シニア犬のケアどうしたらいい?→シニア期を迎える前から準備する、という考え方もおすすめです。


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

さて、先週の土曜日は札幌で

●ペットのための東洋医学アロマセラピー

講座でした。

 

精油を11種類ご用意して
その中から愛犬の状態に合わせて

「東洋医学的な視点で」

精油を選び、マッサージオイルを作成していただきました。

 

例えば、「」をケアするのにこの精油、
」をケアするのにこの精油、
」のケアをするにはこの精油、という具合です。

 

また、内臓同士はそれぞれ影響し合うので
ケアしたい臓器を中心に「相性・相克」の考えを活用し
トライアングルでアロマレシピを決める方法もご紹介しました。

 

こちらは明日から動画編集がスタートしますので
ぴん!と来られる方はぜひ動画配信を楽しみにお待ちください。

 

今日はよくある「シニア期の食事をどう考えたらいいのか?」という
ご質問を取り上げていこうと思います。

 

先日、「薬膳で出来ることとできないこと」というテーマで配信したこの記事に対し
かなりの反響がありました。

●犬の薬膳でできること、出来ないことの「ボーダーライン」を知る
https://www.officeguri.com/archives/5544

 

話を要約すると

「犬がシニア期に入り足腰が弱ってきている、体力的な衰えを感じる。
 食事を工夫することで何かできることがあるか?」

というご質問に対し、

「足腰の衰えなどは、筋肉の衰えに原因があるケースがほとんどなので
 食事だけで何とかしようと思うと無理がありますよ」

というのが回答でした。

 

 

以下、その際に回答を下記に引用します。

—————————————————————————–

そのため、それを食事「だけ」で何とかしようとすると
それには無理があります。

 

筋肉は使うことで張りや量を取り戻すことが可能ですが
そのためには運動が必要になります。

 

そのため、シニア期である愛犬に無理のない範囲で運動をさせる、というのが
第一選択肢になります。

 

それと同時並行で、タンパク質の摂取量を意識して増やします。

 

シニア期に入るとタンパク質の要求量は青年期に比べて多くなります。

 

これにはいろいろな要因がありますが
そのひとつに、青年期に比べて、シニア期は同じたんぱく質量を摂取しても
筋肉に合成できる率が下がる傾向がある点が挙げられます。

 

なので、気持ち多めに肉類、魚類を増やす、という工夫で
良い結果が出せるケースが多いです。

 

—————————————————————————–

 

そして、「シニア期に入ったので食事をどう変えて、健康管理に生かしたらいいのか?
というご質問に対し
もう一歩深く突っ込んだ回答をするのであれば

シニア期を迎える前から、しっかり体を作っておければベストです

に、なります。

 

それにはやっぱり、運動が欠かせません。

 

定期的な散歩はもちろんですが
時々ドッグランなどで思い切り走らせる、なんていうのもおすすめです。

 

ちなみに我が家のぐりは、
まだ1歳の頃、実家の父が山の斜面からボールを投げて
坂道を走ってボールを追いかけ、
それを取って坂の上まで登ってくるというのを
毎日特訓されていました(笑)

 

なので、散歩から帰ってくるともうぐったりで
でもおかげで筋肉はしっかりとできていましたね。
獣医さんにも「筋肉がすごいです」と褒められていたくらいです。

 

これは完全に父が趣味でぐりの体を鍛えていたので
絶対にそうしなければならない!というものでは
もちろんありません。

 

ただ、若いころから体をしっかり動かす習慣を持ち
適度な筋肉が発達させることは

「シニア期を迎えるにあたり、快適に過ごすための貴重な貯金をしている」

というイメージをしていただくとわかりやすいかと思います。

 

運動の習慣をしっかり取り入れた上で
食事からサポートできることはたくさんあります。

 

良質なたんぱく質をたっぷりと摂り、
エネルギー源となる栄養素や
体の代謝や疲労回復に必要なビタミン、ミネラル類もしっかり摂取すればOKです。

 

 

このように書くと、緻密な栄養計算がいるのでは!?とドキッとする方もいるかもしれませんが
よほど偏食をしない限り、普通の食事から
これらの栄養素は十分摂取できるので
安心してくださいね。

 

こういう食物には、どういう栄養素が多く含まれているか?を
ざっと知るだけでも、安心材料につながります。

 

例えば、人間向けの栄養についてやさしく書かれたこのような書籍を読むだけでも
基礎的なことが学べますので
それをあとは犬に応用すれば大丈夫です。

 

●あたらしい栄養学

また、シニア期に入っても犬の胃腸の消化機能は衰えないというデータもあります。
なので、シニア期だから全部おかゆにしなければだめとか
消化を良くする工夫をして柔らかくしないといけなとか
そういう一律のルールもありません。

 

犬が元気で、普通に食事をしてくれるのであれば
それでOKです。

 

もし、飲み込む力が弱くなって
とろみをつけないと食べにくそうだとか
そういう場合は個別に対応するのがいいですね。

 

「シニア期だから」

というくくりで見るよりは

「現在の我が家の犬の場合は」

という視点で考えるのが、おすすめです。

 

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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シニア犬介護~犬の関節の固まりを防ぐ(6)グレープフルーツ精油の活用


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も「犬の関節の固まりを防ぐ」をテーマにお届けします。

 

前回は「関節マッサージにお勧めのアロマ精油」として

●ラベンダー・スーパー

をご紹介しました。

 

関節ケアに最適な成分がバランス良く含まれたこの精油ですが
てんかんを持つ犬には慎重に用いるべき成分「ケトン類」を少量ですが含みます。

 

シニア犬は、他の年代の犬より敏感で反応が出やすいケースが多いです。

 

そのため、安全面を考慮すると、
てんかんを持病に持つ犬の場合「ラベンダー・スーパー」の使用は
念のため控えることをお勧めする、というお話を前回はしました。

 

では、そう言う犬の場合でも安全に使える精油は無いのか?というのが
今回のテーマです。

 

てんかんを持病に持ち、なおかつ関節のケアをしたいと言う場合は

 

●グレープフルーツ(プラナロム社)

がお勧めです。

 

 

理由は、この精油には「血流促進」「血管拡張作用」を持つとされる

●リモネン

という成分が約95%も含まれているからです。

 

*成分分析表(ロット、メーカーによって成分は異なります)
https://www.pranarom.co.jp/product/essential/essential024.html

 

 

実際に、人間の整形外科において
アロマテラピートリートメントを行い
(精油を希釈したマッサージオイルを使ったマッサージなど)
いくつかの精油で評価の測定を行ったところ…。

 

 

グレープフルーツの評価が最も高いという結果がでたという
実験データがあります。

 

 

●理由としては:

グレープフルーツの爽やかな香りが
鼻から吸収され、脳を刺激することにより
リラックス効果が高まったという要因がひとつ。

 

もうひとつは、血管拡張効果の期待されるリモネンを
多く含むグレープフルーツを希釈して作った
マッサージオイルでマッサージを行い、
皮膚の表面温度をチェックしたところ
温度が他の精油と比べて有意に上昇したと言う結果が得られた。

 

 

 

何だか難しいことを…と思う方もいらっしゃるかもしれないので
まとめると

 

「グレープフルーツを用いたアロママッサージでは
 香りもいいのでリラックスを誘うし
 実際に皮膚の表面温度が上がるのが確認できるほど
 血流を良くする結果になった」

 

ということです。

 

てんかん持ちの犬の場合は、グレープフルーツを用いて
マッサージオイルを作り
関節をマッサージしてみてくださいね。

 

「シニア犬の関節の固まりを防ぐ」というテーマは
今回で終了します。

 

次号より、また別のテーマでお届けしていきます。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 


 

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