老犬の薬膳

老化が進む原因8つ(4) | 脾気虚 | シニア犬の薬膳

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Office Guriの諸橋直子です。7歳と14歳のラブラドール2頭と暮らしています。

今日もシニア犬の薬膳がテーマです。

前回までの記事はこちら。

薬膳での「老化」に対する基本姿勢

  • 生物は生きている以上、老化するもの。これは避けられない。
  • 時間を逆行することもムリ。
  • でも「老化を加速させる要因」は努力次第で排除できるのでは?

これが薬膳視点で「老化」を考える場合の基本です。

決して、これを食べれば若返る!というような単純なものではなく、老化に伴い現れてくる生理的な変化(皮膚の乾燥や毛パサつき、視力低下など)にどう、うまく対応しながらできるだけいい状態を保っていくか?を考える。

言い換えると「加齢とのうまい付き合い方」を普段の食生活からコツコツ積み上げていきましょう、というのが薬膳です。

老化は「腎」の衰えから

薬膳では老化の根本原因を「」の衰えと考えます。なので「」を補う食宇治メニューをベースにしてそこに個別の体の悩みやシニア犬特有の症状に対応していきましょう、になります。

老化を加速する8つの原因

個別に悩みの原因は8つあり、それは以下の通りです。これらが老化を加速させると、薬膳ではか投げます。

  • 気虚(ききょ)
  • 気滞(きたい)
  • 血虚(けっきょ)
  • 陰虚(いんきょ)
  • 陽虚(ようきょ)
  • 瘀血(おけつ)
  • 脾気虚(ひききょ)
  • 腎虚(じんきょ)

脾気虚(ひききょ)について

脾=消化器のことです。

*脾臓のことではありません。

脾気虚というのは、文字通り消化器の機能低下のこと。

消化器の機能低下なので、食欲が減退し、それが原因で疲れやすくなる下痢になる、などじわじわ体が弱っていく原因となります。

このじわじわ元気が無くなっていくというのが厄介です。

わかりやすい症状があって病気と診断がつけば、病院で治療を受けられますが、こういう「病気っていほどじゃないけど、健康でもない」というのが曲者。

こういう症状ほど、放置していると徐々に体を弱らせていきます。

薬膳では「脾気虚」も「腎虚」についで重要な老化を加速させる原因と考えています。

何より、「脾気虚」は老化に限らず、若い犬にとっても体力をじわじわと奪う厄介な症状です。

なので、できれば早めに対応したいところ。

その点、はっきりと発病した状態の「病気」ではない、何となく食欲がなくて体が虚弱…というような状態も、薬膳ではケアすべき対象になるので心強い。

脾気虚の対応方法

脾気虚の場合の対応方法は「補脾益気(ほひえっき)」。

消化器の機能低下を改善するような食材を選び、胃腸を元気に、機能改善を図ります。

わかりやすくいうと、胃腸の調子を整えて、ご飯を美味しく食べられるようにしましょう、ということです。

脾気虚におすすめの食材

  • 山芋
  • ジャガイモ
  • キャベツ
  • 紫蘇
  • 鶏肉
  • 牛肉

胃腸の機能低下改善ですから、調理法も柔らかく煮込む、スープにするなど胃に優しい方法がおすすめ。

余談ですが、漢方薬の服用もよく用いられる方法です。こういう場合に用いられるのは

補中益気湯

です。

犬への漢方薬利用については、漢方薬の取り扱いのある動物病院へ相談してください。犬の体の状況によって他の方剤を勧められる場合もあるので、その場合は動物病院の指示に従ってください。

脾気虚対応方法まとめ

犬がシニア期に入って食欲が落ちた

それに伴い、元気が無く、疲れやすくなった気がする

そんな場合は「脾気虚」の可能性を考え、胃腸の機能を改善するような犬のお腹に優しい薬膳食材を取りいれてみてください。

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