犬の逆くしゃみ対策に~犬のツボマッサージ「膈兪(かくゆ)」について。


みなさん、こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

 

8/19(日)に札幌で開講した「入門講座」では実に様々なご質問を頂戴しました。
その際に

 

「我が家の犬は時々逆くしゃみの発作を起こしたような状態になります。
こんな時に役立つつぼがあれば知りたいです!」

 

と言うご質問を頂戴しました。

 

本日はそれに対する私からのご回答をこのサイトでシェアしますので
ご参考になれば幸いです。

 

■逆くしゃみってそもそも何?

 

犬には発作性呼吸と呼ばれる呼吸があります。

 

犬がくしゃみを吸引しようとしているかのように見えるので
「逆くしゃみ」と呼ばれますが、小型犬や短頭犬種でよく起こると言われています。

 

 

通常のくしゃみは、空気が鼻孔を通して急速に押し出される現象のことを言いますが
「逆くしゃみ」は鼻孔から空気を急激かつ連続的に吸い込む発作性の呼吸です。

 

見ていて非常に苦しそうですし、実際に犬も苦しいのだと思います。

 

原因は様々なので、根本的治療は獣医師との協力が不可欠ですが
とっさの発作が起こった際の「応急処置」として
ツボを指圧してあげることは有効です。

 

そこで今日は、「膈兪(かくゆ)」というツボをご紹介します。

 

 ■膈兪(かくゆ)ってどこにあるの?何に効くツボなの?

 

しゃっくりなどの横隔膜痙攣に有効なツボとして有名なのが
この「膈兪(かくゆ)」です。

 

以下、折角なので東洋医学的ウンチクも併せてどうぞ(笑)

 

東洋医学では、動物の身体を上焦・中焦・下焦の三つに分けています。


すごく面白い分け方です。

 

部位で言うとこんな感じです。

 

上焦:頸からみぞおちまで
中焦:みぞおちからヘソまで
下焦:ヘソからした~恥骨あたりまで

 

働きでみていくと以下の分類となります。

 

上焦:呼吸と循環をつかさどる
中焦:食べ物を消化吸収する
下焦:泌尿・排泄をつかさどる

 

これは、

上焦→肺や心臓などの呼吸器・循環器、
中焦→胃腸
下焦→腎臓などの泌尿器

というような、現代の解剖生理学とも一致しています。

 

 

東洋医学って怪しいとか、オカルトじみているという一部の誤解がありますが
きちんとこうしてみて行くと、解剖学なり生理学的にも
理にかなっているわけです。

 

個人的にはこういうことが、非常に面白いと感じます。

 

話を「三焦」に戻しますが
今回ご紹介する「膈兪(かくゆ)」は上焦と中焦の境目にあります。

 

つまり上焦と中焦の両方のトラブル、呼吸・循環・消化・吸収といったトラブルに利用価値があるツボといえます。

 

中焦の症状である胃のもたれの他、ゲップが出る、お腹がはる。
上焦の症状では咳が出て息苦しい、胸や腋が痛む、上半身がのぼせて気分が悪いなどといったときに使うと効き目のあるツボです。

 

呼吸器に関連したツボなので、「逆くしゃみ」といった呼吸器の症状にも有効とされているわけですね。

 

膈兪(かくゆ)については、これでご理解いただけましたか?

 

で、肝心の場所ですが
文章では分かりにくいので我が家の黒ラブぐりさんをモデルに
実際にツボをどうやって探すか?指圧のしかたは?といったことをまとめた
動画を作成しました。

 

是非参考になさってくださいね。

 

 

9/23(日)ペットのための東洋医学講座では
こうした「ツボ」のお話もさせていただきます。

 

■「ペットのための東洋医学講」講座詳細のご確認はこちらから。

 
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