犬の身体によい「脂肪酸」について知ろう!(1)


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、

 

●犬のための食と健康

 

というテーマで、主に手作り食実践中の方のための講座を現在制作中ですが、その資料のひとつとして、昨日からこの本を読んでいます。

 

かなり面白いです。

●なぜ、魚は健康にいいと言われるのか?

 

「魚は身体によい」

 

ということは、何となく知っている方が多いと思います。

 

でも、

 

「何故、魚が体に良いと言われるか?」

 

と聞かれると、ただ何となくで理由まではねえ…とはっきり言えないのではないでしょうか?

 

この「理由」というのが実はかなり大事です。

 

ちなみに、

 

●EPA

 

●DHA

 

という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

 

これはサプリメントとして良く売られています。

 

血液をサラサラにするとか、頭を良くしますよ!というキャッチフレーズで人気の成分で最近では、シニア向けのペットフードなどにも良く配合されています。

 

EPAは「エイコサペンタエン酸」という「脂肪酸」です。

 

DHAは「ドコサヘキサエン酸」という「脂肪酸」です。

 

これらを犬の食生活上で、もし活かしたい場合、大切なのは…、

 

 

—————————————-

●EPAとかDHAって、結局のところ何なの??

—————————————-

 

という基本の理解からスタートすることですね。

 

もちろん、

 

「理由はよくわからないけど、DHA、EPAって体にいいんでしょう?だったら犬にあげればいいじゃない!」

 

という方法でもOKです。

 

 

一方で

 

「体に良いと言われる成分の性質や特徴をちゃんと知って、犬の健康に生かせるよう、調理法や食べさせ方などきちんと理解した上で効率よく取り入れたいわ」

 

という飼い主さんの場合は、きちんとこれらの成分について、基礎知識を持った上で、手作り食に活用するのがお勧めです。

 

というわけで、成分の基本を知りたい!という方は、

 

——————————————-

→ まず、脂肪酸の話から始めましょう

——————————————-

 

ということで、基礎から解説していきますね。

 

脂肪、という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

 

 

「脂肪酸???脂肪とどう違うの???」

 

 

と、目が点になる方も実際多いと思いますのでまずはそこから。

 

 

脂肪酸については、この資料が図解入りで分かりやすいので、ビジュアルから理解したい方はこちらをどうぞ。

●脂質と脂肪酸のはなし
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/trans_fatty_acid/pdf/100910_3.pdf

 

世の中には「脂肪」と言われるものが存在します。

 

いわゆる「アブラ」です。

 

豚脂(ラード)、牛脂(ヘット)、バターも「アブラ」です。

 

オリーブオイルやごま油も「アブラ」です。

 

ただ、同じ脂でも、常温で液体だったり、固まり(個体)だったり、性質がいろいろ違います。

 

この性質を決めているのが「脂肪酸」です。

 

私たちが日常口にする「アブラ」は「脂質」とも呼ばれます。

 

この「脂質」は「グリセリン」という物質に、「脂肪酸」が3つ結合した形を取っています。

 

それが、この資料の2Pに掲載されている「図」ですね。

●脂質と脂肪酸のはなし
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/trans_fatty_acid/pdf/100910_3.pdf

 

「グリセリン」というのはアルコールの仲間です。

 

「グリセリン」自体は食品添加物として、甘味料、保存料、保湿剤、増粘安定剤などの用途があります。私たちの口にする食品のなかにも結構入っています。

 

(気になる方はスーパーなどで購入した加工食品のラベルをチェックしてみてください。お菓子などに結構使われています)

 

あとは医薬品や化粧品にも使われています。

 

保湿剤・潤滑剤としての用途です。

 

私も自宅にグリセリンは常備しており、手作り化粧水や犬の身体の乾燥が気になる際の保湿剤として、手軽に使用しています。

 

薬局で普通に買えますよ。

 

そんなグリセリンに「脂肪酸」が3つくっつくと、「脂質」になる。

 

ここまではOKでしょうか?

 

その「脂質」ですが、常温でも固形でいられるラードもあれば、常温では液状のオリーブオイルのようなものもあります。

 

このような「脂質の性質の違い」を司っているのが

 

●脂肪酸

 

です。

 

なので、どういう脂肪酸を食事から体に取り入れるか?によって、体の中での働きが変わって来る、という事です。

 

そして、この脂肪酸にはいろいろな種類があり、健康上、メリットをもたらす多彩な機能を持つものが色々とわかってきていますよ、という話なのです。

 

それであれば、そのような脂肪酸の特徴や機能について知って、積極的に食事に生かすことができれば嬉しいですよね?という事です。

 

特に手作り食を実践中の方の場合、犬に色々な食材を新鮮な状態で食べさせることが可能です。

 

身体によい機能を持つ脂肪酸を含む食材はコレ、とわかれば、スーパに行って、その日から体に良い脂肪酸を含む食材を買ってきて食べさせることができます。

 

これって、手作り食の大きなメリットだと思いますが、今メールをお読みの読者の皆さんは、どうお感じになりますか?

 

では、どういう脂肪酸に、どんな機能があるのか?

 

どんな食材に含まれていて、おすすめの調理法はどんなものか?

 

これについて、次号のメールで引き続きお話ししていきますね。

 

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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犬の手づくり食実践中の方のための「食と健康」


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

今日の札幌は雨、しかも蒸し暑いです。

 

暑いとついだらだらしてしまいがちですが、それも良くないので、昼からジムのプールに行って泳いで来たら調子が良くなりました。

 

私は健康のために、「適度な運動」を心がけています。

 

適度」というのがミソで、あまり激しすぎても却って疲れますし、かといって、だらだらやってもあまり体に良い影響を与えるところまではいきそうにない。

 

なので匙加減が結構難しいですね。

 

これは、健康全般に言えることだと思います。

 

今、

●食と健康

というテーマで、新しい講座を作っています。

 

犬の手づくり色を実践中の方で、食べ物や栄養のこと、食物に含まれる様々な成分の事について知って、食から犬の健康を考えたい、という意識の高い飼い主さん向けに作っています。

 

この講座では、栄養学の基礎はベースとしてもちろんやるのですが、それを知った上で

 

「食生活自体をどういう風に考える?見直す?変えていく?」

 

という風に、個々の犬の年齢や体質、ライフスタイルに合わせて飼い主さんがアレンジできるようになるところまで持っていくのがゴールだと思って制作しています。

 

現在、色々な資料を当たっているところですが、その資料も共通して言っているのが

 

「特定の栄養素だけ取ったからと言って健康になるわけではない」

 

「栄養素同士の関わりは複雑。なので、これさえ食べれば大丈夫!という万能な食材というのもない」

 

という2点ですね。

 

今はだいぶ下火になりましたが、一時、健康番組で

 

「●●が病気予防になる!」

 

「××で痩せる!!」

 

と取り上げられると、翌日スーパーから●●だの××などが一斉に姿を消す、という現象が起き、問題視されたこともあります。

 

テレビなどのマスメディアは、注目を集めるために、かなり度肝を抜くようなタイトルをつけて視聴者の気を惹きます。

 

そのため、特定の食材や栄養素について、本来の働きや作用以上の価値があるよう、誤解され、誤った利用法をされたケースも過去多くありました。

 

こうしたことから私たちが学べることは

 

「何か一つの食べ物や栄養素に頼ることで、健康になる、というほど体は単純ではない」

 

という1点に尽きると思います。

 

そして、食事と同時に

 

●適度な休息

 

●適度な運動

 

といった、ライフスタイル全体にまで視野を広げて、健康を考えていくのが地味でオーソドックスな考え方ですが、私もこれが王道だと考えています。

 

犬の健康も同じではないでしょうか?

 

食事はもちろん大事です。

 

それと同時に、犬の年齢やライフスタイルも併せて考えた上で

「健康的な食生活」

を考える。

 

 

●食と健康

 

を考える上で大事なポイントはここだと思いますが、今メールをお読みの読者の皆さんは、どう考えますか?

 

愛犬の健康を、食事を中心に、ライフスタイル全体も併せて考えたい、と願っている飼い主さんには必ずお役に立てる講座になるよう、現在制作を進めていますので、必要を感じる方はぜひ楽しみにしていてくださいね。

 

本日は以上です。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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犬の食事:誰の発言を信じる?ではなく「話の内容」を吟味しよう!


こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、今日はメルマガ読者の皆さんにお聞きしますね。

「犬は野菜に含まれるセルロースを消化できません。

そのため、犬に手作り食を与える場合は、野菜をフードプロセッサーで細かくするなど工夫しないと、野菜に含まれている栄養素をうまく吸収することができません。

手作り食を実践している方は注意が必要です」

 

さて、これを読んでみてあなたご自身であればどう考えるでしょうか?

 

ここに、これは動物の専門家の発言です、という情報を付け加えたら、さらにどう感じるでしょうか?

 

 

ちょっとご自身で考えてみてください。

 

以下、私の考えを書きますね。

 

セルロースというのは

・植物の細胞壁

・食物繊維

の主成分になる「糖」です。

 

「糖」というと甘いお砂糖をイメージされる方が多いと思いますが、ゴボウやキャベツなんかのあの

「ジャキジャキっとした感じ」

を作り出している繊維質も、実は「糖」の仲間です。

 

「糖」と一口にいっても、じゃがいもに含まれるでんぷんのように、私たち人間や犬が自前の消化酵素で消化できるタイプの「糖」もあれば…。

 

自前の消化酵素で消化できない「繊維質」と呼ばれるタイプの「糖」も存在する。

 

そういう意味で、野菜に含まれる繊維質を自前の消化酵素で消化・吸収できないのは

「ヒトも犬も一緒」

です。

 

そうなると、人間も野菜なんかはフードプロセッサーで砕いて食べないと、上手く栄養を吸収できない!ということになりますが…。

 

 

私たちは暑い季節に、きゅうりを冷やしてそのままボリボリ齧ったり、トマトを丸のままかじったりして食べますよね?

 

私たちは野菜全般をフードプロセッサーにかけてペースト状にして食べる、という機会の方が、一般的に少ないと思います。

 

でも特に、そのせいで栄養不足になったりしません。

 

犬も一緒です。

 

フードプロセッサーで食材をペースト状にすること自体は、悪いことではありません。

 

しかしながら

「犬は野菜をペースト状にして与えないとダメなんだ!」

だと、話は違ってきます。

 

毎回、毎回、野菜をフードプロセッサーで砕くというのは結構大変です。

 

もちろん、そういう手間は全然負担ではない、という方もいらっしゃるとは思いますが少なくとも、私は嫌です(苦笑)

 

フードプロセッサーを毎回分解して洗うのも手間ですし

 

(やったことのある方は分かるはず…パーツの細かなところに食材のカスや粒が残りやすいので、洗う際には結構気を遣います。

今では洗うのが簡単なタイプのフードプロセッサーもあると思いますが、私が購入した当時はそういう便利な設計になっておらず洗うのがかなり手間になり、結果、今は全然使っていません(´Д` )  )

 

毎日の食事の事なので、省ける手間は極力省きたい、というのが、手づくり食を実践されている飼い主さんの本音ではないでしょうか?

 

というわけで、話は冒頭の、

 

「犬は野菜に含まれるセルロースを消化できません。

そのため、犬に手作り食を与える場合は、野菜をフードプロセッサーで細かくするなど工夫しないと、野菜に含まれている栄養素をうまく吸収することができません。

手作り食を実践している方は注意が必要です」

 

という主旨の発言ですが、私の場合は

 

「確かに言ってること自体は間違っていないんだけど、これだと、犬だけが野菜を消化できないみたいな意味にも受け取られがちだなあ。

実際は人間も一緒だけどね!」

 

と、すぐに判断がつくので現在の犬の食事内容を特別変更したりはしませんね。

 

動物の専門家の方の発言なので、そういう人が言っているならきっと正しいだろう、と考える方も世の中には多いはずです。

 

しかしながら、大事なのは

「誰が言ったか」

ではなく

「話の中身」

だと私は思うのですが、今メールをお読みのあなたご自身はどう考えますか?

 

ちなみに今回のような内容は、

・栄養学の基礎

・犬の消化器の仕組みの基礎知識

があれば、誰でも自分自身で考え、判断が付くような内容です。

 

決して難しいものではないですし、世の中には正しい情報もありますが、誤解を招く可能性のある情報もたくさんあります。

 

そういうものをある程度、自分で判断できるようになるために犬の身体や栄養学について、基礎を学んでおくことが役に立ちます。

 

ぜひ今日は

「誰が言ったか」

ではなく

「話の中身」

について検討する重要性について、考えて見て頂けるととても嬉しいです。

 

本日は以上です。

Office Guri
諸橋直子

(終)

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