こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。
このメルマガでは
これまで「犬の夏バテ対策」について
・東洋医学
・薬膳
の視点でお話をしてきました。
今日はちょっと視点を変えて
「何故、東洋医学や薬膳が、愛犬のホームケアとしてお勧めなのか?」
について、私自身が普段感じてること、
考えていること、お勧めしたい理由についてお話しして行こうと思います。
今回はいつもの「役立つ情報」とは少し違った
●基本の考え方
についての内容になりますので
もしよろしければ、お付き合いいただけると幸いです。
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●カロリーや栄養素、本当にそれだけで
「健康」は測れるのか?と言う疑問
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私は仕事柄、多くの飼い主さんから犬の食事や健康について
質問やご相談のメールを頂きます。
そうしたメールを見ながら感じることですが…。
「健康番組で●●というのが体に良いと聞きました!
●●は犬に取ってどうなんでしょうか!?」
「××と言う栄養素を積極的に摂らないと
発がんのリスクが高まると聞きました、本当ですか!?」
このような「単独の栄養素」「単独の食品」によって
健康が左右されるのでは?という悩み・質問が増えてきています。
そして、このようなメールから私が感じるのは
こうした飼い主さんが根底に抱える
●不安
です。
確かに世の中の雑誌やテレビ広告を見まわしても
「不安」
をあおるものは多いですよね。
「20歳を過ぎたら肌の加齢が加速するので●●を飲みましょう」
「50代からは体内の××という物質が減少します。
なので食事から意識的に補わないと、健康に影響が出るリスクが高まります」
等等。
そしてこういう情報を見ると、
「人間でもこういういろいろなことを【意識しない】と
【健康でいられなくなる】としたら…。
犬だって同じでは?
犬だってもっと意識して、体にいい栄養素とか物質を補わないといけないのでは?!」
という不安が出てくるのはある意味、当然だと言えるかもしれません。
しかしながら…。
私がいつも思うのは
「生き物の健康ってそんなに単純なものなんでしょうか?」
「本当に、何か特定の栄養素だけを補えば
飛躍的に健康度がUPするのだろうか?」
ということです。
例えば、どんなに肌に張りをもたらす栄養素を一生懸命摂取したとしても
ストレスが多くて、睡眠不足が続けば
お肌はボロボロになりますよね?
逆に、特別な栄養素を意識して摂取しなくても
大好きな家族と毎日楽しく過ごしていたり
楽しいこと、趣味などで充実している人の肌は
状態がよく、つやつやしている、ということも多くあります。
犬も同様だと考えてみてください。
もし何か、犬が体にトラブルを抱えている場合は
もちろん、はじめは獣医さんに相談し
根本的な原因を排除してもらう必要があります。
それは、病原菌が原因であれば
その病原菌を取り除く薬を飲んだり、塗ったりすることですよね。
と、同時に
「こういうちょっとした病原菌に負けてしまったということは
ひょっとしてストレスが原因で免疫力が落ちていたのかも?」
「急激な気候の変化で胃腸が弱り、
食事からの栄養をきちんと吸収できていなかったのかも?
だから抵抗力が弱くなっていたのかも??」
と言う風に
●環境や精神面も含めた視点で、犬の健康を考えること
が、飼い主さんであれば可能です。
話を元に戻しますが
確かに「この栄養素を摂取すれば、発がんリスクが減る」といった
特別な栄養素や物質も存在します。
しかしながら、生き物はそれだけ摂っていれば健康になる!というほど
単純でもないのです。
・生活環境
・季節の影響
・精神状態
など、いろいろなことが総合的に影響し
生き物の健康を左右します。
そういう意味では
「生き物そのものの状態をしっかり見ること」
「体の声に耳を傾けること」
「外部の環境の影響なども一緒に考えること」
こそが、健康を考える上で
大切なのでは?と私は個人的に考える次第です。
だからこそ、そういう視点で健康を考える
●東洋医学
●薬膳
がお勧めですよ、とメルマガや講座などでお伝えしている次第です。
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●体の状態に耳を傾けることで「不安」を無くしたい!
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体の声に耳を傾けることには
いいことがたくさんあります。
例えば、ここ数回に分けてお伝えしてきたテーマである「夏バテ対策」ですが
栄養学的に考えると、
確かに食事はバランス良く、毎日食べた方がいいですよね。
一方で、もし生き物の「状態」に合わせて考えるのであれば
・食欲が無い時には無理して食べなくてもいい
・いつもの量を無理に食べようとしなくてもいい
というような、変則対応ができるようになります。
そして、食べない、となると「栄養が取れなくなるので良くないのでは!?」と
心配になるかもしれませんが
体の状態によっては胃腸を休めたり
胃腸が受け容れ易い淡泊な食事の方が、体にとっては良いという場合も
往々にしてあります。
つまり、まとめるとこういうことです。
↓
↓
「教科書通り、セオリー通りの食事でなくても大丈夫」
「その時その時の体の状態に合わせて、臨機応変に対応すれば大丈夫」
東洋医学の考える「健康」や薬膳で考える「食材の選び方」「食事方法」には
こうした
●個々の状態に合わせて食事を考える
●それによって、体質から改善し、健康に近づける
ための【知恵】が、たくさん詰まっています。
「教科書通りでなくていいんですよ。
ちょっと一般的な考え方と、実際の犬の食欲が違っていても大丈夫!
その犬その犬のよって体の状態は違うから
状態に合わせてこつこつケアして行けば、大きな問題は起こらないし
安心していていいんですよ」
それが、私自身が不安を抱える飼い主さんに
今一番お伝えしたいことです。
「犬の食事は、こうでないとだめなのでは?という不安」
を無くし、安心して犬の食事や健康を考えるのに
薬膳はきっとお役にたてるはずです。
薬膳を学ぶことで、
不安から解放されて、毎日の食事作りが楽しくなる。
そんな飼い主さんが一人でも多く増えるといいな、と言う気持ちで
私自身は「犬の薬膳」について
お伝えしている次第です。
いかがでしょうか?
薬膳がもたらす、不安からの解放やメリットについては
何となくでもご理解いただけると、
私自身はとても嬉しいです。
次号でも引き続き
薬膳についてお話ししていきますので
ぜひ楽しみにしていてくださいね。
本日は以上です。
Office Guri
諸橋直子
(終)
この記事は「メルマガ:ぐり通信」のバックナンバーです。
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