犬の体を知り、病気を予防する(3)知識を心臓病の早期発見につなげた話


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、ここからが今日の本題です。

 

前回のメールでは、犬の体を「8つの系」で、まずは理解することの重要性をお話ししました。

 

8つの系」はこちら:

 

—————–

 

●呼吸器系

 

●循環器系

 

●消化器系

 

●泌尿器系

 

●生殖器系

 

●内分泌器系

 

●骨・筋肉系

 

●神経・感覚器系

—————–

 

今日はこれら8つの「系」について学ぶことで飼い主さんにとってどんなメリットがあるか?をお話しししていきます。

 

今回は「循環器系」とは何か?

 

それを学ぶことで、実際どういうメリットがあるのか?

 

これをOffice Guriのオンライン講座受講生である飼い主さんの事例も交えつつ、ご紹介しますね。

 

—————–

●循環器系

—————–

 

循環器系は「心臓」と「血管」「リンパ管」などの総称です。

 

体の中の全ての細胞に血液を送る働きを担っています。

 

犬の病気に関わる部分では「心臓」に関するものがダントツで多いです。

 

犬の心疾患のうち75~85%が

 

●僧帽弁閉鎖不全症

 

と呼ばれる病気で、老齢の小型犬に多く発生します。

 

遺伝的に、この病気にかかりやすい犬種もはっきりしていますので、該当される犬種の飼い主さんは注意が必要です。

 

心臓に疾患がある場合、どのような症状が現れやすいか?を知っておくことで、早期発見、早期治療につなげることができるからです。

 

そういう意味で、循環器系について基礎知識を学ぶことは重要ですね。

 

実際に、私が運営する講座で犬の体について学んだ受講生の方でも、知識を愛犬の心臓病を早期発見につなげた方がいらっしゃいます。

 

 

 

「散歩の時、歩き方がちょっといつもと違うな…と感じ、動物病院を受診したところ初期の心臓疾患が見つかりました。

まだうちの子、そんな年じゃないのに…と初めはショックでしたが動物病院の先生に

 

早く見つけられたからこそ、薬で病気の進行をある程度抑えられるんですよ。

早期発見すればするほど、それ以降、質の良い生活を維持できる時間が長くなりますよ

と言われて、そうか、早めに気がつけてうちの子はラッキーだったんだ、とだんだん思えるようになりました。

 

本当にわずかな変化だったので、もし心臓疾患についての予備知識がなければ、見逃してしまっていたかもしれません。

 

うちの子は、心臓病にかかりやすい犬種だということも理解していたので、そういう意味で、病気の予防もある程度”情報戦”なのだな、と思いました。

 

先生の講座であらかじめ学んでおいて、本当に良かったです」

 

はい、実際にところ病気の予防、早期発見は

 

情報量

 

に左右されるところが大きいです。

 

事前にどれだけ、犬の体について客観的で正しい基礎知識を蓄えられているか

 

肝心なのは、そこなのです。

 

大切なのは犬の体について、何もない時から基礎知識を学び、情報を頭にストックしておくこと。

 

それを必要に応じて、自在に取り出せるよう準備しておくことです。

 

大事な犬の体です。

 

体はどういう臓器で構成され、それぞれ何をしているのか?

 

故障が起きると、どういう症状となって現れるのか?

 

飼い主さんがそれを知っていることで犬の病気の早期発見に繋げられます。

 

早く病気が見つかれば、それだけ早く対応でき、今回ご紹介した飼い主さんの事例のように犬のQOL(=生活の質)を高く保てます。

 

なので今日は「犬の体について、普段からよく知っておくこと」の重要性をぜひご理解ください。

 

今日はここまでです。

 

次号のメールでは多くの飼い主さんがトラブルで困った経験のある

 

—————–

●消化器系

—————–

 

の話をしていきます。

 

消化器系について事前に知っていたことで、病気の際の対応方法がどう変わったか?どんな風に落ち着いて行動できたか?

 

最終的に、結果はハッピーエンドになったか?

 

この辺りについてお話ししていきます。

 

是非楽しみにしていてくださいね。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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犬の病気で慌てないために(2)犬の体を「8つの系」で理解しよう


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日も

 

犬の急な体調不良で慌てないために、普段からできること

 

をどう学ぶか?をテーマにお話ししていきますね。

 

前回の記事はこちら:

 

 

●犬の急な体調不良(1)慌てないためにできる「普段」の備え
https://www.officeguri.com/archives/7824

 

前回までは

 

病気になった場合の対応方法、その備え

 

について、犬を飼い始めたばかりの初心者の方でも、まずはできること、調べられることを中心にお話ししました。

 

今日はそこからもう一歩突っ込んで、

 

・病気のメカニズム

 

 

・その病気に関わる体の仕組み、臓器の働き

 

など、より深い知識を学んで、

 

大きな安心を得たい

 

犬の健康を守りたい

 

とお考えの飼い主さん向けの勉強方法をお伝えします。

 

——————————————–

●大事な犬の体の「地図」を、まずおおまかに理解することから始めよう

——————————————–

 

いきなりですが質問です。

 

今メールをお読みのあなたご自身は、あなたの愛犬についてどれくらい知っていますか?

 

「え?そりゃ家族だもん、全部知っていますよ!」

 

「好きな食べ物はささみ、お気に入りのおやつはりんご、よその犬と遊ぶには苦手で、臆病なところがあり、でも家族にないしては甘えん坊で…」

 

はい!OKです!

 

飼い主さんが愛情深く、犬を見守り、理解している、と言うことはこれだけでも十分伝わってきます。

 

でももし、

 

「愛犬を健康を守りたい」

 

「病気から犬を守りたい」

 

「万一、病気になった際も冷静に対応したい」

 

と言う場合、あなたご自身が知るべきなのは

 

「うちの犬の体って、そもそもどうなっているの?」

 

と言う「身体についての基礎知識」です。

 

愛犬の大好きなおやつや散歩コース、おもちゃについて知っていることは、犬の生活を豊かにし、楽しくします。

 

一方で、犬の健康を守りたいと思ったら、まず身につけるべきは

 

犬の体の基礎知識

 

です。

 

具体的には?

 

以下の8つの「系」を最低限、知っておくことが重要です。

—————–

 

●呼吸器系

 

●循環器系

 

●消化器系

 

●泌尿器系

 

●生殖器系

 

●内分泌器系

 

●骨・筋肉系

 

●神経・感覚器系

—————–

 

「系」と言うのは体を作る「臓器」と「働き」をセットにして指したもの、とここでは理解してください。

 

例えば「呼吸器系」であれば、具体的にさす場所として

 

・鼻

・鼻腔

・咽頭

・喉頭

・気管

・気管支

・肺

 

が、挙げられます。

 

これらの働きを大雑把にまとめて言うと

 

生命を維持するために、空気中から酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す

 

になります。

 

このように「部位」と「働き」が理解できると続けて、この「系」に問題が起きると犬の体にどう言う影響が出るか?が想像できます。

 

これを8つの「系」それぞれについて働きを簡単にまとめて、それぞれの部位を犬の体にマッピングしてみます。

 

そうすると、犬の体に「地図」が浮かび上がってこないでしょうか?

 

「ああ、心臓は循環器系でここ」

 

「胃と腸は、お腹のこことここで消化器系」

 

「肺はこの上下に動いているあたりかな?呼吸器系」

 

と言う風に、大切な愛犬の生命を維持している臓器とその働きが日本地図で

 

「東京はここ、首都」

 

「宮城はここ、イチゴの一大産地」

 

「北海道はここ、ジャガイモの出荷量半端ない」

 

と言う風に都道府県の位置とその特徴を理解するのと同じです。

 

自分が住んでいる国の首都や都道府県、それぞれのエリアの特徴を知ることで、その国のアウトラインが少し見えてくるのと同じように

 

—————–

●呼吸器系

 

●循環器系

 

●消化器系

 

●泌尿器系

 

●生殖器系

 

●内分泌器系

 

●骨・筋肉系

 

●神経・感覚器系

—————–

 

この8つの「系」の「位置」と「働き」を理解することで、犬の体が見えてくる。

 

なので、何さておき、この「8つの系」をまずは理解すること。

 

これが重要です。

 

「うーむ…確かに肝臓がどこにあるって聞かれても、指差しできないですし、消化器系は胃腸のことかなあ、と想像つきますが、内分泌系と言われるとさっぱりですね」

 

はい、そう言う方がほとんどだと思います。

 

だからこそ、知らないことは、犬が元気なうちからコツコツ勉強しておく。

 

これが大切なのです。

 

ではこれをどうやって勉強したらいいか?ですが、一般書店で入手可能な参考書籍を1冊、今日はご紹介しておきます。

 

この本も、このメルマガでは繰り返しご紹介していますが、本当に基本を理解するにはお勧めの本なので今回も取り上げる次第です。

●目でみるからだのメカニズム 第2版

初めて体にことについて学ぶ人向けに、臓器やその働きが「系」ごとにまとめて紹介されています。

 

人間向けの本ですが、基本を理解する上では十分役立ちます。

 

気になる方は是非、書店で手にとってみてください。

 

次号のメールでは、この「系」を学ぶことが、犬の健康管理上、飼い主さんにとってどう言うメリットがあるか?と言う話をしようと思います。

 

お楽しみに。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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犬の急な体調不良(1)慌てないためにできる「普段」の備え


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、ここからは

 

犬が体調不良になった際、慌てず、冷静に対応するために必要なこと

 

をテーマにお話ししますね。

 

生き物を飼っていると、どのように気をつけても、どうしても年に何度か体調を崩したり、病気になったりします。

 

もうこれは生きている以上、仕方がないことです。

 

もちろん、出来るだけ病気にならないよう、普段から予防できることは予防する取り組みは大事です。

 

生活習慣に気をつけて、健康を守る姿勢も大切。

 

それでもやっぱり、病気になるときはなるんです。そこは受け入れる必要がありますね。

 

だからこそ

 

病気の予防 × 病気になった際の対応方法

 

は、普段からセットで学び、準備しておく必要があります。

 

そんなわけで、前回のメルマガでは

 

夜間、休日などかかりつけ医が開いていないときに、どうするか?

 

を事前に準備しておきましょう、という話をしました。

 

 

●連休前のお約束:夜間対応、休日対応の動物病院を知っておこう!
https://www.officeguri.com/archives/7821

 

で、前回の記事の最後に、

 

>そして、動物病院を調べる、以外に実は犬の急な体調不良への「備え」を行う方法があります。

>その「備え」って一体何なのか?

>これについては、次号のメールでお話しする予定です。

>「うーん、どういう備えなのかな?」

>と考えながら、次号の配信をお待ちいただければ幸いです。

 

ということを書きました。

 

これについて、真剣に考えてくれた方が少しでもいらっしゃると嬉しいです。

 

ではその備えとは何か?

 

 

———————————————-

●こんな場合は病院へ急いで!という「緊急症状」についてあらかじめ学んでおこう

———————————————-

 

例えば、「吐く」という症状は、犬には結構頻繁に起こります。

 

吐いてもケロっとしているとか、1度吐いてスッキリした後は、普通の様子をしているとか、比較的軽い症状で命に関わらないものもあれば

 

・激しく繰り返して吐く

・嘔吐の他に熱もある

・吐いた後、痙攣する

 

というような、緊急度の高い症状もあります。

 

大事なのは、「どういう症状が緊急事態なのか?」を飼い主さんがある程度、事前に把握しておく、つまり犬の病気についての基礎知識を持っておくことです。

 

基本的な、かかりやすい病気とか、よくある症状、そして何より、

 

こんなときは緊急事態なので、すぐ病院へ!

 

という緊急症状。

 

この知識があるとないとでは、大きな差が生まれます。

 

人間であれば、まだ言葉である程度、体の症状やどこが具合が悪いのか?を訴えられますが、犬はそうはいきません。

 

急に具合が悪くなり、症状があらわれ、それが犬の、どういう苦しみや不快感につながっているのか?は言葉でコミュニケーションが取れない以上、飼い主がある程度、観察して汲み取らなければなりません。

 

その際、知識ゼロだといくら様子を見ても分からない。

 

分からないと対応できない。

 

そういう意味で、やっぱり「知識」って大事です。

 

人間、自分の情報のデータベースに入っていること以外は認知できませんし、理解できません。

 

だからこそ、普段から犬の体や病気のこと、緊急を要する症状についての知識を、コツコツ自分の頭のデータベースに放り込んで蓄積しておくこと。

 

これが重要です。

 

今日はコンパクトに「これだけはまず押さえておこう!」というポイントとして

 

こんな症状が出たら緊急事態なので、すぐに病院へ

 

という緊急症状を学ぶことをお勧めします。

 

これは、書店で「犬の飼い方」的な本を探すと結構載っているので、まずは近所の書店に行ってみてください。

 

私のお勧めは、これもなんども紹介していますが、この本です。

 

 

 

●イヌ+ネコ家庭動物の医学大百科改訂版

 

この本の4~5Pにある「緊急症状早見表」がとてもわかりやすいです。

 

このページを見開きで、ざっと覚えるだけでも、注意すべき緊急症状について、学べます。

 

個人的には、犬を飼う際に、こうした

 

こんなときはすぐ病院へ!

 

という、家庭で必要な医学の基礎知識も学ぶのが必須だと考えます。

 

犬の健康を守るために、病気の知識を学ぶ。

 

ちょっと逆説的ですが、犬の健康を守る、というのは「病気の予防」だけでなく

 

病気になった場合の対応方法

 

も含む、ということを、今日はぜひ覚えておいていただけると、私もとても嬉しいです。

 

次号では、この

 

病気になった場合の対応方法

 

からもう一歩突っ込んで、

 

・病気のメカニズム

 

 

・その病気に関わる体の仕組み、臓器の働き

 

など、より深い知識を学んで、大きな安心を得たい、犬の健康を守りたい、とお考えの飼い主さん向けの勉強方法をお伝えします。

 

Office Guri
諸橋直子

 

(終)

 
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