犬の漢方薬:「証」の話、最終回


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

愛犬のための漢方薬講座テキスト作成がいよいよ追い込みです。

 

講座の製作で、一番大変なのが私の場合はテキスト作成です。動画撮影の方は、それに比べるとまだ楽しく進められますね。

 

今月中に必要とされる方にお届けできるよう、今日も作業を進めていきますよ。

 

というわけで、今日も「証」の話です。

 

「証」については、わかりにくいけど、でも犬に漢方薬を使ってみたい!という方はどうにかついてきてくれている、という感じですね。

 

(メルマガの反応を見た上での感想です)

 

「証」の解説は今日で一旦終了です。

 

「証」というものの概念が分かっているだけでも、犬の治療に漢方薬を選択したいという飼い主さんは、犬の体調で、症状で、どこをみて獣医師に伝えたらいいか?がわかるはずです。

 

 

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●実証と虚証

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漢方では、病気の原因となる様々な要因を「邪気」と呼んでいます。

 

「邪気」って、名前からしてすごく邪悪な感じがしますね。

 

例を挙げると、例えば今流行のインフルエンザはインフルエンザウィルスが引き起こす病気です。

 

この場合は、ウィルスが「邪気」に相当します。

 

一方で、体はこうした外部から侵入してくる病気の原因に対して防衛を行います。

 

免疫細胞が集まってきて、ウィルスと戦うことで私たちの体を病気から守ろうと働くわけですね。

 

(この辺りが知りたい人は、漫画:はたらく細胞を読むとすごくわかりやすいです。白血球さんやキラーT細胞さん、樹状さん、マクロファージさんあたりが活躍してくれている様子がまさにそれです)

はたらく細胞
http://shonen-sirius.com/series/sirius/saibou/

 

この体自身が病気と戦おうとする力を「正気(せいき)」と呼びます。

 

この「正気」と「邪気」の戦いを表すのが

 

・虚証

 

・実証

 

です。

 

「へ??た、戦いの様子???」

 

という風にびっくりする方もいますが、要はこういうことです。

 

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●強大な邪気(インフルエンザウィルウスとか)VS 強い正気(旺盛な免疫反応)
→激しい症状(高熱、体全体の痛みなど)→ 実証

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●弱い邪気(軽い風邪を引き起こす程度のウィルスなど) VS 弱った正気(弱々しい免疫反応)
→ 長くダラダラと何となく続く不調 → 虚証

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体が丈夫で免疫応答が盛んであれば、強力な邪気が侵入してきた際、激しい反応が起こります。

 

高熱が出る、という場合の「熱」は体自身が出しています。「熱」で病気の原因を死滅させようという体自身の反応です。

 

でも、熱が出ている体の意識を司る私たち自身は辛いわけですよね。

 

病気のせいで体に辛い症状が起こる…ということで私たちは病気の原因について腹を立てたり、怒ったりするわけですが、実際に辛い症状を引き起こしているのは実は私たち自身…という何ともパラドクシカルな(逆説的な)状況に陥るわけです。

 

 

そういう「実証」の反応が見られるときは、そうした熱や痛みといった反応に対し、発汗を促し、早めに反応を終わらせる手助けをするような漢方薬が用いられます。

 

逆に、免疫応答が鈍く、ダラダラと症状が長引き完治しない、というような「虚証」の場合は
体を温め、免疫が働きやすいよう促すことで病気の治癒に向けて、体に働きかける調合になることが多いです。

 

まとめると、漢方薬を選ぶ際、

 

・体の抵抗力の状態はどうか?

×

・敵となる病気の原因はどのくらい強いのか?

 

を見て、その反応から適切な方剤を選ぶ必要がある、ということですね。

 

そんなわけで、漢方薬選びは結構深いのです。

 

選ぶ側にも、丁寧に体と向き合う姿勢が求められます。

 

そこが、漢方薬の面白いところでもありますし、犬におすすめしたい理由でもあります。

 

次号では、こういう場合には犬にこんな漢方薬という選択肢もあるよ!という話をします。

 

犬に多い皮膚トラブルや、あとは膀胱炎にはこの漢方、といったものもあります。

 

漢方を学ぶことを検討中の方は、是非楽しみにしていてくださいね。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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