犬の病気について血液検査などの結果説明が、難しくて理解できない…という飼い主さんへ


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、昨日のメルマガで

 

「犬の検査数値の見方」

 

の話をしたところ、結構反響がありました。

 

 

●犬の血液検査結果を健康管理にどう生かす?検査の話
https://www.officeguri.com/archives/6892

 

>諸橋さん、いつもためになるメルマガをありがとうございます。

 

>検査の数値の意味が理解できない…まさに私の事、と実につまされながら読みました。

 

>正直、検査の数値などは医療関係者でもない私には理解できるはずがない、
>という思い込みがありました。

 

>そのため、血液検査の結果、説明を聞いてもちんぷんかんぷん。

 

>わかるように説明してくれない獣医さんが不親切…という風に
>よく考えれば自分勝手な解釈をして
>今思えば、担当の先生にもちょっと失礼だったなあ、と反省しています。

 

>検査の数値について、せめて自分の愛犬の健康に関わる項目だけでも
>ちゃんと理解できるようになれた方が、
>いいのは当たりまえですよね。

 

>我が家の犬もぐりちゃんと同じように、肝臓の数値が少し高めです。

 

>せめて肝臓についての数値だけでも、自分で勉強してみよう!と思いました。

 

(Kさん)

 

 

Kさん、ありがとうございます。

 

医療サービスって、受ける側、提供する側、両方で作っていくものだと
私自身は考えています。

 

以前、私の母が胆石で手術を受けたときのことですが…。

 

既に家を出て独立している私のところに電話が来て

 

「一緒に説明を聞いてほしい」

 

と言います。

 

当時は父がまだ健在でした。

 

手術に立ち会うのも説明を聞くのも
お父さんがいるからいいじゃん、何で私まで呼び出されるの?と不審に思いつつ
説明を聞きました。

 

担当の先生は、ホワイトボードに絵を書きながら、手術の内容や考えられるリスク、
開腹無しの腹腔鏡での手術だけど
不測の事態が起きた場合は開腹に切り替えるケースもありますよ、といったことを
丁寧に説明してくれました。

 

とても分かりやすい説明だったので、最後に質問ありますか?と聞かれた際、
私も母も「いいえ」と答えて、母は手術の同意書にサイン。

 

なので説明が終わり、診察室を出て廊下に出た瞬間母が言った次の言葉は衝撃的でした。

 

「何言ってるんだかさっぱりわからなかったわ」

 

ええええええええええええええええええええ。

 

分からないのに、はい、はい、って頷いてたわけ?

 

分からなきゃ質問すりゃいいじゃん!

 

 

 

なのにこの人は質問すらしていなかったよ…。

 

 

びっくりを通り越して開いた口があんぐりとふさがりませんでしたが
結局は私の母は

 

「そもそも理解する気がないんだな」

 

というのがすぐにわかりました。

 

自分で理解する気がないから、代わりに私を呼んだのだな、という目的も分かりましたし

 

(父も同様に、理解する気がないようでした)

 

要は「病気のことは分からないから、お医者さんに丸投げ」です。

 

確かに当時、私の両親は高齢でしたし
医療従事者でもないので、手術や体についての話の理解は難しく感じられたかもしれません。

 

でも、病気が分かって手術が決まるまで結構な時間がありました。

 

その間、調べようと思えば自分の病気について調べることも十分できましたし
自分で調べるのが難しいのであれば、誰か詳しい人に聞くとか
そういう方法でも情報を集めることはできたはずです。

 

(母の友人には病気や病院に詳しい人がたくさんいて
どの病院の先生は内視鏡が上手とか、すごい情報を持っていて
井戸端会議的にそういう情報はどんどんそのネットワーク内で共有されています。

 

なんでいざというときに、あのネットワークを使わないかが不思議でした)

 

そういった「自分の身体や病気について知るという姿勢」を全く見せず
分からないので娘を呼んで、代わりに説明聞いてもらえばいいや。

 

それってどうなの?と私はその時思いました。

 

だって、自分の身体の事でしょう?

 

説明が理解できないまま、手術を受けたり、その後の治療に参加できるのかね?と思いましたが
知ろうとしないのは本人です。

 

私どうこう出来る問題でもないので
深入りするのは止めにしました。

 

幸い、手術は無事終わり、母は今も元気に暮らしています。

 

無事終わったからよかったですが、もし何かあった場合、
事前にリスク説明を受けていたとしても

 

「聞いてない」

 

と文句を言ったりするんだろうなあ…と渋い気持ちにもなりました。

 

こういう

 

「お医者さんに丸投げ」

 

で果たして満足のいく医療サービスが受けられるんだろうか?という
私自身の疑問や考えを、
たまたま昨日読んでいた本の中でズバリぶった切る文章があったので
最後に紹介します。

 

———————————————————————-

医療の質を下げている、医者と患者の共犯関係

 

日本の多くの医者は、患者さんに充分な説明もしていません。

 

ぼくが中国で国際診療所の医者をやっていたとき、
何十もの国々からやってくる患者さんの診察をしていたのですが、
自分は飲んでいる薬が何なのか知らないのは、日本の患者さんだけでした。

 

医者が何の説明もせず、「とりあえず飲みなさい」と薬を処方するからです。

 

もっとも、コミュニケーションの失調というのは、
たいていはどちらか一方だけが悪いということはありません。

 

普通は「お互い様」なのです。

 

患者さんだって、薬がなんだか分からなければ、ちゃんと質問すればよいのです。
自分で勉強すればよいのです。

 

医療とは、医療者と患者さんの共同作業です。

 

どちらも歩み寄り、努力しなければなりません。

 

一方的に医療者からサービスが提供されるから、わたしは何もしなくてよい、という
甘えた態度では、健康という価値は獲得できません。

 

(出典:99.9%が誤用の抗生物質 / 岩田健太郎著 / 光文社新書 )

———————————————————————-

 

どうでしょう?

 

結構耳が痛いな…という方もいるかもしれません。

 

動物の場合、獣医師の話を聞き、質問をし、
ベストな治療法を探る共同を代行するのは

 

●飼い主

 

の役割です。

 

(犬は獣医さんの話を聞けないですし、質問もできません)

 

そういう意味では、今回メールをくれたKさんの

 

>わかるように説明してくれない獣医さんが不親切…という風に
>よく考えれば自分勝手な解釈をして
>今思えば、担当の先生にもちょっと失礼だったなあ、と反省しています。

 

>検査の数値について、せめて自分の愛犬の健康に関わる項目だけでも
>ちゃんと理解できるようになれた方が、
>いいのは当たりまえですよね。

 

このように

 

「せめて自分の犬の健康にダイレクトに関わる検査数値の項目くらいは
 勉強してみよう」

 

という姿勢は大事です。

 

健康について「お医者さんに丸投げ」という時代は終わりつつあるなあ、と
私自身も感じることが多いです。

 

自分の健康、愛犬の健康については
自分で可能な範囲で勉強し、調べる、分からないことはプロである医師や獣医師に質問する。

 

その上で、健康を守っていく上での選択や決定は
医療を受ける側も参加して、医療サービス提供者と一緒に決める。

 

こうした、お互いに

 

「自立した関係と態度」

 

が今後、健康を守る上で大切になると私は考えますが、
今メールをお読みの読者の皆さんはどう考えるでしょうか?

 

私自身は

 

「愛犬の健康を守るために、自分自身も勉強するし
 分からないことはちゃんと獣医さんに聞く。

 

 丸投げではなく、自分も参加して、一緒に大切な犬の健康につての決定は行いたい」

 

という自立した考えの飼い主さんを応援したい、という気持ちで
このメルマガを日々配信しています。

 

本日は以上です。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 

■追伸1:

 

医療用語って一見難しいですが
私たち飼い主は、自分の犬に関係するものだけ理解すればいいんですから
さほど難しくありません。

 

大事なのは「慣れ」です。

 

医療用語とは全然かけ離れますが、マズルっていう言葉がありますよね。

 

犬の鼻から口にかけての長ーいあの部分です。

 

あれ、犬を飼っている人は普通に「マズル」って言いますが
犬を飼っていない人からすると

 

「マズルってなんですか?」

 

になります。

 

私も夫と結婚前にまだお付き合いの時代に話の中で

 

「犬のマズルがさあ」

 

と言って

 

「マズルってなに?」

 

と聞き返されて、犬を飼っている、飼っていないの文化の違いを知り、
衝撃を受けましたw

 

その後も

 

「なんだっけ…あの犬の鼻の長い箇所を現す言葉」

 

「マズルでしょ?」

 

というのを何度も繰り返し、夫はマズルという言葉を獲得していきました。

 

今はさすがにもう、犬と暮らすようになって長いので「マズル」という言葉は普通に使っていますが

 

「その世界独特の用語」

 

というのは、そういうものだと思います。

 

検査にまつわる数値も同じです。

 

肝臓だったら肝臓にまつわる数値の名前と意味を
繰り返し聞いたり、言ったりしているうちにおぼえます。

 

肝臓の数値が高いのであれば、まずはそれだけで十分です。

 
犬の手作り食動画を配信中です。チャンネル登録していただけると最新動画を見逃しません。ぜひチャンネル登録をお願いします。
↓   ↓

犬の手作り食やアロマセラピー、マッサージなど、家庭でできる犬の健康のための情報を配信しています。

犬の手作り食・アロマ・マッサージ:ぐり通信

この記事は「メルマガ:ぐり通信」のバックナンバーです。
愛犬の健康寿命を延ばすホームケア「犬の手作り食」「アロマセラピー」「薬膳」等の情報を配信しています。

★メルマガ「ぐり通信」を無料でご購読いただけます!
下記のフォームに本名を漢字で正確にご登録ください。カタカナのみ、ローマ字のみ、ひらがなのみ、犬の名前などで登録された場合はいたずらとみなし、一切の情報を配信いたしませんので事前にご理解の上ご登録ください。



メールアドレス(必須)
(必須)
(必須)



 

●愛犬の薬膳を学ぶ無料メールセミナー:無料登録はこちらから!

●犬の手作り食にお勧め!身近な薬膳食材10種の解説テキスト:無料請求はこちらから。

●犬の手作り食を学ぶ:無料メールセミナー配信中!登録はこちらから

●犬の食事の栄養バランスが気になる方へ:栄養学を学ぶ無料電子書籍の請求はこちらから

●犬に野菜をあげても大丈夫ですか?を解説したテキストを無料配布中!

 

●アロマセラピーで犬に安全な虫よけ~アロマの虫除けメール講座のご登録はこちらから。

犬のためのアロマテラピー無料オンラインメールセミナーのご登録はこちら。

犬のアロママッサージ電子書籍テキスト配布中!ご請求はこちら。

犬に禁忌なアロマ精油23種のリストと解説動画配信中!今すぐエントリー!

愛犬の冷え対策オンライン講座配信中!今すぐエントリー!

 


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。