犬のアロマテラピー

犬におすすめアロマレシピ「紫外線で傷んだ毛と皮膚のためのスプレー」

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AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの諸橋直子です。今回は「犬に使用して良いアロマ精油の種類が知りたい!」というアンケート結果を踏まえて、夏の紫外線で傷んだ犬の被毛をケアするのにおすすめの精油ブレンドをご紹介したいと思います。

ラベンダーとゼラニウムで保湿たっぷり犬用ボディスプレー

ラベンダー精油」はこのメルマガでも繰り返し、犬のアロマテラピー初心者さんにおすすめの精油としてご紹介しています。

ラベンダー | 犬のアロマセラピー基礎知識

ラベンダーの良いところは、入手しやすいく価格も手頃なところ。成分的にも穏やかに作用するものが多く、犬のアロマテラピー入門には扱いやすい精油であることなどが挙げられます。

何より爽やかな中に少し苦味も感じさせる甘さのある香りが多くの犬や人々に受け入れられやすく、室内の芳香浴から犬のボディケア製品まで幅広く使用できるのもメリットです。

それでいて殺菌作用、抗菌作用、抗ウイルス作用を持つ成分を併せ持ち、犬の生活空間の衛生を保つ用途でも活躍します。

傷んだ毛や皮膚を優しく保湿する「ゼラニウム精油」

犬への使用では「ダニ避け精油」として知られる「ゼラニウム精油」。ローズ・ゼラニウムから抽出され、名前の通りバラのような甘い香りが特徴です。

ストレスケアやリラクゼーション効果に加え、優秀なスキンケア精油として、化粧品にも多く使用されています。

ゼラニウム | 犬のアロマセラピー基礎知識

紫外線で傷んだ犬の毛と肌をいたわる保湿スプレーレシピ

「ゼラニウム精油」を「ラベンダー精油」と合わせて、夏の紫外線で傷んだ犬の毛と皮膚を優しく保湿するボディスプレーの作り方を今回はご紹介します。

材料

  • ラベンダー精油2滴
  • ゼラニウム精油2滴
  • 無水エタノール5ml
  • グリセリン5ml
  • 精製水90ml

作り方

  1. ビーカーに無水エタノールを入れ、精油を加えてよくかき混ぜる。
  2. 水を加え、スプレー容器に入れ完成。

精製水がない場合は、水道水でもOKです。ラベンダーの芳香蒸留水を水の代わりに使用するのもおすすめです。

作成したスプレーは目の周りや粘膜を避け、犬の体にスプレーし、そのあとブラッシングします。冷蔵庫に保管し、2~3週間以内に使い切るようにしましょう。

安全のための注意

ラベンダー、ゼラニウム精油ともに穏やかで安全性の高い精油ですが、全ての犬に100%安全を保証するものではありません。体質的に合わない場合もあります。そのため初めて犬にアロマテラピーを行う場合は少量で、様子を見ながら行いましょう。

異常が現れた場合は使用を中止し、獣医師へご相談ください

材料を購入できる場所

精製水やグリセリン、無水エタノールはドラッグストアで購入できます。

芳香蒸留水についてはこちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

犬アロマ講座「芳香蒸留水って何?」を解説

芳香蒸留水はアロマ専門店で購入可能ですが、Office Guriでは北海道富良野市にある「ファーム富田さん」の芳香蒸留水「おかむらさき」をおすすめしています。

今見てみたところ、2023年産の蒸留水が出ていました。今年収穫されたラベンダーから蒸留されたものなのでフレッシュなものを使用できます。

アロマショップで購入するより断然お手頃な点も魅力です。さすが生産者さん直売、という感じです。

興味のある方はぜひ、材料を揃えて作ってみてくださいね。

この記事は犬の健康基礎情報を学ぶ「ぐり通信」のバックナンバーです。
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