健康情報を読み解くため必要なのは「ちょっとした算数」


さて、前回のメールで

 

「食にまつわる基礎的な知識や単語への理解がないと
 体にとって必要なものだから添加している成分まで

 

 ”怪しい化学物質が入っているううううう!”

 

 と、疑心暗鬼の目で見てしまうので注意が必要です」

 

という話をしたところ、結構たくさんの方が読んで下さり
反響も大きかったです。

●ペットフードあるあるの、ちょっと笑えない話
https://www.officeguri.com/archives/6665

 

読者の方よりメールもいただいているので紹介しますね。

 


我が家の愛犬を亡くして1年半経ちますが、
今後も犬を飼うかも知れないので、いつかの日の為にといつもブログを興味深く読ませて頂いております。

 

今回の添加物のお話しで思い出した事があります。

 

日本語がまだ少したどたどしい外国人の方と食べ物の添加物の話しをしていた時の事です。

 

ニコチン酸アミドという表記を見た彼女が「これはニコチンだから危ない!」と言われました。

 

恥ずかしながら私は知識もなく、そうなのかなぁ~という反応しか出来ませんでした。

 

しかしその後調べてみると↓↓↓

ニコチンアミド(nicotinamide、Nam)は、ニコチン酸(ビタミンB3/ナイアシン)のアミドである。

ニコチンアミドは水溶性ビタミンで、ビタミンB群の一つである。

この他、ナイアシンアミド(niacinamide)、もしくはニコチン酸アミド(nicotinic acid amide)とも呼ばれている。

ナイアシンとしても知られるニコチン酸はin vivoでニコチンアミドから変換されるがビタミンとしての機能はそれぞれ全く同じである。

しかしニコチンアミドには、偶発的ナイアシン変化による薬理学的毒性効果はない。

したがって、ニコチンアミドはコレステロールを還元せず、皮膚の紅潮も引き起こさない[1]。

しかし、大人がニコチンアミドを一日に3g以上摂取すると肝臓毒性を引き起こす可能性がある[2]。

細胞では、ナイアシンはNADとNADPから組み込まれるが、
ニコチンアミドとニコチン酸のその経路は非常に似ている。NAD+とNADP+は、酵素的酸化還元反応において広く用いられる補酵素である[3]。

というのが見つかりました。
肝臓毒性というのが引っ掛かりますが、どうやらビタミンと同じものの様でもある。

アスコルビン酸もLはビタミンCとおなじだがRは別物の様でもある。

ナンだかよく分かりません。
ニコチン酸アミドを安全と言って良いのか悪いのか…とても悩みました!

つまるところ、素人にはなかなか難しいですね。

でも自分で調べてみるという癖はつきました。

これからも楽しみに拝読しております。よろしくお願い致します。

(rueさん)


 

rueさんより頂きました。

 

まさに昨日、現在準備中の「食の安全講座」の「補足教材」として

 

●ビタミン類の成分名の解説

 

というテキストを書いて、音声も収録していたのですが

 

「ニコチン酸アミドと、タバコのニコチン。

 名前は似てますが、まったく別の物質ですのでニコチン酸アミドは安全です。
 安心してくださいね~」

 

という解説を書いたり、しゃべったりしていたところです。

 

ニコチン酸アミドも、もし「ナイアシン」という、一般になじみのある名前で書かれていたら
その外国人の方も

 

「あー、サプリメントでおなじみの、あの”ナイアシン”ね~」

 

と安心できたかもしれませんね。

 

「ナイアシン」は体にとって大切な、三大栄養素:

 

・糖質

 

・脂質

 

・タンパク質

 

の代謝に不可欠なビタミンになります。

 

3gで肝臓毒性、という箇所が引っかかるということですが
これは、

 

「そもそもニコチン酸アミドを3g摂取って、普通の食べ物から摂るとしたら
 何をどのぐらい?」

 

という現実の食物スケールで考えると、

 

「まー、ありえない量だよねー。わはははは!」

 

と笑い話にできますよ。

 

モヤッと心に引っかかる心配も、吹っ飛びます。

 

3gって、3000mgです。

 

ナイアシンの含有量が比較的多い食品が「たらこ(生)」ですが
たらこ100g中に、ナイアシンは50mgです。

 

ということは、3gのナイアシンを摂取するには
タラコ6kgを食べる必要がある、という計算になります。

 

「タラコ6kgを一気に摂取すると、ナイアシンが肝臓毒性をもたらす量に達するわけだけれど
 そもそもタラコ6kgとか、無理無理!

 無━━ヽ(`゜д゜lll)ノ━理」

 

という具合です。

 

「毒性」という説明をネットで見ると確かにドキッとしますが
それを実際に口にする食物から摂取すると?という計算をすると

 

「ありえない」

 

という量になることが大半です。

 

個人的に私はこれを「実食計算」と呼んでいますが
これって本当に、単純な比の計算、掛け算の問題です。

 

こういうのをだーっとネットで調べて、メモ用紙があればサクサクッと計算する。

 

「あ、やっぱりね。問題なし!」

 

これは特別難しいことではなく、誰でもやり方とコツさえつかめば
簡単にできる計算、そして考え方です。

 

私自身もかつては、「○○が危ない」「毒性がある」という情報を見た際に
非常に怖がりだったので不安も感じました。

 

自分が勉強不足なせいで、知らないうちに危険な成分を摂取していたら怖いし
それを知らずに犬の手作り食でやっていたらどうしよう!!という風に
神経をピリピリとがらせていた時代もありました。

 

そういうビビりだったからこそ、添加物や、食品に含まれる「危険」と呼ばれる成分について
一生懸命勉強しました。

 

気が付くと、もうそれが仕事になって10年以上が経過しましたが
私の生活の中で「食に対する不安」というのは非常に小さくなりました。

 

理由は、成分や添加物について、基礎的なことが理解できているからです。

 

例えば、先日買ったソーセージには

 

「亜硝酸ナトリウム」

 

という食品添加物が含まれていました。

 

実はこれ、ペットフードにもよく使われている「発色剤」と呼ばれるものです。

 

と、言うと

 

「発色剤なんて、色をただよく見せるために加えるものでしょう!?
そんなものは犬に不要!けしからん!」

 

と怒る方も時々いらっしゃいますが
私はこの

 

「亜硝酸塩ナトリウム」

 

という表示を見かけたら

 

「よっしゃー!ボツリヌス菌の汚染無し!安心して食べられるぜー!いえーい!」

 

位の勢いで、喜んで食べます(笑)

 

実は「亜硝酸ナトリウム」というのは、肉類の色を良く見せるために使われる「発色剤」であると同時に

 

「生物界最強と呼ばれる毒素を作りだす恐ろしい微生物:ボツリヌス菌」

 

の増殖を防ぐのに、非常に役立つ大切な物質だからです。

 

…。

 

確かに食品添加物は「無制限にじゃんじゃん使ってよい」というものではありません。

 

量によっては健康に影響が出る場合もあるでしょう。

 

だからこそ、健康に問題が無いと分かる量を、慎重に調べて
ごく少量を使うようにして、食品の安全性を守るのに役立てているのです。

 

そういうことを、科学的なデータをもとに徹底的に学んだおかげで
私は日々、口にするものについては

 

「大きな安心」

 

のもと、楽しく選んでおいしく食べることが出来ようになりました。

 

ネットの「○○は危険!」と不安を煽る記事も、

 

「どういうことを危険と言っているのかな?」

 

と、参考程度にはみますが、それが現実問題としてどうか?は
まずは自分で調べます。

 

その上で、自分なりの落としどころを見つけられるので
長時間、PCの前に座りっぱなしで、

 

「A先生は大丈夫って言ってるけど、B氏はダメと言ってる…一体どっちが
 本当なのか!!」

 

と、ドキドキしながら特定の成分について調べたり…ということはしていません。

 

犬のための食品を選ぶ際もそうですね。

 

小さなことは、基本あまり気にしません。

 

少量の添加物が加わろうが、無農薬でなかろうが、
そこが大きな問題になることは、ほぼないだろう、と基本的には安心して生活しています。

 

微量の添加物や農薬の残留よりも、もっと目を向けるべき健康上の問題が
他にありますし、そっちの方について調べたり、情報を集めることに
時間を使っています。

 

大切なのは「食品の安全についての情報を自分で考えられる基礎知識」と「考える基礎力」を
身に着けることだと私は思います。

 

「A」の答えは「B」という「回答のみ」を手渡すことは簡単です。

 

しかしながら「回答のみ」をもし手渡され続けたら、
その次から「自分で答えは考えて」と言われた際、
その人はどうなるのか?ということです。

 

回答のみを手渡された人、回答のみを追い求めてきた人は

 

「回答を与えてくれる人」

 

を永遠に探し続けることになりますし、

 

「回答を与えてくれる人」

 

の影響力に一生涯、振り回されることになるでしょう。

 

ネット上には健康情報があふれていますし、
「何が健康に良いのか?」という答えを求め続けて、
「回答」を与えれくれる人の意見に左右されている人は世の中にたくさんいます。

 

でもその「回答」が間違っていたり、
科学的根拠を欠いたいい加減なものであった場合…。

 

読者の皆さんであればどうしますか?

 

正しい「回答」を与えてくれる人を新たに探し続ける旅に出ますか?

 

それとも、「問題を考える力」を身につけ、自分自身で健康に関するベストな選択を考えますか?

 

ぜひ考えてみてくださいね。

 

本日は以上です。

 

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Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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