犬にとって心強い、犬の健康管理者になるために


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、前回のメールで

「ネットに出ている犬の健康情報をそのままうのみにしては危険ですよ!」

という話をしました。

 

何故そんなことを、声を大にしてわざわざメルマガでいうの???と
疑問に思った方もいるかもしれないので
今日はその理由について書きますね。

 

少々長くなるかもしれませんが、お付き合いください。

 

このことについて書こうと思っていた
折も折、今日はこんな記事をみかけました。

 

対象は犬ではなく人間の赤ちゃんを育児中のお母さんです。

 

●その母乳情報、大丈夫ですか? ママサイトにはご用心
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00010001-bfj-soci

以下、記事より引用しますね。

———————————————

ママたちが知りたい情報を集めるサイトを「ママサイト」と呼びます。

可愛らしいイラストや写真を使い、妊娠・出産・育児に関わることを多く載せているものの、
信憑性がないものが多いのが難点です。

(中略)

ニセ医学情報として定番なのが、「◯◯は危ない!」と危機感を煽るものですね。

飲み残した母乳は美味しくないとか、質の悪い母乳は母の偏食のせいで、
母乳がドロドロになって赤ちゃんの腸内で悪玉菌を増殖させるとか、
赤ちゃんが飲み残して乳房に溜まった乳汁を「腐れ乳」と命名するとかというのは酷い例ですね。

どれも根拠はありません。

(中略)

しかし、実際には母乳をあげたいのに十分に出ないと悩むお母さんはたくさんいるので、
検索頻度は高いのです。つまり母乳に対する知識の需要は大きく、
ママサイトがページビュー(PV、閲覧数)を稼ぐためには母乳の情報は必須です。

———————————————

 

私自身も経験がありますが…。

 

息子を出産した当初、私も母乳があまり出なくて悩んでいました。

 

まさに今回ニュースで取り上げられているような「ママサイト」の
私も熱心な読者の一人でしたから
やっぱり赤ちゃんには母乳が一番なんだな!と素直に信じていました。

 

ところが、いざ出産してみると母乳が全然出ません。

 

出産後は自然に出るはずの母乳がなんで…と戸惑っているところへ

 

「普通は出るんだけどねー」

 

の看護師さんの言葉にグサッときました。

 

(わー、私普通じゃないんだ…)

 

帝王切開でお腹を縦に10cmほど切った翌々日から
夜中に何度も起きてミルクを作るのはかなりつらかったですし
何より

 

「母乳が出ない=母親失格」

 

みたいに思ってしまって、気がつくとじわっと涙が出たのを覚えています。

 

たまたま担当だった看護師さんが「母乳至上主義!」みたいな人だったのも
運が悪かったのだと思います。

 

毎回、様子を見に来られるたびに

「母乳でないねー」

「出ても量少ないわ」

「これじゃミルク増やさないとね(ちっ!と舌打ちが聞こえるような言い方)」

とまあ、精神的にもかなり追い詰められましたね。

 

当然、その看護師さんのことは大嫌いになりまして
もう様子を見に来られるたびにこっちはびくびく。

 

いつまたどんな嫌な言い方をされるか?で変な緊張感がありましたし
その看護師さんでない人が様子を見に来てくれる時は
心底ほっとしたのを覚えています。

 

結局「母乳が出ないなんて…」という看護師さんとは入院と共におさらばし
その後、市が派遣してくれる助産師さんとの面談で

 

「母乳には個人差がありますよ。
出る人もいれば出ない人もいます。

ミルクでも十分子供は育ちますから、ミルクでいいじゃない~」

 

と言われ、目からウロコがごっそり落ちました。

 

母乳じゃなきゃダメなんだ、という思いこみが外れた瞬間でしたね。

 

その後は、ミルク・母乳併用で息子も普通に大きくなりましたし
その息子も元気に小学校に通っています。

 

今日は前期の通知表をもらってきましたが
見事に病欠ゼロ。丈夫に育っています。

 

「母乳でもミルク、どっちでもいいじゃん~。

とにかく無事に育てば!!」

 

と今では軽~く笑い話で済ませられますが
まあ当時は結構深刻に追い詰められていました。

 

入院中に立て続けにいや~な思いをして
危うく、母乳が出ない=ダメ親と思い込むところでしたが、
早く目が覚めてよかったと思っています。

 

何故この話をしたか?というと
犬の健康情報の世界でも、結構似たようなことが起こっているからです。

 

ペットフードは危険!危ない!というような情報をネットで見かけたことはありませんか?

 

ペットフードの材料は粗悪品で
食品添加物まみれ、違法な成分を使い放題…。

 

そういう記事を見て

 

「我が家でもペットフードを使っている…ペットフードを使うことは
そんなに危険でいけないことなんだろうか??」

 

と不安に思う方も多いはずです。

 

実際にそんなに粗悪な材料を使っていたら、動物に健康被害が出るでしょうし
そもそもペットフードには人間用向け食品添加物か飼料添加物などを
犬猫の健康を考えた量で使用するよう、法律で厳しく定められています。

 

違反したら罰則があり、企業の場合は最大で1億円の罰金が科せられますからね。

 

そういうことを知っていれば、

 

ペットフードの材料は粗悪品で
食品添加物まみれ、違法な成分を使い放題…。

 

というのは根拠に乏しい言いがかりであることは明確です。

 

ペットフードに不安があれば、自分で犬の食事を自宅で作る

 

「手作り食」

 

という選択もありますが、忙しい人であれば犬の食事を毎回手作りするというのは厳しい話です。

 

それでも

 

「ペットフードは良くないと聞いたので、多少無理をしてでも手づくり食を作ってみようと思って…」

 

と、以前は私が行っていた対面式の手作り食講座に参加してこられる方もいらっしゃいました。

 

(現在は対面式の講座は一切行っていません)

 

そういう時、私は

 

「だったら無理しなくてもいいのでは?

ペットフードだって悪いものではないですしご自身がつらい思いをしてまで
手作り食にする必要は、私は無いと思いますよ。

ペットフードで全然いいですし、どうしても手作り食にしたいのであれば
凝ったものは作らなくていいので
まずは納豆ご飯なんてどうですか?

ごはん炊いて納豆と卵乗せるだけで簡単ですよ。
我が家はよく納豆ご飯を犬も食べていますよ!」

 

と言っています。

 

えええええええええ。

 

受講生の方の顔に一瞬「そんなご飯で大丈夫かよ…」という不安の色が見えましたが
別の参加者の方がすかさず

 

「そうよ~、納豆ご飯いいわよ~。

うちの犬も好きで良く食べるけど、顎に納豆がくっつくから糸引いてね~。
後始末が大変なのよ~」

 

と言い、その後教室は爆笑!となり
質問をした方はあっけにとられていました。

 

後日、

 

「家で犬に納豆ご飯をあげました。

喜んでがつがつ食べていました…これでもいいんですね。
拍子抜けしました。

”犬のご飯はこうしなきゃ!”というネットの記事を参考にすることが多く
そこではフードがだめだ!と書かれていたんですが
自分もちょっと思い込みに捉われすぎていたなあ、と気が付き反省しました。

これからはフードもうまく使いながら、犬の食事はおおらかにやっていこうと思います」

 

というメールをいただきました。

 

…。

 

世の中には様々な情報があふれています。

 

ただ、その中には「間違っている情報」も多くあるのです。

 

私が出産時、母乳が出なくて悩んでいたのもネットで

「赤ちゃんには母乳が一番!WHO(世界保健機構)も勧めています!」

 

というような記事を読んでいた影響です。

 

今となってはWHOが母乳を勧めている理由は、
途上国では粉ミルクを溶く水自体が病原菌に汚染されていたり
哺乳瓶が十分消毒できないでいるケースがあるので
母乳であれば感染症を心配しなくていいのでそっちがいいですよ、というような事情があるからだと知りました。

 

清潔で安全な水が水道をひねれば簡単に出てきて、お湯も簡単に沸かせる、
哺乳瓶の消毒も手軽にできる便利グッズがどこでも買える日本とは
事情が違うのです。

 

そこを同じに考えてはだめだし、
安全にミルクを作れる環境にあれば、子供の成長のためにはミルクを使えばいいのです。

 

そんな風に、ネット上では様々な正確性を欠く情報がいっぱいありますし
意図的に、一部分の情報のみを切り取ることで
まったく別の印象を与える、といった情報もあります。

 

犬の場合もそうです。

 

「ペットフードは危険」

 

「添加物は良くない」

 

「手づくり食でも食べてよいのは無農薬の食品だけ。
それ以外は農薬に汚染されている」

 

「遺伝子組換え作物を使っているペットフードはNG!」

 

「◯◯は危ない!」と危機感を煽るものを挙げればきりがありません。

 

で、これに文句を言っても仕方がないのです。

 

こうした情報が一掃されることはまずないですし
こういう情報は今後もどんどん出て来るでしょう。

 

だったらどうするか?

 

根拠のない情報を見抜く正確な「目」を私たち飼い主が持つことです。

 

自衛手段は今のところ、それしかないかな、と私自身は考えていますし
この

●情報を見抜く正確な「目」

こそ、犬の健康を守る最大の武器になる、と私自身は考えています。

 

過去には私も

 

「犬には野生に近い生肉が一番!加熱食はだめ!」

 

という人から

 

「あなたの犬の食事、加熱食だけど大丈夫?犬が病気になるわよ?」

 

と平気で言われたこともありますし
それに対して反論する根拠も知識も持ち合わせていなかったため
非常に不安になりましたし、悔しい思いもしました。

 

(今では加熱食のメリットを様々な情報から理解しているので
我が家では基本、焼いたり煮たりした食物を犬に与えています。

新鮮なお刺身などが手に入ったときは犬と一緒に食べますが
生でないと健康上のメリットが得られない、という考えは持っていません。

興味のある方はリチャード・ランガムの「火の賜物」の一読をお勧めします)

 

実際に振り返ってみれば、手作り食を始めてもうじき12年ですが
火を通した食材で普通に犬は元気で生きています。

 

今思えば、悩んだ時間が本当にもったいなかったですし
私は物事を結構真剣にとらえてしまい
上手く流せない性格でもあったので
不安に過ごした時間は実に無駄でした。

 

返してほしいけど、時間は帰ってきません。

 

なので、このメルマガの読者の皆さんにはぜひ、

●情報を見抜く正確な「目」

を持っていただきたいです。

 

そして、無駄に悩む時間を減らし
楽しい時間を過ごしてほしいですね。

 

「自分の犬の食事に対する考え方や、やり方は間違っているのかも…??」

 

と迷うことも時々あるかもしれませんが
どうせなら、『正しい方向性』で悩んでいただきたいです。

 

危機感を煽る情報に取り込まれるのではなく…。

 

科学的根拠のある情報を参考に、専門家の意見も取り入れつつ
冷静に犬の食事や健康について考えたり、調べたりすることができる。

 

その上で犬にとって最善な選択を飼い主さん自身が行ってあげられる。

 

飼い主さんが最良の、犬の健康管理者であり、
獣医師その他の専門家との懸け橋であり、
家庭での心強い愛犬ケアの実践者である。

 

そうなると、犬にとって最良の健康上の選択が可能になると思いますが
今メールをお読みのあなたご自身はどう考えますか?

 

最良の犬の健康管理者であり、
犬と獣医師、その他の専門家との懸け橋となる。

 

そんな

 

「犬の健康の担い手としての飼い主さん」

 

が、 一人でも増えてくれるといいな、と思い
このメルマガを配信しる次第です。

 

本日は以上です。

 

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Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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