ペットフードの添加物が気になる、という方へ(3)保存料や着色料は嫌いですか?


こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。

 

さて、前回のメールは

 

「ペットフードの安全情報は色々公開されているので
 飼い主側でもそういう情報を普段からチェックしておくことが大事では?」

 

という話をしました。

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●「犬の食の安全シリーズ」のバックナンバーはこちらにまとめてあります:

●ペットフードの添加物が気になる、という方へ(1)
https://www.officeguri.com/archives/6632

 

●ペットフードの添加物が気になる、という方へ(2)
フードの安全情報を自分自身で調べることができますか?
https://www.officeguri.com/archives/6634

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今日は、ペットフードの保存料が気になる…という事について
どう考えればいいか?を話していきます。

 

ペットフードで使用した添加物はラベルにすべて記載するのがルールであることは
このシリーズの第1回目でお話ししました。

 

添加物は、使用目的と使用した添加物の名前を記載するのが決まりです。

 

例えば:

●保存料(ソルビン酸カリウム)

という感じですね。

 

ソルビン酸カリウムについて調べると、食品内の菌の増殖を抑制する「抗菌力」がある物質で
食中毒を防ぐ目的で添加されていることが分かると思います。

 

ここで大事なのは、食品は「無菌とは限らない」ということですね。

もちろん、限りなく無菌に近い状態で出荷されている食品もあります。

 

例を挙げると、長く日持ちのするパンやお菓子がスーパーには普通に並んでいます。

 

あれは材料を加工する段階で厳しい殺菌処理を行い
なおかつ、できるだけ機械化をして、人が食品に触れる機会を極力減らし
食品内に雑菌が残らないよう、ものすごい配慮をした結果実現できている側面があります。

 

でも、このことはあまり知られていません。

 

それどころか、「常温であれだけ日持ちするのはおかしい!」と
危険な添加物を大量に使っているのでは?と疑われたり
そうしたデマが流れたことに対し、食品会社が正式に、こういう理由で殺菌処理を徹底的にしているので
日持ちするんですよ、と回答してイメージ回復をはかる場合もあります。

 

一方で、すべての食品がそういう処理をされているわけではありません。

 

菌の種類によっては

 

・熱に弱い物

・酸に弱い物

・アルカリに弱い物

・空気がないと増殖できないもの

 

などいろいろあります。

 

熱に弱い菌なら、じゃあ加熱すればいい!となりますが
それだと生鮮食品は生のままで出荷できませんし
中には高熱で殺菌しないと死なない菌もいます。

 

高熱で殺菌するのはいいですか、その熱だと壊れてしまう栄養素も存在するケースがあり
なかなか一筋縄ではいかないのが現状です。

 

また、加工してすぐに食べるものであればいいですが
ペットフードで特にドライフードは、開封してから3日で食べきる、
というタイプの食品ではありません。

 

日持ちする、というのがドライフードの場合はメリットですし
そのメリットを享受しながら、栄養素も壊さないよう、なおかつ雑菌の繁殖も防いで…となると
なかなか難しいのが現状です。

 

ではどうするのか?

 

食品添加物は、確かに手放しで体に良い!というものではありません。

 

大量に摂取すれば、健康に影響があるケースも出て来る物質を含みます。

 

だからこそ、安全性をテストし、このくらいの量であれば健康に影響を与えず
なおかつ食品の安全を守るのに十分効果がある、という量を慎重に決めて、使っているのです。

 

もっと言うと、「食品添加物」がそもそも、何故添加されているか?を考えてみてください。

 

よく、食品添加物に対しては

「不要な物を食品に加えてけしからん!」

という感情的な批判も見受けられますが、本当にそうでしょうか?

 

厳しい言い方をすれば、

 

「そのような批判をしているということは、
菌の繁殖を抑えるために添加される添加物を全く添加しない代わりに
それでは食中毒のリスクを受け入れる覚悟があるんですよね?」

 

ということになります。

 

ペットフードは加工食品です。

 

加工食品は、工場で作られてからお店に並ぶまで日数がかかります。

 

また、販売店で消費者に購入され、実際にペットの口に入るまでも日数がかかります。

 

そうやって日数がかかってもドライフードの場合、腐ることはありません。

 

自宅で開封後も、日持ちがするのでとても便利です。

 

こういう便利さの一端を担っているのが食品添加物の「保存料」だという事実も、
添加物を考える上では、ぜひ一度立ち止まって見て考えてみてほしいのです。

 

賢い飼い主さんであれば、

 

「保存料を大量摂取することによるデメリット」

 

「保存料を食品に加えることによって得られる安全上のメリット」

 

の両方を比べて、自分にとっては、愛犬にとってはどちらがより良い選択になるか?を
冷静に考えられると思います。

 

「少量でも、食品添加物は抵抗があるなあ。安全性が確認されているとはいえ。
なので我が家は手作り食を始めてみよう」

 

という選択もありですし

 

「ペットフードが手軽で便利だからこそ、忙しい生活の中で犬の食事を簡単に済ますことができて
自分のライフスタイルには合っているし、犬の健康上の問題も今のところない。

 

だったら添加物については、気にしすぎない程度にして、食事はこのままで
でも添加物の安全性の情報については、常に自分でもチェックするようにしよう」

 

という選択もありです。

 

犬の食の安全に100%の正解、模範解答はありません。

 

私自身もよく「○○は安全ですか?」と「イエス・ノー」での回答を求められることが
以前はありました。

 

相手の方からすると

「専門家が大丈夫と言えば、きっと大丈夫!」

という気持ちで、お墨付き的なものが欲しかったのだと思います。

 

残念ですが、私自身はその食品や添加物について

「できるだけ客観的で正しい情報」

は提供できますが、

「最終的にどうするか?の選択と判断」

は飼い主さん以外、できません。

 

何故なら、飼い主さん、犬、ライフスタイルも食生活も様々だからです。

 

いくら世の中的に良い、とされるスタンダードな食生活があったとしても
その人、犬に合っていない、
無理がある、
日常生活で継続不可能、というような内容では、意味がないのです。

 

それよりも…。

 

「犬の食の安全について、どういう情報を知っていればいい?」

 

「何か調べたい時、どこに行ってどういうデータを見ればいいんだろう?」

 

こういう基本的なことを「情報」として知っているかどうか?がものすごく大事だと私は思いますが
みなさんであればどう考えるでしょうか?

 

ぜひ考えてみてくださいね。

本日は以上です。

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Office Guri
諸橋直子

(終)

 
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