、当時住んでいた家の事、近所の様子、遊んでいた山や川のこと
友達の事、家族のことなど、とても細かいところまで記憶がよみがえってきて
とても懐かしく、楽しい気持ちになった、というのです。

 

子どもの頃、そのお菓子を食べながら友達と遊んだり、家族で楽しく過ごしたという記憶が
お菓子の「香り」とセットになって記憶されていて
普段は全く忘れていたんだけれども、「匂いを嗅ぐ」ということが起爆剤になり
雪崩のように記憶がどどどどど!とよみがえってきた、という次第です。

 

実は私自身も似たような経験をしたことがあります。

 

家で、ラベンダーの香りを嗅ぎながら足のマッサージを良く行っていたのですが
その行っていた場所、というのがベッドの上でした。

 

私にとっては、夜寝る前にベッドの上で
ゆったりした気持ちでラベンダーの香りを嗅ぎながら、1日の足の疲れをとる、というのが当時習慣になっており
安心できて、くつろげる時間になっていたのです。

 

その後、ある事情で入院することになり
しかも腰椎麻酔をして手術をすることになりました。

 

背骨に針を刺すというので、かなりビビっていました(汗)

 

手術の前日から入院し、個室だったので夜は一人です。

 

明日、嫌だなあ、怖いなあ、と思いながら
気休めにラベンダーのマッサージオイルで足でも揉んでおくか、とオイルを取り出して
足に塗った時の事です。

ふわっとラベンダーの少し青臭い匂いを嗅いだ瞬間、

 

「あれ!私、今自宅のベッドの上にいる?」

 

いやいや、そんなはずないだろう、私は明日手術だからここは病院のベッドの上だろ…と
自分で自分に突っ込みを入れました。

 

でも、面白いことに頭では
「ここは病院、明日は手術で、私はいま、まな板の上の鯉と同じ…」とわかっているのに
感情は

「あー、今私は自宅のベッドで何も怖いものも不安になるものもないいつもの状態で
 これから足のマッサージして疲れを取って寝るんだもんね」

という具合に、完全に自宅モードに切り替わっているのです。

 

結局、気持ちが面白いほど落ち着き
そのあとぐうぐう寝てしまいました。

 

ビビっていた手術も無事終わり、今でも元気に毎日生活しています。

 

犬だって、病院が嫌いだったりします。

 

一匹になって家に置かれるのが、怖くてたまらない!という犬もいます。

 

犬だっていろいろ苦手だったり、安心できない状況に置かれるのは嫌なのです。

 

これが言葉が通じて、理屈が理解できるのであれば
病院での嫌なことも、元気になるために必要だとわかるかもしれません。

 

留守番だって、社会生活を営んでいく上で、避けて通れない必須なものです。

 

でも、嫌なものは嫌。

 

一方で、その嫌なものを100%を無くすことは、不可能です。

 

だったら、うまく付き合っていくしかない。

 

それであれば、「いやな場面」でも「楽しいこと」「嬉しいこと」「安心できる状況」の時に感じている気持ちを
思い出すことで、気持ちを落ち着けることができれば、
苦手なことともうまく向き合う助けになるのでは?

 

そのように考え、実際にアロマセラピーをしつけに応用している人たちは
実は結構います。

 

その際、もちろん神経の昂ぶりを鎮める作用を持つ精油を「嫌なことがある場面」で使う、というやり方でもいいのですが…。

「嫌なことがある場面」で使う、前に、

「楽しいこと、安心できる状況」

を作り出し、そこで犬が好むアロマセラピーの精油を嗅がせる、
という「仕込み」をしておくとより効果的ですよ、ということなのです。

 

分離不安の犬が、1匹で置かれた状況で
普段、飼い主さんと一緒にマッサージでリラックスしているときに嗅いでいる香りを嗅ぐことで

「安心できる、怖くない、大丈夫、と思える気持ち」

を思い出せるよう、条件反射の回路を作っておく、ということです。

 

この仕組みが分かっていると、使用する精油はぶっちゃけ、犬に安全とされる精油で犬が好むものであれば
なんでもいいのです。

 

もちろん、成分的に鎮静作用のある精油、というのを知っていればそれを使ってもいいです。

 

でも、それ以外でも、犬が好む香りがあれば、それだっていいのです。

 

大切なのは「香りと感情がセットで記憶されやすい」という基本を知っておくことです。

 

その上で、初めてしつけにアロマセラピーを活用することができるのです。

 

アロマセラピーの「仕組み」と「基本」を知っておくことの重要性は
これでご理解いただけたでしょうか?

 

アロマセラピーは単なる癒し、リラクゼーションンのためのツール、ではなく
とても奥深く、犬の健康や心の悩みの手助けになる
家庭の薬箱のような存在なのです。

 

犬の健康や心の問題で悩む飼い主さんで
こうした情報を必要とされている方に、伝わればいいなという思いでこのメールを書いている次第です。

本日は以上です。

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Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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