骨または骨のおやつを犬に与えないで!アメリカ食品医薬品局からの警告


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日はネット上で見つけたニュースで気になったものがあったので
それについて書こうと思い、メールしています。

 

(ペットフードのラベルを読み解くシリーズは、今回お休みします)

 

内容はざっくりいうと、

 

「”Bone Treats”を与えないで!という警告が
 アメリカのFDA(Food and Drug Administration)から出ています。

 ”Bone Treats”というのは
 燻煙(煙でいぶしてスモークすること)、添加物などの加工がされたもの」

 

です。

 

情報ソースがFDAということで、実際にはどういうことが言われているのか?を
調べるとすぐにヒットしました。

 

こちらのサイトで元となった記事が読めますので
気になる方はどうぞ。

 

(英語サイトですが、短い記事ですし、ブラウザの翻訳機能を使えば
概要は英語が苦手な方でも理解できます)

 

●No Bones (or Bone Treats) About It: Reasons Not to Give Your Dog Bones
https://www.officeguri.info/tdk/pub/s.php?71855576OZ

 

内容をざっくり解説すると…。

 

アメリカのFDA(Food and Drug Administration)というのは

 

●アメリカ食品医薬品局

 

と訳されます。

 

アメリカの政府機関で

 

・食品

・医薬品

・化粧品

・医療機器

・動物薬

・たばこ

・玩具

 

などなど私たちが日常生活で接するありとあらゆる製品について、
許可や違反品の取締りなどの行政を専門的に行っている機関です。

 

ペットフードの安全情報も頻繁に発信されています。

 

FDAの情報は日本の厚生労働省も参考にしていて、
FDAで販売禁止を受けた製品などは、日本でも販売停止を検討されるなど
影響力も大きく、信頼度も高いです。

 

で、そのFDAが先月の21日(2017/11/21)に

 

●No Bones (or Bone Treats) About It: Reasons Not to Give Your Dog Bones

 

●骨(または骨を加工したおやつ)を与えないで:
 あなたの犬に骨をあたえるべきでない理由

 

と警告を発したので、その情報が日本にも入ってきて
ちょっとした騒ぎになっている、という話です。

 

犬のおやつとしてペットショップで売られている「骨」を与えている飼い主さんも多いですし
これは気になる、ということで結構な勢いで拡散されています。

 

じゃあ、具体的にはどういう警告なのか?

 

実は「骨、および骨のおやつ」への警告自体は、
最近新しく出されたものではありません。

 

FDAでは2010年から

 

・骨のおやつ

・骨そのもの

 

を与えることで、犬が健康を害する危険性についての情報を発信しています。

 

前回の情報アップデートは2015年で、今回2017年にふたたびこの警告が発せられた理由は

 

●クリスマス休暇シーズンに、犬の「骨のおやつ」や「骨そのもの」を食べることによる事故が多発する

 

という背景あってのことです。

 

クリスマスシーズンに七面鳥やチキン(鶏)を食べる習慣があるアメリカでは
この時期、大量の鶏が消費されます。

 

そのため、食べ終わったあとに残された「骨」をうっかりテーブルの上に置いておき
それを犬が食べてしまったことで

 

「消化器を傷つける」

 

「口の中を切ってしまう」

 

といった事故が多発する、という事情があります。

 

また、クリスマスには親しい人や家族にプレゼントを贈る習慣がありますが
愛犬のクリスマスプレゼントとしてたっぷりの「骨のおやつ」を!と
犬が骨を与えられる機会が増える、と言う背景もあります。

 

結果、クリスマス休暇シーズンに「骨を食べたことが原因」で体調を崩し
動物病院に駆け込む犬が増える、だから骨や、加工された骨のおやつは与えないで!というのが
今回の警告の主旨です。

 

つまり、大事なので繰り返しになりますが、FDAでは

 

「骨そのものや、骨を加工した犬用おやつを与えないで」

 

と警告しているわけです。

 

特定のメーカーの骨のおやつ製品に問題あり「リコール」された、という話ではないですし

 

「犬に玉ねぎを与えないで」

 

「犬にチョコレートを与えないで」

 

と同じ延長上で語られる「犬の口にするのを避けるべき食べ物」という意味合いでの警告です。

 

ところが、この情報について拡散される際に、この情報は

 

「特定の国で作られた製品や、特定のメーカーの製品が危険!」

 

という、【製品の欠陥・安全問題】と誤解されているケースが結構あるんですね。

 

「骨そのものや、骨を加工したおやつは犬に与えない方がいいですよ」

 

というのが問題のポイントなのですが

 

「どのメーカーの製品が危険なのか?!」

 

「どの国で作った製品に問題があるのか?」

 

「骨のおやつに加えられている、どういう添加物が危険なのか?」

 

という、まったく別の視点で捉えられてしまう、ということです。

 

これは特に

 

「特定の国の食品は危険」

 

「食品添加物は身体によくない」

 

という前提で物事を見ている場合、こういうことが起こりがちです。

 

この考え方は、ある側面では事実ですが
世の中のすべての事例に当てはまるか?と言えばそうではありません。

 

例えば中国から輸入される食品は
平成26年度において、703,053件の輸入届出件数に対して202件の食品衛生法違反があり、違反率は0.03%でした。

 

一方、全輸出国における違反率は0.04%であり、中国からの輸入食品の違反率が特に高いという状況ではありません。

 

私の周りでも「中国産は怖い…」という声が良く聞かれますが、
違反率から見ると中国産も他の外国産もさほど変わらないなあ、というのが現実です。

 

なので私自身は、産地よりもむしろ品質重視で犬や自分たちの食品を選んでいます。

 

事実と世の中の人たちがなんとなく持っている「イメージ」の間には
ギャップがあることが多いです。

 

これは「危険!」という情報の方が人目を惹きやすいですし
当然ですが、注目の集まるニュースの方が、テレビや雑誌、インターネットでも取り上げられやすいです。

 

そういう環境にあると、どうしても「危険」という情報ばかりを受け取ってしまいますし

 

「特定の国の食品は危険」

 

「食品添加物は身体によくない」

 

という風に何となく思ってしまい、怖いなあ、と思うのは仕方がないと思います。

 

環境がそうさせているので、怖いと思ってしまう事自体は、悪くありません。

 

ただ、

 

・イメージ

・事実

 

の間にギャップがあることを知らないと、今回の「骨のおやつが犬に危険」という情報を見た際に
本来であれば

 

「骨のおやつ自体を与えない」

 

という選択肢が危険回避には効率が良く、確実であるにもかかわらず

 

「無添加の製品であれば大丈夫だろう」

 

「特定の外国産やメーカーを避ければ大丈夫だろう」

 

と、骨のおやつ自体は与え続ける、という選択になるので注意が必要です。

 

骨のおやつによって引き起こされた事故として挙げられるもののうち:

 

・消化管閉塞

・窒息

・口や扁桃の切開や創傷

 

は、無添加であっても、特定の外国産を避けたとしても起こりうるものだからです。

 

大切な犬の健康を守るための情報を折角目にしても、
バイアスがかかることで情報を正しく活用できない。

 

そうなると残念ですし、食や健康の安全にまつわる情報について
どうしても消費者に

 

「偏った情報」

 

が行き渡りやすい世の中で、どう情報と付き合い、犬の健康を守るか?が
重要なポイントになってきます。

 

犬の健康を守る上では、犬の身体の仕組みや栄養学、食事についての基本事項、
ストレスケアなどの具体的な「知識」ももちろん大切です。

 

それに加えて、情報が氾濫する現代では

 

「情報との適切な付き合い方」

 

の「スキル」も同じくらい大切だと、私自身は考えています。

 

偏った情報に基づいて犬の健康についての判断を行うと
損をしたり、場合によっては健康を害するケースも出てくるからです。

 

そうならないために、大切な愛犬の健康を守るための

「情報との付き合い方」

を、今後もメルマガでも引き続き話していきますので
ぜひ活用していただければと思います。

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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