犬の食事をどう選択する?メリットとデメリットを比較しよう


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も「犬の手作り食をもっと楽しむために必要な知識」の話。

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・犬におすすめでない調理法

・栄養についての基本的な知識と情報

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これらの知識をどう身につけるか?の話をします。

 

●犬におすすめでない調理法

 

これは例えば

 

●味付けをする

→ 犬の手作り食に味付けは基本、不要です。塩分は毒ではありませんが、過剰摂取は犬の体調に影響します。

 

肉や魚にもともと含まれている塩分のみで、犬の体は十分機能するので、あえて調理の際に味付けをする必要はありません。

 

 

●スパイスを多用する

→ 刺激に強いスパイス類(コショウ、唐辛子など)は犬の食事には不要です。消化器を傷める場合もあります。

 

要は犬に手作り食は、味付けなしでシンプルに煮る、焼くなどの調理法で食べさせるのが基本、ということですね。

 

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「加熱することが前提になっていますが、生食についてはどうお考えですか?」

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という質問もたまに寄せられるので回答しておきます。

 

「生食」、ここでは「肉を生で与える」の意味で使っていますが、「生食」については個人的にはおすすめでも、反対でもありません。

 

生の肉を食べることについては消化、吸収、栄養学の面では、少なくとも加熱して食べるのと比べて、私が知る範囲内では特にメリットを見出せません。

 

 

また、生食には当然デメリットもあります。

 

一番のデメリットは生肉はやはり、病原体からの汚染から完全には逃れられない点ですね。

 

例えば、鶏肉のカンピロバクター汚染率は結構高いですし(検体の個数が少ないながらも、農場で陰性を示す鶏群から製造された鶏肉の汚染率27%という調査もあります)

 

厚生労働省もはっきりと、「現在、食鳥処理の技術ではこれらの食中毒菌を100%除去することは困難」と述べています。

 

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Q7 鶏肉を取り扱う際に何に注意すればよいですか?

健康な家きんであっても、腸管内などにカンピロバクターやサルモネラ属菌などの食中毒菌を保有している場合があります。現在、食鳥処理の技術ではこれらの食中毒菌を100%除去することは困難であり、鶏肉や内臓からカンピロバクターが高頻度で検出されます。(Q5参照)したがって、食中毒予防の観点から、生や十分に加熱されていない鶏肉を食べないよう、食べさせないようにしましょう。

●カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)より:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html#a1-07

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カンピロバクターに犬が感染した場合、多くの場合は無症状ですが子犬では下痢などの症状を起こすことがあります。

 

後はカンピロバクターに感染した犬と接触して、人が感染したケースもあるので

 

「犬にとっては無症状でも、人の健康と安全を守る」

 

ということを考えると、生肉を犬に与える際には、こうしたリスクも考慮する必要があるでしょう。

 

こう書くと「生食」を否定するのですか?と思われる方もいると思いますが、そうではありません。

 

生食という選択をした際に、メリットと同時に、

 

●生肉が避けて通れない病原体汚染

●それがもたらすリスクの説明

●感染を防止するための、生肉の正しい取り扱い

 

などについて、説明やレクチャーをちゃんと受けましたか?ということです。

 

メリットとデメリットをきちんと比較して、自分自身でメリットが大きいと判断し、その選択をしたのであれば後は自己責任です。

 

リスクを上手に管理しながら、生食を楽しめば良い、ということです。

 

大事なのは「メリットとデメリットを、客観的な事実を元に比較検討して決めたかどうか」です。

 

そう、犬の食事を選択する場合学ぶべきことは結構色々あります。

 

もちろん、初めは「なんだか楽しそう!」「面白そう!」という興味、関心からスタートしてOKです。

 

一方で、犬の食事は「犬の健康」にダイレクトにつながるものでもあります。

 

そういう意味では、安全、そしてリスクについて知ることが大事。

 

手作り食を始めて、しばらく経って、新しいことにチャレンジしてみたい、という飼い主さんは少し踏み込んで

「食の安全性」

という視点も組み込むと、より犬の食事メニューを安心して組むようになれます。

 

いかがでしょうか?

 

犬には色々な食の選択肢がありますが、メリットとでメリットをきちんと比較して決定する重要性はご理解いただけましたか?

 

今日はここまでです。

 

次号ではいよいよ、多くの方が気にしている

 

「栄養についての基本的な知識と情報」

 

についてお話しします。

Office Guri 諸橋直子

(終)

 

■追伸1:

生食といえば刺身です。

 

私は刺身が好きですが、そしてサーモンがとりわけ大好きですが、絶対冷凍されたものを食べるように心がけています。

 

子供もお寿司が大好きですが同様に、サーモンは冷凍したものを食べてもらっています。

 

理由は、アニキサスが怖いから。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html

 

アニキサスは2~3cmの虫でサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生しています。

 

生きたままのアニサキス幼虫を刺身などで食べてしまうと、胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こすことがあります。

 

そうなると激しい腹痛とか嘔吐が起こり、内視鏡で胃壁に潜り込んでいるアニキサスをつまみ出してもらう処置を受けなくてはなりません。

 

だったら生にこだわらなくても…いったん冷凍して安全なお刺身の方がいいや、と私の場合はなります。

 

今は冷凍技術が発達して、冷凍しても十分美味しくいただけますからね。

 

要は、リスクを知って、どう対応するか?を自分で決めることです。

 

それには正しい知識が必要。

 

健康を守るには、正しい知識を知る努力が大切だし、欠かせないと考えている次第です。

 

 
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