犬の手作りごはん

夏の不調を乗り切る犬のごはん(1) | 夏の不調はなぜ起こる?

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Office Guriの諸橋直子です。暑くなってきましたね!Office Guriのある北海道札幌市は、まだ他のエリアと比べて涼しい方ですがそれでも徐々に気温が上がってきています。

そんな中、我が家の犬たちは「野菜」をおやつがわりにバリバリ食べています。

レタス、キャベツなどの葉物をはじめ、きゅうり、トマトなどを水分補給を兼ねて、ぼりぼり、バリバリ齧っています。

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野菜はほぼ水分なので適度な水分補給になるのと、動物病院で「腸内細菌叢を良い方向に変えるために、繊維質を」と指示されているのでその両方を叶える目的で与えています。

我が家の犬たちは野菜全般が大好きです。

なので「犬が食べても大丈夫な野菜」を選び、健康管理の一環として与えているんですね。

というわけで、今回のテーマは「夏の犬の食事」です。

以前、メルマガ上で質問を募集した際にいただいたメールを取り上げ、それに回答する形で進めていこうと思います。

夏の不調はどうして起こるの?

Cardamon23さんよりメールをいただきましたので引用します。

これからの梅雨時、そして暑い夏に向けて、体調を整えてくれるごはんについて、教えて頂きたいです。

愛犬が体調悪そう…というわけではないのですが、梅雨時は体にも水分を溜め込みやすそうだし、雨や台風で散歩に行けない日もあるしで、人間同様、犬も鬱々としやすいのかな…と。
そこで、梅雨時のむくみや、暑くなってからの夏バテなどの不調を防ぐごはん作りのポイントなどありましたら、教えて頂きたいです。

よろしくお願いします。

こちらのメルマガでおかむらさきのことを知り、何ヶ月も前になりますが、ファーム富田さんのおかむらさきの精油と芳香蒸留水を購入しました ^^芳香蒸留水は、毎日、散歩後に愛犬にブラッシングする際に吹きかけています。

Cardamon23さん、ありがとうございます。

はじめに、「むくみ」について。

>梅雨時は体にも水分を溜め込みやすそうだし、
>梅雨時のむくみ

薬膳の世界では、よく夏は「湿邪(しつじゃ)」の時期といい湿気による胃腸の体調不良に気をつけましょう、などと言います。

参考記事:季節に合わせた薬膳 | 犬の薬膳基礎知識

これには2つの意味がある、と私自身は理解しています。

一つずつ見ていきましょう。

【1】湿気による「熱」のこもり

一つ目は文字通り「湿気」による体調不良です。私たち人間は、汗をかくことにより体温を下げています。これは「気化熱」の働きを利用したものです。

汗が蒸発する際に体の熱を奪っていくので、体温を下げられる、という仕組みです。

ところが湿気が多い状態だとすでに空気の中に水分がたくさん含まれているため、汗が蒸発しにくくなります。

これによって体の熱をうまく発散できなくなり、熱中症のリスクが高まることは近年よく知られるようになりました。

一方、犬が体温を下げる仕組みは「パンティング」と呼ばれる方法です。

犬は呼気として体内の空気を吐き出すことで熱を逃がしていますが、同時に口の中の粘膜や舌の表面から水分を蒸発させ体温を下げています。

この点は人間の汗と同じで気化熱を利用していますから、やはり湿度が高いと体温が下がりにくくなります。

そういう意味で「湿邪」を現代の視点で考えると、湿度が高く汗が発散しにくいため、体に熱がこもって発散しにくい状態、と捉えることができます。

【2】高温多湿による「食中毒」の危険性

2つ目は高温多湿による「食中毒」の危険性が挙げられます。

現代でも夏になると食べ物が傷みやすくなったり、気をつけていてもまな板などの調理器具に雑菌が増えやすくなります。

消毒についての知識が広く行き渡り冷蔵庫も普及した現代でも、夏場は食中毒が増えるのですから「湿邪」の概念が生まれた古代中国では、推してしるべし…という感じです。

このメルマガを読んでおられる読者の皆様のご家庭では、犬の手作りごはんにせよ、ペットフードにせよ夏場の衛生管理は十分にされていると思います。

なので基本的な安全の注意事項(手を洗って調理するなど)を守っていれば、この点はあまり気にしなくても大丈夫です。

【3】第三の視点「気圧」も影響も無視できない

2つの意味といいつつ、ここで第三の視点をつけ加えてみたいと思います。

それは「気圧」です。

近年、気象病という言葉がよく聞かれるようになりました。これは気圧が人間の体調に影響する、というものです。

低気圧が自律神経に影響し、頭痛や眠気を誘発している可能性が指摘されています。(はっきりしたことは、まだわかっていないようです)

梅雨時は低気圧の期間が長く続くため、体調に影響を受ける人も多いと考えられています。

犬も影響を受けている可能性がゼロではありません。そのため湿度、気温と同時に、気圧にも着目し体調管理を考えることも有効です。

夏の不調の仕組みを知って、対策しよう

というわけで、今回は「夏のむくみ」について湿気を中心に考えてみました。

湿度の影響を最小限にするには、エアコンの除湿機能を利用する、室温を適切にコントロールするのが有効です。

我が家では湿度計付きデジタル温度計を利用しています。老犬が2匹いるので、湿度と気温のバランスを見ながら調整しています。

気圧や湿度については下記のサイトを参考にしているので、興味のあるかたはぜひ利用してみてください。

頭痛ーる(気圧予報で体調管理)
https://zutool.jp/

不快指数(日本気象協会)
https://tenki.jp/indexes/discomfort/

今回は「環境」から夏の体調不良の原因を考えてみました。

原因を明らかにしたので、次回のメールでこれらの不調への対応を「食事」でどうするか?を
考えていきたいと思います。最新号の配信をご希望の方は、こちらより無料メールマガジンにご登録いただくと、確実にお読みいただけるのでおすすめです。

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