犬の手作り食:「無農薬」は、農薬ゼロっていう意味じゃないですよ、という話


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、テーマは、

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●犬の手作り食の材料、やっぱり無農薬とかの方がいいですか?

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について。

 

この問題は、結構気にしている方が多いです。

 

私も以前、気になったので徹底的に調べました。

 

そして、結論。

 

無農薬栽培、と表示があっても残留農薬ゼロとは言い切れないので、あまり意味がないかも…

 

えええええええ!と驚いた、そこの方!

 

さらに大事なことを今から言いますね。

 

「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」

 

といった表示も、農作物について、現在は使用禁止ワードになっています。

 

「ええええええ!何で!?」

 

ハイ、これについて今から説明しますね。

 

犬のためにできるだけ安全な食材を!と意識している飼い主さんにとっては、結構大事な話になるので、よーく耳をこちらに集中して聞いてくださいね。

 

まず、事実関係の整理から。

 

「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」

 

これらの表示は、農林水産省「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」により2004年から禁止されています。

 

結構前…ですけれど、実際、このことを知らずに「無農薬栽培」をうたって野菜が販売されているケースも多いです。そういう表示を見かけたよっていう方も、多いはず。

 

ただ、こうした表示は事実と異なっていたり、実際以上にその商品に対して良いイメージを意図的に与える可能性もあるんですね(優良誤認)。

 

例えば「無農薬」。

 

確かに、その「無農薬野菜」を育てている農家さんの畑は、無農薬栽培で農薬を使っていないかもしれない。

 

でも、その隣の畑で、別の農家さんが農薬を散布していた場合。

 

「無農薬栽培」の畑の方にも、農薬は風で飛んできます。

 

ビニールハウス栽培であれば話は別ですが、そうでない、屋外の畑であれば、畑と畑の間に空気の流れを遮断するような壁を作るのも事実上不可能ですし、土地は当たり前ですが、地続きです。

 

なので、「無農薬栽培」と表示があって、実際その畑の管理者は農薬を一切使っていなくても、隣の畑から飛んでくるのは防ぎようがないじゃん!ということ。

 

こういう状況だと、

 

その野菜に100%残留農薬はありません!

 

を証明するのは、難しい。

 

ゼロを証明するって、案外難しいです。

 

ゼロ → 1 であれば、存在を証明すればいいのですが、存在しません、を証明するって至難の業。

 

それであれば、現実に即した表記の仕方で、消費者に、商品について正しく伝わるよう、表示を変えませんか?ということになりました。

 

 

というわけで、現在は

 

特別栽培農産物

 

とか

 

特別栽培米

 

という表示の仕方がされています。

 

詳しくは、こちらにガイドラインが公開されているので、興味のある方は参考にしてみてください。

●特別栽培農産物に係る表示ガイドライン
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/tokusai_03.pdf

 

というわけで、今日の結論を言います。

 

犬の手作り食の材料、やっぱり無農薬とかの方がいいですか?

 

そもそも農作物に関しては「無農薬栽培」という表示をしちゃいけませんよ、というルールになっているので、もし、できるだけ農薬が少ない環境で育ったものを希望、ということであれば

 

特別栽培農産物

 

の表示のあるものを選んだらいいのでは?というのが一つ。

 

それともう一つ。

 

そもそも、農薬ってそんなにダメなものですか?

 

という視点。

 

これが実は大事です。

 

犬の食の安全を考える際、

 

農薬は体に良くない

 

というイメージだけで考えるのは、実はあまりお勧めの姿勢ではありません。

 

健康を考える際、個人の「好」の感情はもちろんあってもいいですが、それだけを元に考えると、良い結果に結びつけるのが難しい。

 

大事なのは、感情はいったん脇に置いておき「客観的な事実」や「データ」もみてみよう、という姿勢です。

 

犬の健康を本気で考えよう、と思う飼い主さんは、必ずこの

 

感情の好悪とは別に、そのものについて客観的に考える力

 

が必要になる時が、必ず来ます。

 

うーん、でもなんかちょっと難しそうですね。

 

やっぱりどうしても好き嫌いの感情で判断しちゃうなあ。

 

でも、そこを一旦乗り越えて考えてみるのが大事なんだよね?

 

じゃあ、一体どうしたらいいんでしょうね?

 

そう思った飼い主さんに向けて、次号のメールで引き続きお話ししています。

 

*余談:本文とは関係ありませんが、今この本を読んでいます。動物との関わり合いをいろいろな角度で考えてみたい方にはおすすめです。

 

興味のある方は、お盆休みに是非。

 

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