犬の病気予防に関心のある方へ:東洋医学で考える「がん」の原因5つ


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

さて、前回のメルマガで、

●犬の病気予防に関心のある方へ:「がん」について東洋医学はどう考えている?
https://www.officeguri.com/archives/6232

という記事を配信しました。

 

 

犬の長寿化に伴い、がん発症のリスクも抱え込むことになった、という話について
興味深い、続きが気になる!という方が非常に多かったみたいです。

 

今日はその本題に触れて行こうと思います。

 

現在作成中の「免疫力UPのためのツボ講座」でもこのテーマには触れていますので、
そのテキスト内で触れている内容を一部抜粋、
簡略化して今日はお届けします。

 

ツボのベースになっている中国古典医学(以下、中医学)では

「がん」=「体内で発生した代謝異常の結果、しこりを生じたもの」

というのが基本の考え方になっています。

 

なので、昔は「しこり=岩=がん」という字をあてることもありました。

 

ではその「代謝異常」を引き起こす要因は何か?ということですが、
簡単にいうと、以下の5項目が挙げられます。

————————————————————————-

●1:邪気侵入:外部から侵入する、体のバランスを崩すものの影響。
現代でいうところの病原菌、ウィルスなどの病気を引き起こす外部要因などを指します。

 

●2:感情の乱れ(ストレスなど)により、代謝異常、血行障害などが起こりそこから「がん」が発生する。

 

●3:不適切な食生活。
不適切な食生活が胃腸の働きを低下させ、結果、体が虚弱状態となり、免疫力が下がって「がん」を生じる。

 

●4:老化
加齢により内臓の働きが低下する、それにより免疫力が低下し「がん」の発病が増える。

 

●5:臓腑機能の失調
生まれつきの体質、他の病気の影響、体質などに合わせた生活習慣を無視した生活などで
内臓の働きが低下し、体内のバランスが崩れる。
それにより、がんが発生する。

————————————————————————-

 

まず、「1:邪気侵入」

 

これは、一部の「がん」がウィルスなどによって引き起こされることがわかっている
現代医学の見解と一致します。

 

有名なところでは、胃がんとの強い関連が指摘されている「ピロリ菌」などですね。

 

「2:感情の乱れ(ストレスなど)」。

これは、ストレスが自律神経に作用し、血行障害などを起こすという
現代の見解と一致します。

 

血行障害が生じると、免疫細胞の働きも鈍くなりますから
がんを発生しやすくなる環境になる、という考え方ですね。

 

「3:不適切な食生活」

食べ過ぎでも、食べなさ過ぎでも、胃腸にとっては良くないという考え方です。
また、その食事が体に合っているか?というのも大事なポイントです。

 

不適切な食生活が胃腸を傷めると、「消化吸収能力」が低下し
いずれにせよ身体は虚弱状態になります。

 

そうすると免疫力も低下します。

 

栄養は大事ですよ、という話ですね。

 

「4:老化」「5臓腑機能の失調」については、加齢によるものだったり
先天性の病気や体質の影響もあります、ということです。

 

ものすごくざっくりまとめると、

・血行が良く

・身体全体の代謝も活発で

・栄養状態も良い

・ストレスなど感情に対して負の圧力がかかりすぎていない

という、いわゆる「ストレスフリーで」「めぐりの良い体」の状態を保てると、
「がん」は生じにくい、というのが中医学の考え方です。

 

こうやって書くと、案外普通のことだな…と思う方も多いと思います。

 

こういう「案外普通の事」を日常生活でコツコツ実践しましょう、というのが
中医学の基本です。

 

何故なら、中医学は「予防」が基本の伝統医学だからです。

 

普段の生活の中から病気の芽を摘み、病気にならないこと。

 

これを大切だと考えているんですね。

 

いかがでしょうか?

 

今メルマガをお読みのあなた自身、そして愛犬の生活を考えてみて

「あ、これは続けると病気の要因につながりそうだな?」

と思うようなことはありますか?

 

もしあるとしたら、どうしたらその要因を
生活の中から減らしたり、取り除いたりできそうですか?

 

ぜひ少し時間を取って、考えてみてくださいね。

本日は以上です。

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Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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犬の病気予防に関心のある方へ:「がん」について東洋医学はどう考えている?


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、このメルマガの読者の皆さんの中には

●犬の指圧、お灸

●犬の薬膳

など、東洋医学に興味のある方が多くいらっしゃいます。

 

今日は、そうした方たち向けに

「東洋医学では”がん”をどう考えているのか?」

について書きますね。

 

ちょうど、今日は午後から「犬の指圧・お灸講座」の動画撮影なのですが
この講座内で、同じテーマに触れています。

 

”がん”については犬の飼い主さんたちでも非常に興味を持っている方が多いので
東洋医学ではこれをどう考えるのか?について書いていこうと思います。

 

今日はそのイントロダクション編です。

 


●犬の死因の上位に「がん」が増えているのはなぜ?


 

色々なデータを参考にしていますが
犬の死因の上位に「がん」があることは紛れもない事実です。

 

「がん」という病気は、まだいろいろとわかっていないことが多いです。

 

遺伝子が原因である、という説もあれば、
環境汚染、食習慣が原因、という説もあります。

 

最近では「ストレスが免疫細胞に影響を与え、がん細胞へ攻撃力を弱める」という調査結果なども明らかになり
注目されています。

 

ウィルスや細菌が原因のケースもあります。

 

つまり、がんの原因は、ケースバイケース、複数の要因が重なったり、
まだ明らかになっていない未知の要素が関連しているケースがあったりと

「わかっていないことが多い」

というのが現状です。

 

そして、実はこの「わかっていないことが多い」という冷静な認識が結構大事ですよ、になります。

 

ひとつ確実に言えることは、「がん」の発症率は年齢とともに上がる、という事実です。

例えば、人間の場合、がんの発症率は
男女とも50歳代くらいから増加し、高齢になるほど高い、というデータがあります。

 

「がん」は細胞のミスコピーから起こります。

 

私たち人間の身体でも、日に5千個程度のがん細胞が生まれているとされています。

 

ただ、私たちの身体はこうしたがん細胞を見つけ次第、すぐに処理する免疫細胞が
体全体をくまなく監視しています。

 

そして見つけ次第、がん細胞を破壊してくれるので、通常であれば問題ありません。

 

しかしながら、加齢と共に、この免疫機能も少しずつ衰えてきます。

 

これは、年齢を重ねる上ではある程度仕方がないことです。

 

こうしたことが、「がん」の発症率は年齢とともに上がる、ということに
つながっている原因のひとつと考えられています。

 

 

ここまではOKでしょうか?

 

ここで話を「犬」に戻しますが
実は、犬も以前と比べて長生きになっている、という事実をご存知でしょうか?

 

1990年の調査では、犬の平均寿命は8.6歳でした。

これが2014年になると、13.2歳になっています。

25年間で犬の寿命は1.5倍になったということです。

 

小型犬の8歳を人間の年齢で48才と考えた場合、
これが13歳=68歳まで長生きするようになったわけです。

 

実際に、犬の場合も加齢に伴い「がん」の発生率が上がる、というデータがあります。

 

つまり、

「犬が長生きになった。その分、加齢に伴い”がん”を発症するリスクも抱えるようになった」

ということになります。

 

  • 犬の寿命が延びること自体は嬉しい。
  • でも同時に「がん」の発生率も高まってくる。

 

こうしたジレンマを犬も人も同様に抱えるようになった、ということになります。

 

まとめると、

「犬が長生きになったのはうれしい。でも同時にがんの発症率も年齢とともに上がって来るのか…。

 だったら犬の健康に、飼い主はどういう風に向き合っていけばいいのか?」

ということになります。

 

これについて、考え方のひとつとして

「東洋医学では”がん”をどう考えているのか?」

が参考になると思い、今回テーマに取り上げることにした次第です。

 

次号から、このテーマを詳しく掘り下げていきますので
関心があります、知りたいです!という場合はクリックしておいてくださいね。

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本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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