犬の床ずれケア(3)ラップ療法のメリット~正常な細胞を殺さない方法


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も犬の「床ずれ」のケアについてのお話です。

バックナンバーはこちらから。

 

犬の肘のカサカサや老犬の床擦れ、どうやってケアしたらいい?(1)

床ずれのケア「傷口が乾かないように覆う●●●療法」をご存知ですか?(2)

 

前回のメールでは「ラップ療法」のご紹介をしました。

 

これまで、傷口は「消毒液で殺菌消毒をし」「乾かす」
という方法でのケアが中心でした。

 

もちろん屋外でのケガなどで傷口が不衛生な状態の場合
殺菌消毒は必要です。

 

いっぽうで、床ずれなど

 

「自宅で寝たきりになり、
体重が体の一部に集中してかかることによって
発生した褥瘡(じょくそう)」

 

の場合は、ラップ療法が適しているケースもあります。

 

理由は、床ずれ部分を生理的食塩水などで洗うことによって
清潔を保つことが可能であることと
屋外で出来た傷などとは違って
消毒無しでも適切な管理が可能なケースが多いということです。

 

消毒液は雑菌を殺してくれますが、
同時に傷部分の正常な生きている細胞も殺します。

 

そのことが傷の治りを遅くするケースもあることが指摘され
それであれば、洗浄などで適切に管理が可能な場合は

 

●生理的食塩水+ラップ療法

 

を選択肢の一つに入れてみてもいいのでは?ということです。

方法は、

 

1:床ズレ部分を生理的食塩水で洗浄

2:ワセリンなどを清潔にした床ずれ部分に塗る

3:ラップをして、傷口が乾かないようにする

 

です。

 

「生理的食塩水ってなんですか?」

「傷口を乾かないようにするメリットは?」

 

これについては次号のメルマガでさらに詳しくお話ししていこうと思います。

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 


 

この記事は「メルマガ:ぐり通信」のバックナンバーです。
このメルマガの最新号を購読しませんか?

★メルマガ「ぐり通信」を無料でご購読いただけます!

犬の手作り食・アロマ・マッサージ:ぐり通信

 


床ずれのケア「傷口が乾かないように覆う●●●療法」をご存知ですか?(2)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

さて、前回より新しいテーマでお話をしています。

■犬の肘のカサカサや老犬の床擦れ、どうやってケアしたらいい?
https://www.officeguri.com/archives/3941

 

肘のカサカサにはぐり石鹸で取り扱っている肉球クリームを
お使いいただいてOKです!というお話をしました。

そして今日は、

 

>老犬の床擦れなども心配です。

 

と言うご質問にお答えしていこうと思います。

———————————————————-

■ラップ療法をご存知ですか?

———————————————————-

 

ラップ療法をご存知でしょうか?

別名:湿潤療法とも呼ばれる方法ですが

 

●傷口を消毒液などで消毒せず

●生理的食塩水等でよく洗う

●傷口が乾かないように覆う

 

ざっくり言うとこういう方法です。

 

私自身、この方法はアトピーなどの皮膚疾患なども多く取り扱う
獣医師の先生から、セミナーで直接ご紹介いただきました。

 

床ズレの場合もお勧めのケアということで
推奨いただきましたので、
このメルマガでもご紹介させていただく次第です。

「えええ、消毒しないんですか?」

とびっくりされる方もいらっしゃると思いますが
これももちろんケースバイケースです。

 

どんな方法も「正しい知識を持って適切に行う」ことが大切です。

ここが一つ目のポイントです。

 

当然ですが…。

 

●大きな傷や出血がひどいような深い傷
●骨や腱のような組織が露出している傷
●化膿している傷
●猫や犬など動物にかまれた傷
●異物(木屑、植物片、魚の骨など)が混入している傷
●大きな水ぶくれができたやけど、
●低温やけど
●切り傷の原因となった刃物が汚れていた場合

 

などは医療機関の受診が必要です。

 

これを大前提として、では「床ずれ」のケアに
何故「ラップ療法」が有効なのか?についてお話ししていきます。

と、その前に…。

———————————————————-

■そもそも床ずれとは?

———————————————————-

 

床ずれのケアのお話の前に、

「そもそも床ずれって何?ピンときません」

と言う方のために「床ずれとは?」という
基本の部分からお話ししていきます。

 

床ずれは、犬が寝た切りになったりなどして体が動かせなくなった場合、
腰骨や仙骨部、踵など、”骨が飛び出した部分”が圧迫されて、
筋肉や皮下組織が血行障害を起こしてしまうことによって起こります。

 

血行障害が原因で組織が壊死し、皮膚が破れて穴が開いてしまった状態が
いわゆる「床ずれ」と言う状態です。

 

もちろんこれは床ずれにならないように「予防」をするのが一番ですが
大型犬等の場合体重が30kgを超える場合もありますし
そうすると介護をする飼い主さん自身の負担も大きいです。

 

もちろんこうした「床ずれ」が出来てしまった場合、
基本的には獣医師に相談の上、適切なケアの方法を検討することになりますが
その際に、飼い主さんの方から

 

「ラップ療法と言うものがあると聞きました。
自宅でこのケアを行っても問題無いでしょうか?」

 

と、愛犬の状態を獣医師に確認してもらった上で
判断を仰ぐのがベストと言えます。

 

そうした前提で、次号のメールでは

 

●ラップ療法とは?
●生理的食塩水って何?

 

と言うあたりを、さらに詳しくお話ししていこうと思います。

次号に続きます。

 

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 


 

この記事は「メルマガ:ぐり通信」のバックナンバーです。
このメルマガの最新号を購読しませんか?

★メルマガ「ぐり通信」を無料でご購読いただけます!

犬の手作り食・アロマ・マッサージ:ぐり通信

 


犬の肘のカサカサや老犬の床擦れ、どうやってケアしたらいい?


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

今日より新しいテーマを取り上げて行こうと思います。

 

実は口腔ケアに関するメールの中で
新しいテーマのリクエストがありましたので、
そのメールを紹介させていただきますね。

—————————————————-

先日肉球クリームを購入したのですが、
肘のカサカサに塗っても大丈夫でしょうか?

中飼いではないので、肘がカサカサで破傷風などに
なるかもしれないのが心配です。

そういうお話など勝手に期待してます。
(老犬の床擦れなども心配です。)

(ハンコさん)

—————————————————-

 

シニア犬の飼い主さんから

床ずれのケアで良い方法があれぜひ知りたい

と言うリクエストをよく頂戴するようになりました。

 

また、床ずれまで行かなくても、いわゆる「寝ダコ」と呼ばれる
体重がかかる肘などの毛がスレてしまい
そこがタコのように固くなる、というケースもあります。

 

余談ですが、寝ダコは何もシニア犬に限ったことではなく
ウエイトオーバー気味の犬の場合もできやすいです。

 

本来、そこまで負荷がかからないはずなのに
自分自身の体の重みで、肘がすれているわけですから
肥満が原因で寝ダコが出来ているケースだと
タコをケアしつつ減量も大切になってきます。

 

そこでこのメルマガでは「床ずれ=皮膚が破れているような状態」
と「寝ダコ」「肘のカサカサ」を分けて考え
どのようにケアしていくか?を今日からお話ししていこうと思います。

 

まずは「カサカサ」および「寝ダコ」の場合。

 

>先日肉球クリームを購入したのですが、
>肘のカサカサに塗っても大丈夫でしょうか?

 

>中飼いではないので、肘がカサカサで破傷風などに
>なるかもしれないのが心配です。

 

ハンコさん、ぐり石鹸の肉球クリームを
ご愛用いただきありがとうございます。

 

肘のかさかさにも肉球クリームはお使いいただけますよ。

 

かさかさが進行して、ひび割れなどになると厄介ですし
犬も痛い思いをします。

 

ぜひ、乾燥防止のために肘のかさかさにもお使いになってください。

もちろん、「寝ダコ」のような個所に塗っていただいてもOKです。

 

>老犬の床擦れなども心配です。

 

床ずれに関しては私も色々とご相談を受けるので
このケアについては専門の獣医師からもお話を伺っております。

「アロマを使ってケアできないか?」

といったリクエストもいただくのですが
床ずれに関していうと、アロマ等は却って逆効果になるケースがあります。

 

「え??そうなんですか?」

「じゃあ、いったいどういう風にケアしたらいいんですか??」

 

はい、実は私自身が犬の散歩中に山で枯れ枝で負傷した際に
(どれだけワイルドな散歩コースだよ…と言う突っ込みはなしで)

 

実際にこの方法でケアして治りが非常に早かったのと…。

 

同様に、3歳の息子の靴ずれによる水ぶくれと、
それが破れてしまった際に
やはり同じ方法でケアした際に、
息子を泣かせることなく手当てできたので

 

「痛くない」

 

という点でも非常にお勧めのやり方になります。

 

そこで次回から、私と息子が実際に試してみて効果を実感した
獣医師もお勧めの「床ずれケアのやり方」についてお話ししていきますね。

 

ちなみにセミナーなどで

 

うちの子は皮膚がジュクジュクしていつも血がにじんでいます。
 この場合のシャンプー方法を知りたいです

 

といったご質問を受けた場合にもご紹介している方法ですので
皮膚トラブルでお悩みの犬のケアにも応用していただけます。

 

楽しみにお待ちくださいね。

 

本日は以上です。
良い週末をお過ごしください。

■本日、メルマガ内でご紹介している肉球クリームはこちらです。


【肉球ケア用スティッククリーム】
オーガニックラベンダー+ティーツリー!
犬の手と足のツボマッサージ動画マニュアル付き!(単品)
https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&461m1

 

まとめ買いセットもご用意していますよ。

https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&461m2

 

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 


 

この記事は「メルマガ:ぐり通信」のバックナンバーです。
このメルマガの最新号を購読しませんか?

★メルマガ「ぐり通信」を無料でご購読いただけます!

犬の手作り食・アロマ・マッサージ:ぐり通信

 


%d人のブロガーが「いいね」をつけました。