○○さん、こんばんは。
Office Guriの諸橋直子です。
今日も引き続き「手作り食」の「量」と「中身」について
お話をしていきますね。
取り上げるご質問はこちらです。
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質問です。
完全手作りとトッピングごはんではちがうのかもしれませんが、
ごはんの量ですが、やっぱり頭の大きさ位なんですか??
例えば鳥肉のムネ肉の10g(10.8kcal)とラム肉の10g(21.7kcal)では
量は同じでもカロリーは倍近くありますが、同じ量でいいのでしょうか??
今はカロリーの高い食材の時は量を減らしてあげてますが、
悲しいくらいの量にしかなりません。(匂いがきついので食いつきはいいのですが・・・・)
毎日ラム肉を食べさせている訳ではないので、あまり気にしなくてもいいのかな??と思ってみたり・・・。
今のままの体重を維持するといっても、やっぱりちょっとぽっちゃりさんなので・・・・。
いいうんちも出てるし、急に痩せたり太ったりしてはいなのですが・・・・。
茹でたり、ハンバーグにしたり、お魚も時にはお刺身であげたり。
ごはんの時間はカリカリのドライフードのみの時より楽しそうで、目が落ちそうなくらい見開いて、
ごはんがなくなってもお皿をペロペロしています。
おいしく色々な物を食べて元気に願わくば工夫次第で痩せるものなら
体重もちょっぴりづつでも減ってくれればラッキーなんですが・・・・。
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私は手作り食セミナーでは
「食事の量は犬の頭の鉢サイズを目安としてください」
とお伝えしています。
そして、その際に必ずお伝えしていることが2つあります。
【1】あくまでも「頭の鉢サイズ」は目安であること。
(絶対視しない。状況に応じて臨機応変に対応する)
【2】食事を変えてから定期的に犬の体形チェックを行う。
(食事量がそのままでいいのか、少ないのか、多いのか、などを
個別に判断するため)
頭の鉢サイズは、手作り食を実践していただくにあたり
この量を目安にしていただければ、ほぼ問題は起こりませんよ、という
基準値なんですね。
ただし…。
犬によって体質は色々です。
同じ量、同じ内容の食事でもそのまま体重維持できるケースもあれば
太る、やせる、というケースもある。
太る、やせるといったケース、
または太りたい、やせたい、という場合、
それじゃあ食事の「量」と「内容」を
見直してみましょうね、という話になります。
そして今回のご質問のケースのように
量は同じでも、使う素材によってカロリーが変わりますよね?という
ご心配をされる方も多いです。
では、どうしたらいいか?
1週間くらいのスパンで食事を考えて
その中でトータルバランスが、
飼い主さんが望む方向に向かっていればOK、と考えてはいかがでしょうか?
>例えば鳥肉のムネ肉の10g(10.8kcal)とラム肉の10g(21.7kcal)では
>量は同じでもカロリーは倍近くありますが、同じ量でいいのでしょうか??
ダイエット中ということであれば
ラム肉を使った翌日は鶏肉にする、
ラム肉を使う日は気持ち、肉の量は少なめで
野菜を多めにする。
こんな感じで1週間トータルで考えた場合に、
全体的にカロリーダウンしていて、ダイエットにつながる、というイメージで
メニューを組まれると良いかと思います。
>毎日ラム肉を食べさせている訳ではないので、あまり気にしなくてもいいのかな??と思ってみたり・・・。
はい、1週間スパンで考える、という場合は
全体を通してみたときにダイエットメニューになっていればOKなので
気にしすぎる必要は無い、と私は思います。
おっしゃる通り、毎日高カロリー食材を食べているわけではありませんので。
食事量そのものをあまり減らしてしまうと
犬の方でも満足度が低くなり、おやつをねだるなどの行動に出てます。
飼い主さんを上目遣いで見る、などの
賢い方法でアプローチしてきますから(笑)
その部分は野菜を使ってある程度ボリュームを出す、など
工夫されるのがお勧めです。
ちなみに我家のぐりも半年で約6kgのダイエットに成功しましたが
とにかく食べるのが好きな犬なので
量を減らさないために、野菜をフル活用しました。
レタス、キャベツなどの葉物は噛み応えもあるし
ボリュームも出せるので
●お肉+野菜+ご飯類は気持ち少なめ
が、我家の鉄板ダイエットメニューでした。
ラム肉も大好きな犬なので、ラム肉も食べさせていましたが
その分、翌日はヘルシーなささみなどを使ってカロリーダウン、というように
食事内容をチェックして調整を行います。
高カロリーの素材を使った翌日は
低カロリーで栄養はしっかり取れる食材を使う、など
1~2日で帳尻が合うように工夫するんですね。
これをやっていると、1週間くらいのスパンで見た場合、
時々高カロリー食材も使うけれど
トータルで見るとダイエットメニューになっている、が実践できます。
また、野菜などでカサ増しをした場合は
多少頭の鉢サイズより多めになっても大丈夫です。
野菜は見た目の量は多いですが
レタスやキャベツなどは本当に低カロリーですから
そうした部分もうまく考え合わせて
メニューを組みたてていかれると良いでしょう。
「頭の鉢サイズ」はあくまでも基準値です。
「食事の量」と「中身」を考えながら
上手にバランスを取っていってくださいね。
以上が私からの回答となります。
次回からは、また別のテーマを取り上げていきますので
どうぞお楽しみに!
ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子
(終)
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