犬の手作りごはん

暑い時期に胃腸が不調になりがちな犬に「重湯(おもゆ)」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Office Guriの諸橋直子です。Office Guriのある北海道も、夏が完全に殴りにきている感じで非常に蒸し暑いです。

我が家の盲導犬パピー:ケイン君も暑さを避けて朝は5時台に散歩をしています。熱中症は暑さを避ければ予防できる病気です。犬も人間も、できるだけ暑さを避けましょう。人間は飴やスポーツドリンクなどで、糖分や塩分も補給しつつ過ごしましょう。

また急激な暑さでお腹を壊したり、食欲がなくなる犬もこの時期増えてきます。

そこで今回は、犬のお腹の不調時に手軽に作れる「重湯(おもゆ)」をご紹介します。

米粉と水があればさっと簡単に作ることができるので、ぜひ不調時の緊急避難用のレシピとしてご活用ください。

米粉(上新粉)と水、鍋があれば2分でできる「重湯(おもゆ)」

先日のことですが、生後86日目の我が家の犬:ケイン君が朝食に食べたフードをがばっと戻してしまうという事件が起こりました。

ただ、戻したあとも本人は元気。排便も排尿もいつもと同じ。

消化器が未熟な子犬は吐きやすいというのはよく言われていますが、いろいろな可能性を考え様子を観察することにしました。平日の昼間だったので、もし急変があれば動物病院へ駆け込める時間帯でもありました。

さて、本人は元気でお腹も空くのか、ごはんの時間になると何か食べたそうな感じです。

そこで今回作ったのが「重湯(おもゆ)」というわけです。

ところで重湯ってそもそも何でしょうか?これについて少し解説します。

重湯とは?

重湯はお粥を炊いた時にできる、上澄部分のことです。水分とでんぷん質でできていて、とろりとした食感です。消化しやすく水分と糖質が同時に摂取できるため、適度なエネルギーと水分補給になります。

そのため犬のお腹の調子が悪い時にぴったりなメニューなのですが、重湯のためにわざわざお粥を炊くのも大変!という方も多いと思います。

そこで今回ご紹介したいのが「米粉(上新粉)」を使った重湯というわけです。

米粉(上新粉)を使って、手軽に短時間で重湯を作ろう

今回、動画内でご紹介している重湯のレシピは至ってシンプル。

米粉(上新粉):大さじ二杯半
:300cc (さらりと仕上げたい場合は400cc)

これらの材料を一緒に鍋に入れて火にかけ、沸騰したら2分煮る。これだけで手軽に重湯が作れます。

お腹の調子が悪い時は脂質を避けて、消化の良い食事を摂ろう

犬のお腹の調子が悪い時絶食をすることもありますが、犬自体は元気で何か食べたがる、という場合もあると思います。

そういうときフードをふやかすのも一つの手ですが、フードは基本的に元気な時の食べ物です。

そのため元気な犬に必要な脂質が含まれているフードは、胃腸の不調時には消化器の負担になる場合があります。

人間であれば胃腸の不調時は消化の良いものを少し摂って休むという選択肢がありますが、犬の場合はフードをふやかす以外の食事が選べないと不便です。

そんなとき手軽な重湯を知っていれば、回復期にエネルギーと水分を摂取する手助けになります。

フードは元気になった時にまた美味しく食べられるようになります。

なので犬のトラブル時の緊急避難ごはんとして、ぜひ重湯を知っておいてください。

犬の手作りごはん初心者ガイド、無料配布中

犬の手作りごはんに興味がある方向けに、初心者の方が知っておくべきごはんのポイントをコンパクトにまとめた電子書籍を配布中です。こちらよりご請求ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加