犬のアロマQ&A:目的に応じて自分でブレンドしてみる編


○○さん、こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、ここからは「犬とアロマテラピー」に関するご質問への回答の続きです。

 

前回から少し間が空きましたので、
記事を読みなおしたい方はバックナンバーをご参照ください。

 

●犬のアロマテラピーQ&A:ブレンドする時に気を付ける事などあるんでしょうか?
https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&307m1

 

ブレンドをする際の注意点などを3つのポイントに分けて解説してきましたが
今日はその「3つ目」のポイントについて話します。

 

と、その前に…。

 

ちょっと話がそれますが、
昨日、この本を読んでまして。

↓    ↓

https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&307m2

 

 

書いてるのが「最初は中国医学に全然興味無くて、
むしろ怪しい~と思っていた脳外科の先生」なので、
変に中医学に傾倒しすぎてないし、西洋医学との違いや理論、
できることとそうでないことの限界もかなり冷静に書かれていてかなりいい本でした。

 

現在絶版になっているようなので
必要な方は中古で購入されるか、図書館で借りられると良いと思います。
(私は図書館で借りました。これから中古で購入予定です)

 

この本の中に「漢方薬」の話が出てきます。

 

日本でいうところの「漢方薬」は一般のお医者さんでも
使う人が増えてきました。

 

理由は顆粒状のエキス剤
(漢方薬を抽出したエキスを飲みやすく顆粒状にしたもの)の普及と
その薬を「○番」というような、薬を番号で呼ぶようになって便利になったこと。

 

ちなみに日本で流通している漢方薬は「症状に合わせてブレンド済み」のものです。

 

いくつかの生薬が「風邪を治す」とか「頭痛を治す」と言う目的で
はじめからブレンドされている。

 

一方、本場中国ではどうか?というと
そういう「ブレンド済み」の薬ももちろんありますが
基本は中医学の場合「患者の体調に合わせて、生薬の配合を調整する」と
言う方法で薬を出すことが多いそうです。

 

「ん?何が違うの??同じことでは?」

と思いそうになりますが、ここに大きな違いがあります。

 

同じ「風邪」という症状に対し、「風邪なら葛根湯だね!」という風に
病名とか症状に合わせてブレンド済みの薬を出すのが日本の漢方なら
中国の中医学は

「同じ風邪でも、この人は熱が高いから熱を冷ます生薬の量を多めにして、
後は体に負担をかけない範囲にとどめて控えめにしよう」

的なことをやる。

 

 

もっというと、日本の漢方エキス製剤が「既成服」だとすると
中国の中医学で処方される薬は
「それぞれの体調と状況に合わせて調合するオーダーメイド」になる、
ということが先ほど紹介した本に書かれていました。

 

これは非常に面白いなーと思った次第です。

 

そして、この考え方がこれからお話しする
「アロマ精油のブレンド上でのテクニックの3つめ」にあたる

 

●求める結果によって調整する

 

と基本が同じになります。

 

例えば、私は喘息持ちだという話をこのメルマガで何度か話していますが

「喘息対策ブレンド」

を作成した後で、実際に使う時に「こういう効果を出したい!」に合わせて
精油をその日その日で追加して使用したりしています。

 

基本のブレンドが

 

●ユーカリ・ラディアータ:1滴
●ティーツリー:1滴
●カモミールローマン:1滴

 

だとして、今日はいつもより咳がひどく、とにかく鎮静を促したい!
というような時は

 

●ペパーミント:1滴

 

をプラスします。

 

また、別の日は喉がどうにもイガイガするし、
気管のあたりも何だかむずがゆいなあ…空気中に雑菌が増えているのか~?と
言うようなときは通常のブレンドにさらに

 

●ティーツリー:3滴

 

をプラスして、殺菌効果を狙ったりもします。

つまり、狙いたい効果はその時の体調や状況によって変わるので

 

●基本のブレンドをまず決めておく→得たい効果に合わせて精油をプラスまたは増量

 

というのを私の場合はやっているわけです。

 

これは犬の場合も同様です。

 

リラックス効果を促したいのであればラベンダーを多めに、
殺菌効果であればティーツリーを多めになど
狙いたい効果に合わせて精油の量を増やす。

 

ご自宅でブレンドされる場合は、
こうした「状況に合わせた完全オーダーメイド」が可能になります。

 

ここまで来ると食事と一緒です。
今日は疲れたから豚肉が食べたくなるなーとか甘いものが欲しいーとか、
私たちは食事についても体調によって

「今日はあれかな?」

というのを決めたり、知らず知らずのうちに手に取っていることがあるはずです。

 

あとで栄養学の本をみて「あー、豚肉には疲労回復にいいビタミン入ってるから
疲れたら食べたくなるのかー」と納得するようなことが私はよくありますが
アロマテラピーの精油も基本は一緒です。

 

何か妙にラベンダーが心地よく感じる、とラベンダーが続く時期がある。

 

あとで振り返ってみると、仕事が忙しくて神経が張り詰めていたので
中枢神経に直接働きかけて神経の高ぶりを抑えてくれるラベンダーが
心地よく感じて多用していたんだなー、など。

 

なので、安全範囲内の量を守る、という基本を守っていただきつつ

「目的に合わせて、自由に精油をブレンドしてみる」

も、是非飼い主さんたちには楽しんでいただきたいと思います。

 

以上が「アロマ精油ブレンド」についての回答になります。

Office Guriでは犬用にブレンド済みのアロマ精油をご用意しています。
おかげさまで初心者の方にも使いやすいと好評です。

【ブレンド精油】犬と飼い主さんのための呼吸器ケア&空気清浄
https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&307m3

【マッサージオイル】シニア犬の呼吸器ケア用ブレンドアロママッサージオイル(30ml)
https://officeguri.xsrv.jp/pchan/public/l.php?0001&0&307m4

本日は以上です。

ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)

 

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犬のアロマテラピーQ&A:ブレンドする時に気を付ける事などあるんでしょうか?


○○さん、こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

 

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こんにちは。
ご無沙汰しております。
メルマガいつも楽しみに拝見してます。
が、ここ数カ月は忙しくて、ランがストルバイト結晶をもっているので
せっかくの尿結石症の特集の時にはじっくり読めなくて残念でした・・。

 

今溜まってしまっていたメルマガを少しずつじっくり読んでいる所です。
せっかく配信して頂いてるのにすみません・・。

 

前置きが長くなってしまいましたが、アロマについて。
うちは年中ラベンダーの精油を入れた加湿器がワンコのいる部屋についています
(私もほぼこの部屋にいるので)。
ただ単に私がいい匂いが好きなので付けてるだけなんですが。

 

最近の感染症予防や呼吸器ケアのメルマガを読んで、そうなんだ!と納得。
今のところ我が家のワンコ達は咳などが出たりした事が無いのですが、
つけてていいんだ~、と。
あとユーカリラディアータとニアウリシオネールを足せばいいんだな~、と
とても参考になりました。

 

呼吸器ケアですが、うちではワンコではなくて
毎年子どもが鼻水や咳などが出始めたら寝る時に
ペパーミントの精油を入れて加湿器を付けると、
酷くならずに済んでいます。

 

これもメルマガを読んで、使い方あってるー!と嬉しくなりました。
今度はティーツリーもブレンドしてみたいと思います。

 

知識がないのでいつも単体で使っていますが、
こうやってメルマガなどでブレンド出来る精油を教えて頂くととても嬉しいです。

 

あと、うちの2頭目のワンコがもの凄く興奮しやすくて、
必要以上に怖がりなんですが・・(それはもう尋常じゃない位)。

 

お散歩に行くと車の音や人の多さ(公園が近いので子どもが多いんです)などで
パニックになってもう何が何だか分からなくて縦横無尽にくるくる回ったり
そこから逃げようと必死になって引っ張って自分を見失っています。

 

少し落ちついている時も電柱が怖かったり、
工事用のコーンや止まっている自転車や車など何でも怖いみたいです・・。
風に揺れる葉っぱの音も・・。

 

それでもお散歩は好きみたいなので、先日のメルマガ内の
気持ちを鎮めるアロマ~ゆっくり編~を試したいなと思いました。

 

でも上記の様に自分を見失っている時は、
飼い主の声も届かないのでどうしてもっていう時は~即効編~もいいかもしれない、
と参考になりました。

 

アロマ、面白いです。
諸橋さんのメルマガもどのテーマも
いつもとても分かりやすくてアロマに限らず楽しみです。

 

先日フードメーカーの人と話していたのですが、
メルマガのお陰で惑わされず冷静に話を聞けました。

 

長くなりましたが、最後に。
どの精油でも薄める比率は同じなんでしょうか?
ブレンドの話でふと疑問に思いました。
例えば1:10(←適当な数字ですみません)で薄めるものや
1:5で薄めるものなどあるんでしょうか?

 

すみません、ヘンな質問で・・。
もしあるならブレンドする時に気を付ける事などあるんでしょうか?

 

あとはスプレーを作るならやはり遮光ボトルの方がいいんですよね?

 

色々勉強したい事が沢山あります。
それに追いつかないんですけども・・。

 

これからもメルマガ楽しみにしてます。
長々と失礼しました。
いつもありがとうございます。

———————————————————–

A.Nさん、よりいただきました。
いつもありがとうございます。

 

遮光ビンについてのご質問に前回お答えしたので
今回は、

>どの精油でも薄める比率は同じなんでしょうか?
>ブレンドの話でふと疑問に思いました。
>例えば1:10(←適当な数字ですみません)で薄めるものや
>1:5で薄めるものなどあるんでしょうか?

の部分に回答させていただきます。

 

答えは”ありますが。ただ、それも状況や必要に応じてご自由に”です。

で、こういう答え方をすると

「ご自由に!って随分そっけなくないですか?」

と目くじらを立てる方もいるんですが

「状況に合わせて臨機応変に対応しましょう」ということです。

 

 

臨機応変に対応するための「基礎知識」を
このメルマガではしっかりお伝えしますので。

 

そして以下、完全に余談。かつ「臨機応変」についての重要な話。

 

世の中には「これはこうである!」と誰かに断定してもらうことで
安心できるっていう人がいます。

 

私のセミナーではそういう方にはご参加いただかないよう
かなり事前に色々な仕掛けで阻止しているのですが

 

(理由:そういう方には私はまったくお役に立てないからです。
参加される方の貴重なお時間とお金、そして私自身の時間も無駄にならないよう
お互いのためにそうしています。

人に体質や性格の差があるように、犬だって千差万別なので
すべてのご相談やご質問には個別のケースで考える必要があるからです。

逆を言うと、個別のケースで考えず「犬だから●●である」という考えが
場合によってはあまりに大雑把なんでは?と思うこともあるからです。

そういう大雑把な回答やアドバイスが飼い主さんのお役に立てるとは
「私は」思えないんですね。

だって「人間だから1日の所要カロリーは●●kcalである。食事量は●gである」
ってばっさり決め付けられたら、
○○さんはあまりに大雑把だって感じませんか?ということです)

 

時々、「●●であれば絶対安心!大丈夫!って誰かに断定してほしい」という方が
参加されてきます。

 

例えば犬に与えてはいけないNG食品についての考え方も
私は普段から、どの程度の量を、どのくらいの大きさの犬に、
どうやって与えるか?で随分変わってくる、ということを繰り返し言っています。

 

条件が変わると結果が変わるのは当然のことなので
ある情報ではこの食材はOKだけれども
この本ではNGっていうことも当然起こってくる。

 

「ある本にはOKと書かれた食材がある本ではNGと書かれています。
そういう場合どうしたらいいんですか?」

 

→どういう理由でOKなのか、NGなのか背景を調べてみてはいかがですか?
その上でご自身で判断されてください。

 

「でも自分で判断できないときはどうしたらいいんでしょう???」

 

→迷うくらいであればあげなければいいのでは?
他に食べられるものたくさんありますよね?

 

「でもバリエーションを増やしたいんです!食材も増やしたいんです!」

→だったらやはり迷った際に、何故OKなのか何故NGなのかを
ご自身で調べて判断する必要がありますね。
判断のために必要な知識はこのセミナーでもお伝えさせていただいていますので。

 

「…もう結構です!(怒)」

 

というようなことは、時々起こります。

 

 

私は鬼でもないですし、意地悪でもないので

「判断するための材料」

は事前にできるだけ提示できます。

 

 

その判断材料をみながら「ご自身の愛犬」の状況に合わせて
ベストな判断を下すのは、最終的に飼い主さんしかできません。

 

 

だって、犬のことを一番良く知っているのは飼い主さんですよね?
ということですから。

 

 

判断材料を提示
→飼い主さん迷う
→迷っていることを相談していただく
→必要な情報をさらに提示してアドバイス

であれば可能ですし、実際私はそれをセミナーという形でご提供しているわけです。

 

 

ここまではOKでしょうか?

 

 

話をアロマのブレンドに戻しましょう。

考え方の視点は3つあります。

 

●書籍などにレシピが載っているのであればそれに従う

●効能や香りの強さで調整する

●求める結果によって調整する

 

一つ一つみていきましょう。

 

●書籍などにレシピが載っているのであればそれに従う

 

本などにレシピが出ている場合はそれに従うのがベストです。
アロマテラピーの専門家が一定の検証を重ねて導き出したレシピであれば特に、です。

 

ある程度突っ込んだ知識をお持ちの方であれば
ここから愛犬のコンディションにあわせてアレンジも可能ですが
場合によっては、少量で用いる分には問題ないが
量が増えると好ましくない精油が使われている場合もあります。

 

なので、初心者の方であればレシピに従う。
使用量を守る。

 

コレが一つ目の選択肢です。

 

次。

 

●効能や香りの強さで調整する

 

これはある程度、アロマテラピーに親しまれた方なら
体感的に分かるやり方です。

 

香りの強い精油といえば?→ペパーミント、ユーカリなど。

 

香りが強い=何か刺激も強そうだな…というのは
私たちが動物的に感じる感覚ですが、
成分的にみても、やはりそういうものが多いです。

 

例えばペパーミント、ユーカリ類には神経毒性を持つ
「ケトン類」という成分が含まれます。
すべてのケトン類に毒性がある、危険!というわけではありませんし
毒性といわれれば確かにドキッとしますが、
薬だって量を誤れば毒になります。

 

なので、「ケトン類」については刺激が強いことは確かですが
少量でも有効な成分、というのが
客観的な考え方であると私は考えています。

 

そのため、ブレンドをする際にはこうした
「少量でも効果的な精油=刺激が強い」ものは
少量にとどめ、香りがマイルドで刺激の少ないものの比率を多めに、というのも
ひとつの選択肢です。

 

例えば、私の失敗談ですが
ペパーミントの精油をいつものラベンダーと同じ感覚でお風呂に入れて入浴したら
湯船に入っているのに体表面がスースーし始めて
これはやばい!と思ってお湯から出たときには全身の皮膚がスースー地獄になっており
冷たいやら寒いやらひりひりするやらでえらい目に遭った!!という経験があります。

 

それ以来、私は少量でも効果のある精油については少量にとどめるよう
細心の注意を払って使用しています。

 

全身がペパーミント精油のおかげで全身スースーするという経験は
もうしたくありませんので。
(本当にスースー地獄でした…)

 

個人的にはペパーミントをブレンドして何か作る場合は
ペパーミント1:ラベンダー3など、
効果が穏やかな精油の量を必ず多目にしています。

 

これはアロマテラピーの書籍を1冊買ってみると

「この精油は効果的だが少量にとどめること」

等の具体的なアドバイスが出ていることが多いですから
それを参考にされると良いと思います。

 

そして最後の、

 

●求める結果によって調整する

 

がおそらく、このメルマガ読者の皆さんで
アロマテラピーを犬の健康管理に役立てたい!とお考えの方にとっては
キモになると思います。

 

これについては次号で引き続きお話ししていきます。

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諸橋直子

(終)
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