犬とお灸:東洋医学で言うところの「健康」って何?


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

前回のメールで

 

「お灸を”ツボ”にすえることが、健康増進や病気の予防に良い、と中医学では考えている」

 

という話をざっくりとしました。

 

これって実は裏を返すと

 

「こういうことが起きると、病気になるよ」

 

という「原因」を現しています。

 

じゃあその「原因」って何なの???

 

「病気の原因」があらかじめ分かっていれば、対策を立てられそうですよね。

 

では、「中医学(東洋医学)」では「病気の原因」をどうとらえているのか?

 

今日はその話をします。

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●中医学の生理学「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の話

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中医学は

 

「病気になる前に、普段の体調管理をしっかりやって、病気の予防に努めるのが大事ですよ」

 

という考え方をベースにしており、とても重要視している、という話は前回のメールでもしました。

●私が読者の皆さんに「犬のお灸」を勧める理由:
https://www.officeguri.com/archives/7521

 

誰だって病気になりたくないですし、病気になってから治療するより、病気の「予防」に取り組む方が身体が受けるダメージも少なくて済みます。

 

だからまず、「予防」をやりましょうよ、というのが中医学です。

 

では、中医学で考える「病気の予防」というのは具体的に何か?という話です。

 

そこで出てくるのが、中医学でいうところの生理学:

 

●気(き)

●血(けつ)

●水(すい)

 

です。

 

ざっくり概要を説明すると、こんな感じです。

 

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●気:体全体の代謝活動、エネルギー循環

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私たちの身体は様々な代謝活動を行っています。

例えば、呼吸で取り入れた酸素を細胞で使ってエネルギーを生み、二酸化炭素に変えて体外に吐き出すのも代謝活動のひとつです。

 

食物を口から取り込み、胃や腸で消化し、体に取り込んで、エネルギーに変えたり、体の必要な物質に作り替えるのも代謝活動の一環です。

 

また、取り出したエネルギーを必要に応じて体の中で使うのも、やっぱり代謝活動のひとつです。

 

つまり、私たちが生きていく上で、生命を維持するのに大切なもろもろの反応や活動を中医学では

「気」

という概念で表しているんだなあ、という風にここではご理解いただけると良いかと思います。

 

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●血(けつ):血液循環やそれに伴い体の各部署に栄養がきちんと届くこと

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血は読んで字のごとし、「血流」を現すとここではざっくりとらえてください。

 

血液は「流れる臓器」とも言われるくらいで、生命を維持する上で大切な役割を多くになっています。

 

身体の隅々まで酸素と栄養素などを運ぶのはもちろんですが、老廃物の回収や、臓器から臓器への情報伝達物質である

「ホルモン」

を運ぶのも血液です。

 

この血液がスムーズに流れることで、健康は維持される、というのは、イメージしやすいですよね?

 

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●水:消化液、唾液、涙などの体液の総称

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体液というのは何だか地味な存在に思われがちですが、実は非常に大切です。

 

私たちの身体の7割は水分で出来ていますし、水分の10%を失うと死んでしまいます。

 

栄養学の世界ではタンパク質やビタミン、ミネラルの他に

 

 

も大事な要素ですよ、ときちんと取り上げていますし、生物学の世界でも

 

「水は生命活動に必須で、重要な物質」

 

と捉えています。

 

身体に余計な水分があふれると「むくみ」となり、これは時に、病気の症状としても現れます。

 

 

また、水分が不足しても肌や毛にうるおいが無くなりパサついたり、便秘の原因になったりして健康上、好ましくありません。

 

そのため、体にちょうど良い量の水分がキープされているのが健康上良く、水分代謝がスムーズでむくみなどもない状態が身体にとっても良いですよ、というのが中医学での考え方になります。

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

中医学というと

「古い」

「現代には応用が効かないのでは?」

と誤解されることも多いのですが…。

 

実は現代科学の目から見ても理に適っている個所が結構多いことに、お気づきになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

中医学は2千年の間、実際に活用されてきた伝統医学です。

 

そういう意味では、2千年の間、たくさんの人の身体を見た上で積み重ねられた「臨床経験の医学」でもあります。

 

その中医学で

 

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●気の巡りが良く(代謝活動が良く、エネルギーも十分供給されていて)

●血の循環もスムーズで(血液循環が良く、栄養も酸素もホルモンも必要な個所に届き、老廃物の回収も滞りなく)

●水の代謝も良い(水分代謝も順調で、むくみや水分の不足が無い)

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という状態をキープするのが、病気の予防に良いですよ、と言っているのです。

 

どうでしょうか。

 

確かに、このような

 

「様々な体の代謝や活動に滞りが無く、スムーズである」

 

という状態をキープできれば、健康を守る上で役立ちそうですよね。

 

ここで今日のテーマに戻りましょう。

 

何故、私たち人間や犬は病気になるのか?

 

その原因を、中医学ではどう考えているのか?

 

 

 

中医学では「病気」の原因の大元として

 

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●気・血・水の代謝バランスの乱れ

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を挙げている。

 

バランスの崩れた状態を6つのパターンに分けると以下のようになります:

 

●血虚(けっきょ:貧血)

 

●お血(おけつ:血液の巡りが悪い)

 

●気虚(ききょ:エネルギー不足)

 

●気滞(きたい:エネルギー代謝の滞り)

 

●水毒(すいどく:浮腫みによる代謝異常)

 

●陰虚(いんきょ:体の中の水分不足)

 

これらはすべて、中医学では「治療すべき対象」として考えます。

 

つまり、何はさておき、

「巡りの良い状態」

を日常生活でキープすること。

 

これが病気予防のために、中医学が勧める身体のあるべき状態となります。

 

そのために、「お灸」が非常に良い効果を発揮する。

 

だから病気の予防や健康管理にお灸がいいですよ。

 

中医学ではそう勧めているわけです。

 

ではなぜ、そもそも「お灸」は身体によいとされているでしょうか?

 

これについて、次号のメールで引き続きお話ししていきます。

 

メルマガの最後に、今日は参考図書をご紹介して締めくくろうと思います。

●なぜ中国医学は難病に効くのか―脳神経外科医がみた「不思議な効果」
https://amzn.to/2D6LLoa

 

今はもう、中古でしか入手できませんが、私は手元に1冊おいています。

 

よくありがちな「奇跡が起きて、病気が消えた!」的な内容ではなく

 

「西洋医学の病院では打つ手なしと言われた患者さんが、中医学の治療を受けると、良く眠れるようになったり、痛みが取れたり、便秘が治って生活の質が上がる、これって一体どういう事だろう??」

 

という驚きが素直に書かれていて、私は個人的にとても良い本だと思っています。

 

著者は脳外科医ですが、西洋医学バリバリの考えから、中医学に傾倒して、中医学礼賛!!という感じではなく、立ち位置がかなり中立的で、視点も冷静です。

 

 

西洋医学、中医学、どっちのいいところも利用したい!という「ぐり通信」読者さんにはぴったりのスタンスの書籍ですので今回ご紹介しました。

 

ぜひ図書館などで探してみてください。

 

本日は以上です。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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