不安でしたが、安心しました。良かった!!続けます。~犬と薬膳〜春のデトックス(2)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、昨日から犬の薬膳のお話をしています。

 

●犬と薬膳~春のデトックス(1)
https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&340m2

 

「我が家では生姜を使うことも多いですよ」というお話をしたところ
早速こんなメールをいただきました。

 

 

>諸橋さん、こんにちは。
>愛犬エリーにドッグフードではなく手作りを続けている「エリーママ」です。

 

>今日の「しょうが」のお話、本当に安心しました。
>というのは。エリーのご飯を作るときにはいつもしょうが2切れを入れています。
>基本具沢山おじやですので、材料を煮るときには
>いつも2切れのしょうがを入れています。
>食べるときには、除きますが。

 

>春夏秋冬入れていますが、いいのかな?
>冬だけなのかな?とか不安でしたが、安心しました。良かった!!

 

>続けます。特にエリーも嫌がらないので安心です。

 

 

エリーママさん、いつもありがとうございます。

 

 

煮る時に生姜を加える、という方法は薬膳の視点からみても
十分効果があります。

 

 

「煎じる」

 

という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?

 

 

よく「煎じ薬」といういい方をしますが
東洋医学のベースになっている「中国医学(以下、中医学)」では
様々な生薬を「煎じて」薬を作り、飲み薬として活用してきました。

 

 

これは、薬効成分を「煮だす」という考え方で
「スープ」に共通するものがあります。

 

私は料理研究家:辰巳芳子さんのこの本が大好きですが

 

↓   ↓

https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&340m3

 

 

この本の中にも

 

「食欲の無い人こそスープを。

野菜や肉、魚の滋味あふれる栄養分を煮だしたスープは
幼児にも、食欲が無い病気の人にも”命を養う”大切な飲み物として
もっと供されるべき」

 

という趣旨のことが書かれています。

 

 

私は個人的に、この考え方も「薬膳」で言うところの
「煎じる、煮出す」と通じるものがあると感じています。

 

 

もちろん、中医学の「薬を煎じる」にも、です。

 

 

お粥を炊く際にも一切れの生姜を一緒に入れるだけで
お粥全体に生姜の香りがふんわり広がり
とてもおいしい「生姜粥」になります。

 

 

香り=芳香成分、ですから
これって薬理作用をもつ「有機化合物」なんですね。

 

 

つまり、お粥全体から生姜の香りがしているということは
薬効成分も全体に行きわたっている、ということ。

 

 

そういう意味で「一緒に煮る」というのはお勧めの方法です。

 

 

なのでエリーママさん、
是非今後もおいしい「生姜の香りのおじや」を食べさせてあげてください。

 

 

(「煎じる」はかなり好きなジャンルなので
つい熱く語ってしまいました)

 

 

さて、ここから本題。
(前置き長!って言う突っ込みは無しで)

 

 

薬膳の世界では「季節によってこういうものを食べた方が良い」というのが
ある程度、理論としてまとめられているというお話を
昨日させていただきました。

 

例えば春。

 

薬膳的に考えると

 

「春は今まで溜めこんできたものが
 外に出てくる季節なので、デトックスの季節である」

 

「また、冬の寒さでこもりがちだったエネルギーが
 外へ外へとあふれだし、成長の季節でもある」

 

「だから●●を食べたて××をサポートしよう!」

 

「そして、△△を食べて、エネルギーの発散を助けよう!」

 

 

という風になります。

 

 

「もー、諸橋さん!●●とか××とかもったいぶらないで
さっさと教えてくださいよ!」

 

 

そんなお声も聞こえてきそうですが
ここは折角なので頭のエクササイズのつもりで
ちょっと○○さんご自身でも考えてみてください。

 

 

ヒント:臓器の中で「解毒」担当はどこ?

これが「春の薬膳」を考える上で重要なポイントになります。

 

 

 

*薬膳を学んでみたい方は、こちらの講座へご参加ください*

【ペットのための東洋医学基礎講座】
2013年3月17日札幌開講。
詳細のご確認とお申し込みはこちらから!

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ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 

 
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犬と薬膳〜春のデトックス(1)


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、昨日から「ペットのための東洋医学基礎講座」の募集も始まったので
今日から薬膳のお話をしていこうと思います。

 

薬膳というと何やらマニアックな食材を苦労して手に入れて
ぐつぐつ煮込んだり、手間もコストもかかるんじゃあ…と
イメージされる方が多いのですが…。

 

結論から言うと、そういうことはありません。

 

例えば我が家の場合、薬膳を意識するようになってから
良く取りれるようになった食材に

「生姜」

があります。

 

 

 

生姜は殺菌効果も高く、身体を温める薬効の強い食材なので
まだまだ冬で雪に埋もれている私の住むエリアでは
(北海道札幌市ですが)
ほぼ毎日活躍しています。

 

寒いし、空気も乾燥しているし、
風邪だって流行っているし…という感じですね。

 

ではその「生姜」をどう取り入れているか?

 

 

生姜の有効成分は「皮の部分に多い」ということが
現代の化学で分かっているので
私は基本的に「丸ごと」使うことが多いですね。

 

「え?まるごと???皮、じゃりじゃりして美味しくないでしょう?」

 

はい。確かに。

 

すりおろす、という食べ方だと
皮が付いているとあまりおいしくありません。

 

 

でもこれが…。

 

 

生姜をよーく洗って、
皮ごと薄切りにして、
さらに千切りにして…。

 

 

フライパンで炒めちゃうと、あら不思議!

 

皮もおいしくいただけちゃいます。

 

 

しかも火が通ると風味も増しますし
薬膳的には「生姜に火を通すと温める力がパワーアップする!」
というようなことを言いますので
寒い時期にはとにかく我が家では、犬も人間も
生姜を炒めて、そこに肉や野菜を入れて

 

 

ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり
ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり
ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり
ばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばりばり

 

 

食べまくっておりました。

 

そのおかげか、今シーズンは犬も人間も
感染症等にはかからず、元気に過ごしています。

 

 

薬膳って実は、こんな風にとても手軽なものなんですね。

 

 

薬膳の本来の考え方が

「病気を防ぐための食事」

というような「予防医学」に基づく考え方です。

 

 

 

なので、「元気な人や犬がずーっと元気でいられるための知恵」的な要素が
大きいんですね。

 

 

だからこそ「普段の食事で無理なく実践できる内容であること」が大事です。

 

 

そしてもう一つ、面白い特徴があります。

 

それは…。

 

「季節によって、どういう食材を食べたらより健康にいいか?」

 

というのがきちんと体系化されている、というところ。

 

 

例えば今時期だと、だんだん春に向けて
気温が上がってきます。

 

私たち生き物もそれに合わせて代謝が活発になったりする時期です。

 

 

●そういう時期に私たちの体ではどういうことが起こるのか?

●そうした「変化」にうまく対応するにはどうしたらいい?

 

 

これを「薬膳ではどう考える?」という視点で
次号よりお話ししていこうと思います。

 

 

ちなみに春の薬膳のテーマは「デトックス」です。

 

この「デトックス」に興味のある方は
次号のメールを楽しみにお待ちくださいね。

 

 

薬膳を学んでみたい方は、こちらの講座へご参加ください。

 

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2013年3月17日札幌開講。
詳細のご確認とお申し込みはこちらから!

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ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

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犬と七草粥。今年もよろしくお願いします。


こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

さて、今日は七草粥をいただいた方も多いと思うので
そのお話を。

 

【春の七草で七草粥~薬膳の視点で見ると?】

 

今朝Facebookをチェックしていたら

 

「今朝は我が家の犬も七草粥でしたよ~」

と言うコメント付きでお粥の写真がたくさんUPされていました。

 

「えええ、犬に七草??」

 

と思われる方もいるかもしれませんが
【七草粥】のルーツは実は【薬膳】。

 

 

胃腸をいたわり内臓を元気づけてくれる【七草粥】ですので
犬も一緒に、その体にやさしい恩恵を受けられるのは素敵なことです。

 

 

では、【七草粥】には薬膳の視点でみるとどんな薬効があるのか?

 

 

その起源のお話をしながら詳しく解説していきますね。

 

 

【七草粥】の起源。
これは時代的には中国の唐の時代までさかのぼります。

 

 

唐の時代には、1月7日に
「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、
無病息災を願うという習慣がありました。

 

 

それが日本に入ってきて、日本にもともとあった【七種粥】と
結びついたといわれています。

 

 

【七種粥】というのは
七種の穀物(米、あわ、ひえ、きび、みの、胡麻、小豆)で作ったお粥のこと。

 

 

さらに、日本には古くから「若草摘み」という風習があります。

 

「君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ」

 

これは百人一首にある有名な歌ですが
こんな風に歌に残っているほど、
春に若菜を摘んで食卓にのぼらせるというのはポピュラーなことだったんですね。

 

 

その「若菜」を摘む習慣とも結びついて「七草粥」となり、
平安時代の宮中行事として七草粥を食べるようになったと言われています。

 

 

ここからは私のごく個人的な考えですが…。

 

「古くから残ってるものにはそれなりの意味がある」

 

役に立たない形だけの習慣であれば
どこかのタイミングで「無用なものは止めてしまおう」と言う風になると思うんですね。

 

それが、唐の時代の文化が日本に輸入されて
平安時代に今の形にまとまって、だいだいそのまま現代にも伝わっている。

 

 

この季節に当たり前のようにスーパーでも「七草セット」が売られている。

 

 

これってなかなか面白いことだと思う次第です。

 

 

何故、七草粥の習慣が今でも残っているのか?

 

 

ちょっとだけ【薬膳びいき】の視点でみると…。

 

 

【七草】は胃腸や内臓をいたわり、
この時期に起こりがちな体内のアンバランスを
上手に整えてくれる食材が、本当にたっぷり入っているからだと、
私は思う次第です。

 

 

ではここで、【七草】の薬効をそれぞれ見て行きましょう。

 

【芹:セリ科】
内臓にこもった余分な熱を冷ます。
たまった毒素を排出し血液をきれいにする。

 

 

【薺(なずな):アブラナ科】
止血作用や利尿作用、解毒作用などをもつ生薬として用いられる植物。
下痢や便秘などの胃腸のトラブルや、むくみなどに効能があるとされている。

 

 

【御形(ごぎょう):キク科】
咳・痰に効果があるとされ、生薬としても用いられる。

 

 

【ハコベラ:ナデシコ科】
腹痛薬として昔から用いられた歴史を持つ。血液を浄化する作用があるともされている。

 

 

【仏の座:キク科】
食物繊維が豊富。胃腸を整える効果が期待できる。

 

 

【菘(すずな・蕪):アブラナ科】
消化を促進。吐き気やゲップといった胃腸の不快感を和らげるといわれている。

 

 

【蘿蔔(すずしろ・大根):アブラナ科】
消化を促進に効果的。また咳や痰、気管支炎などの呼吸器系のトラブルにも用いられる。

 

この時期は「寒さや空気の乾燥による呼吸器系のトラブル」が多い時期です。

 

また冬はどうしても家にこもりがち。
温かい時期と比べて運動量も減りがちですがら
どうしても体の方も「ためこむ」と言う方向に偏りがち。

 

そのため、
「呼吸器系のトラブルに効果的」
「溜めこんだものをスムースに出して体内をきれいにする」

 

そんな効能を持った野菜が中心の【七草粥】を食べるのは、理にかなったことだといえるでしょう。

 

「うーん、犬に七草はちょっと抵抗あるなあ、あげたことの無い野菜も多いし」

 

と言う方は、大根、蕪などのなじみのある野菜を煮込んで
七草粥的な雰囲気を味わうのもお勧めです。

 

 

あと、犬の場合は「肉や魚のだし」をプラスして
犬の食欲をそそるメニューにアレンジするのもいいですね。

 

 

こんな風に、人間が楽しんでいる【体に優しい季節の習慣】も
犬と一緒に楽しめるのが手作り食のいいところでもあります。

 

 

というわけで、2013年もこんな感じで進めていきますので
Office Guriを引き続き、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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