「犬にアロマ精油は危険なの?」
「アロマが好きで犬のいる部屋でも楽しんでいたけど、実は良くなかったのかな?」
こんな疑問をお持ちの飼い主さん向けに、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターが犬の特性を踏まえた上でアロマテラピーの安全性について解説します。
いっぬ君「犬 アロマ 危険」といったキーワードで検索している飼い主さんはとても多いよね!



そうだね。特に最近では鳥などの犬以外の小動物が、アロマが原因で残念な事故になるケースもあって、それがSNSなどで拡散され、注意喚起される事例が多いんだ。



確かにそういう記事を見かけると「怖いな!」って思うよね。でも実際のところ、犬はどうなの?犬と鳥は違うよね。
あと犬用シャンプーや肉球クリーム、虫除けにアロマの精油が使われている製品が結構あるよね。あれはどう考えたらいいの?



そのあたりも含めて、この記事では明らかにしていくよ!
飼い主さんの不安や疑問がスッキリするように、しっかり解説するね。
犬にアロマテラピーを行っても良いですか?


「犬にアロマテラピーを行っても良いのでしょうか?」というご質問を度々頂戴します。
また「犬にアロマは危険ではないでしょうか?」といった意見も聞かれます。
重ねて近年、犬以外の小動物(猫、鳥など)がアロマテラピーで体調を崩したり亡くなる事例が報告されており、これが犬のアロマテラピー使用への危機感を感じさせる要因となっています。
そのためはじめに「犬」と「犬以外の動物」を切り分けて考えましょうという点からお話ししていきます。
犬のアロマは危険!動物にはいけない!という記事を見たけれど、本当?
結論から言うと「犬は注意事項を守れば安全に楽しめる」「それ以外の動物はおすすめしない」になります。
おすすめしない動物の代表は「猫」です。「猫」へのアロマセラピーは禁忌です。理由は「猫」は植物由来成分の分解が苦手なためです。
猫は肉食動物です。そのため植物由来の成分に触れる機会が少なく、それらを分解する機能が弱くても生き延びてこられた可能性が指摘されています。
他方人間や犬は、肝臓で薬物などの成分を水に溶けやすい形に変え、体外へ排泄する代謝機能を備えています。この機能を「グルクロン酸抱合」と呼びます。
精油成分は肝臓で分解され、排泄される | 「グルクロン酸抱合」について
「グルクロン酸抱合」は肝臓で行われる代謝反応で、薬物や体内の不要物を水に溶けやすい形に変え、尿などから排泄しやすくする働きを担っています。
精油成分もこの働きによって代謝され体外へ排泄されますが、猫はこの代謝に必要な酵素を作り出す遺伝子が欠損していることが知られています。
犬、人間は「グルクロン酸抱合」を行うことができますが、犬は人間ほどこの機能が発達しているわけではありません。
そのため犬へのアロマテラピーは、安全な精油の選択や適切な使用量が鍵となります。
安全に関する注意事項を守ることで、アロマテラピーは犬のストレスや不安の緩和、深いリラクゼーションをもたらすなど様々な恩恵を受けられます。
犬へアロマテラピーを行う際には、こうしたメリットと注意すべき点をしっかりと理解することが大切です。
猫以外にも、アロマを行ってはいけない動物は?>獣医師へ確認を!
猫以外にも、鳥での事故例が近年多く紹介されています。
ここで重要なのは、「自分が今飼育している動物にとって、アロマテラピーはどのような影響をもたらすのだろうか?」という問題意識を飼い主さん自身が持ち、自身で獣医師へ確認することです。
このサイトは「犬のアロマテラピー」に特化した情報をお伝えする目的で運営しています。そのため犬以外の動物については「アロマテラピーをお勧めしない」というスタンスをとっています。
そのため「この動物は大丈夫?」といったご質問にはお答えする立場にありません。必ず飼い主さんご自身で、かかりつけ獣医師へ確認を行ってください。
犬に安全にアロマテラピーを使用するための注意事項
では犬に安全にアロマテラピーを使用するには、どんな点に注意すれば良いのでしょうか?
以下に注意点を挙げます:
- 100%植物由来の精油を使用する(合成香料などは使用しない)
- 犬に適切な使用量を守る(人間の1/2〜1/4程度の量からスタートする)
- 犬に安全とされる精油を使用する(ただしアレルギーなどが100%起こらないわけではない。これは精油以外の物質でも同様)
- 精油は必ず希釈する(原液のまま使用しない)
- 点眼、飲用は厳禁
- 6ヶ月未満の子犬には行わない
- 持病がある犬の場合、事前に獣医師へ相談した上で行う
- 老犬の場合、ごく少量の精油から始める
- 犬が香りを嫌だと感じた際、すぐに部屋を出られるようドアは開けたまま行う
犬への精油使用量の目安
犬への精油の使用量は人間の1/4〜1/2程度です。
人間用のアロマを使った手作り化粧品で「直接肌に触れるもの」の場合、精油濃度は0.5%〜1%の範囲内が推奨されます。AEAJによれば、植物オイルで精油を希釈しトリートメント(精油を薄く皮膚に伸ばし、マッサージなどを行うこと)に使用する場合は、顔用0.5%以下、ボディ用1%以下を推奨しています。
引用元:AEAJ アロマテラピーの楽しみ方
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/howto/
これを基準に考えると、犬の体に吹きかけるボディスプレーや肉球ケアのクリームなどは精油濃度0.25%以下が望ましい基準となります。
精油瓶に付属しているドロッパーは、多くの場合1滴=0.05ml(*)に設定されています。
*ただしメーカーによって違いがあるため、要確認。
【精油濃度0.25%の犬用アロマスプレーをどう作る?】
ドロッパー1滴を0.05mlと考えた場合、100mlの水に対し精油を5滴加えると、ちょうど濃度0.25%になります。
精油:0.05×5=0.25ml
水:100ml
濃度:0.25÷100=0.0025 → パーセントに直すと0.25%
*厳密には溶液全体は100+0.25なので、0.25÷(100+0.25)ですが、計算が複雑になるのと計算結果も誤差の範囲内でカバーできる数値につき、わかりやすい方法での計算をご紹介しています。
犬は優れた嗅覚を持つ動物です。そのため少量の精油でも十分にリラクゼーションなどの効果を得られます。なので上記の使用量を目安に考えてみてください。
また精油を必ず水や植物オイルで適切に希釈して使用することも安全を守る上で重要です。精油は植物に含まれる有機化合物が高濃度に濃縮された液体です。そのため原液が肌に触れるとトラブルを起こす可能性があります。
植物=やさしいではない。特性を理解して安全に使用しよう
精油は植物由来だから安心といった声も聞かれますが、植物由来であることが優しい理由にはなりません。
自然界には毒キノコや激しい皮膚炎を引き起こすウルシなどの植物も存在します。そんな中、比較的成分が穏やかで人間に有用なものを選んで使用しているのが精油です。その精油も成分濃度が濃いため、直接肌に触れるとトラブルの原因になる場合があります。これは何も犬に限ったことではなく、人間でも同様です。
こうした精油の特性を知った上で、安全に快適に利用する方法を学ぶのがアロマテラピーを楽しむ上で必要な姿勢と言えるでしょう。
犬のいる部屋でディフューザーを使っても大丈夫?
ディフューザーは室内に精油を香らせるのに便利な道具ですが、犬への使用に向かないタイプもあるため注意が必要です。
犬へ使用する際は、必ず「水で薄めて拡散するタイプ」を!
ディフューザーは水と精油を混ぜ、適切に希釈して室内に香らせるのが基本です。犬のいる部屋で使用する場合は、人間が使用する場合の1/4〜1/2程度の量から始めましょう。
初めて使用する場合は、香りを拡散させてから数分〜30分程度犬の様子を観察します。もし嫌がるそぶりやいつもと違う様子を見せた場合は、すぐに使用を中止し換気を行いましょう。
他方精油を水で薄めず、そのまま空気の力で微粒子にするタイプのディフューザーが近年人気です。ネブライザー式と呼ばれるタイプですが、濃厚な香りを楽しむ目的のディフューザーにつき犬への使用には向きません。
犬へのアロマテラピーは、量を人間よりも少なくが基本です。そのためアロマディフューザーは必ず水で精油を薄めるタイプを選びましょう。
犬のいる部屋でアロマキャンドルを使ってもいい?
犬のいる部屋でのアロマキャンドの使用は3つの理由からお勧めしません。
- 火を使用するため、犬が誤って倒してしまう可能性があり危険
- アロマキャンドルの種類によっては匂いが犬に強すぎる
- 犬への使用に向かない精油が使用されている可能性がある
特に外国産のアロマキャンドルは強く香るよう賦香率が高めに設定されている場合が多く、犬のいる室内での利用には不向きです。
また犬が誤ってアロマキャンドルを倒してしまうと、火事や怪我につながる危険性があります。
精油を使用した犬用製品をどう考える?
精油を使用した犬用シャンプー、虫よけスプレー、肉球クリームなどが市販されています。市販品は犬に適切な精油および使用濃度を守って販売されていると考えて良いでしょう。
ただし一般的に安全とされる精油で使用量を守っていても、犬によってはアレルギー反応が出る場合があります。これは犬の体質によるものが大きいため、アロマ製品=100%安全と過信しないことが大切です。
犬に禁忌な精油23種リスト | 使用できない精油を知り、避けることも大事
犬へ使用すべきでない精油を把握し避けることも大切です。ここでは犬に禁忌とされる精油23種をご紹介します。これらの精油は人間でもほぼ使用されないことを付け加えておきます。(心臓に持病がある方は使用不可など、条件付きのものが多くあります)
犬への使用を避けるべき精油23種
アニス / オレガノ / ウィンターグリーン / ウォームシード / カラマス / カンファー / カシア / クローブ / サッサフラス / サンタリナ / ジュニパー(果実より抽出したジュニパー・ベリーは使用可) / セイボリー / タイム / タンジー / バーチ / ビター・アーモンド / ヒソップ / マグワート / マスタード / ラベンダーストエカス / ルー / ワームウッド / ヤロー
なぜこれらの精油が動物へは使用禁止とされ、人間でも条件付きとなるのでしょうか?それらに含まれる成分に着目し解説していきましょう。
【フェノール類】
強力な抗菌作用、抗真菌作用を持つ成分ですが、皮膚刺激が強い成分です。精油の代表成分としては、オイゲノール、チモール、カルバクロールがあります。
オイゲノールはローズ精油などにも含まれる成分ですが、少量であれば温かみのある香りの元となり、スパイシーな心地よさを生み出します。
チモールとカルバクロールはタイム精油に高濃度に含まれます。そのため希釈して使用したとしても皮膚刺激によるリスクが高いため犬への使用には不向きです。
【ケトン類】
刺激作用、粘液溶解作用、神経毒性があります。少量の有益なケトン類を含む精油にペパーミントやシダーウッド・アトラス、ペパーミント、ユーカリなどがあり、すべてのケトン類が有害というわけではありません。ケトン類を含む精油の中にも犬にメリットをもたらすものが多くあります。
他方、ルーのようにメチルノニルケトンを大量に含む精油は犬への使用に向きません。メチルノニルケトンは皮膚刺激が強いうえに、ルーには50~90%と大量に含まれているからです。
上記23種の精油は、「皮膚刺激が強い、または神経毒性が強い成分を高濃度に含む」という理由で犬への使用を回避すべきものです。
紫外線を受けると皮膚を刺激する「光毒性」を持つ精油に注意


柑橘の果皮から採れる精油の中には「光毒性」を持つ種類があります。
- ベルガモット
- レモン
- グレープフルーツ
上記の精油は光毒性を持つ成分「ベルガプテン」を含みます。ベルガプテンは紫外線に当たると皮膚トラブルを起こすため、安全を考慮し、犬への使用を避けることをお勧めします。
他方上記の精油からベルガプテンを取り除いた精油も販売されており、これらは光毒性の心配が要りません。
【フロクマリンフリー=Furocoumarin free精油について】
皮膚刺激の元となるベルガプテン(フロクマリン類)を取り除いた精油は「フロクマリンフリー」「Furocoumarin free」「FCF」といった表記が付け加えられ、販売されています。
例えば「レモン(FCF)」「ベルガモット(フロクマリンフリー)」などです。
柑橘系の精油は爽やかな香りが多く、消臭効果も期待できるため、犬の生活空間を清潔に保つルームスプレーなどに使用されます。自宅でスプレーを手作りする際などに、フロクマリンフリー精油を選ぶと安心です。
尚、同じ柑橘系の精油でもオレンジ・スイートは光毒性の心配がありません。またビターオレンジの花から抽出されるネロリも、抽出部位が花であるため光毒性はありません。



アロマの精油って、植物由来だから安全、やさしいっていうわけでもないんだね!



その認識はとても大事だね!実はこれ、精油だけではなく食べ物などにもいえることなんだ。例えばトマトに含まれる「トマチン」という成分は有毒なんだ。でも完熟したトマトにはほぼ含まれていないのと、含まれていたとしてもごく微量なので問題ないんだよ。



トマト!?ぼく結構好きなんだけど、有毒成分って聞くとちょっとどきっとするね。



たしかにびっくりするね、わかるよ。でもよく考えてみると、どんな食べ物にも微量の有毒成分が含まれていたり、発がん性物質が含まれていたりするんだよね。つまり食品ですら100%安全な成分でばかりで、できていないっていうこと。



でも微量であれば、問題なく排泄できるし、健康上の影響はほぼないって言えるんだよね。大切なのは「どのくらいその物質が含まれているか?」っていう「量の概念」だね。



確かにトマトに含まれているごく微量の成分を怖がって、トマトが食べられなくなるのは嫌だなあ。



問題の無い範囲内でリスクを受け入れるって大事な考えで、逆に「リスクを100%ゼロにしないと気が済まない」というのは「ゼロリスクバイアス」と呼ばれるんだ。



安全を求める気持ちは理解できるけど、100%を求めてしまうと実生活では不便なことがたくさん出てくるんだ。
精油も同じことで、刺激が強いけど有益な成分が少量入っているなら安全に使えばいいし、大量に入っているなら避ければいいね。



うんうん、精油はそうだね。そしてトマトが食べられないのは困るよ!



(くいしんぼうだなあ)
犬におすすめのアロマ精油7選
「安全上の注意を守れば、犬にアロマテラピーを安全に使用できることはわかったけど、実際どんな精油がいいの?」
そんな疑問をお持ちの飼い主さん向けに、犬のアロマテラピーでよく用いられる精油を7種類、厳選してご紹介します。
ここでご紹介する精油は成分が穏やかで、犬のアロマテラピーに多く使用されているものですが、すべての犬にアレルギー等が起こらないわけではありません。
犬の体質によっては合わない場合がありますので、ご理解の上ご活用ください。
1:ラベンダー(真正ラベンダー)


親しみやすい甘くさわやかな香りで初心者におすすめです。中枢神経への鎮静作用があり、気持ちを鎮める効果が期待できます。犬の不安やストレスを和らげる場面で活躍します。
ディフューザーやアロマストーンで室内にほんのり香らせると、犬もリラックスして香りを楽しめます。
ラベンダーのさらに詳しい解説はこちら。
2:カモミール・ローマン


安眠を誘う精油として、子ども部屋に用いられることの多い精油です。りんごのようなやさしい甘い香りが特徴です。中枢神経を鎮め、睡眠の質を上げる効果が期待できます。眠りの浅い犬の部屋でアロマストーンなどでほのかに香らせるのがおすすめです。
カモミール・ローマンのさらに詳しい解説はこちら。
3:ゼラニウム


ゼラニウムには多くの品種がありますが、精油として用いられるのは「ローズ・ゼラニウム」と呼ばれる香りが特に良いものです。犬のダニよけの精油としてもよく知られています。
水で0.25%まで希釈すると、犬用ダニ避けスプレーを作ることができます。
この記事の前半でもご紹介した通り、以下の量で0.25%希釈液を作成できます。
【精油濃度0.25%の犬用アロマスプレーをどう作る?】
ドロッパー1滴を0.05mlと考えた場合、100mlの水に対し精油を5滴加えると、ちょうど濃度0.25%になります。
精油:0.05×5=0.25ml
水:100ml
濃度:0.25÷100=0.0025 → パーセントに直すと0.25%
*厳密には溶液全体は100+0.25なので、0.25÷(100+0.25)ですが、計算が複雑になるのと計算結果も誤差の範囲内でカバーできる数値につき、わかりやすい方法での計算をご紹介しています。
作成した希釈液は遮光性のあるガラススプレー瓶などに入れて冷蔵庫などで保管し、2週間以内に使い切るようにしましょう。
ゼラニウムのさらに詳しい解説はこちら。
4:ジンジャー


ジンジャーは私たちの食卓での馴染み深い「生姜」から生成される精油です。
生姜はショウガ科の多年草です。薬味として料理に、漢方薬の生薬としても使用されます。スパイシーで温かみのある香りが特徴です。
生姜の香りが精油に?と驚かれる方も多いですが、柑橘系の精油との相性がよくブレンドしても楽しめます。
殺菌作用、加温作用があり、犬のマロママッサージや肉球クリーム作成におすすめです。
ジンジャーのさらに詳しい解説はこちら。
5:オレンジ・スイート


フルーティで爽やか、甘さのある柑橘系の香りです。犬の気持ちを鎮めたり、消臭用、ノミ防止スプレーのブレンドなどにも活躍する、応用範囲の広い精油です。
柑橘の果皮から得られる精油ですが、光毒性の心配はありません。
オレンジ・スイートのさらに詳しい解説はこちら。
6:ローズ


花の女王と呼ばれるローズは、魅力的な香りで世界中で愛されています。優雅な芳香成分を持つダマスク・ローズの花びらから抽出される希少性の高い精油です。
犬の神経を鎮めるほか、スキンケア、ストレスケアにも最適です。
ローズ精油は抽出方法が2種類あります。水蒸気蒸留法と溶剤抽出法(アブソリュート)です。
水蒸気蒸留法での抽出は熱が加わるため、熱に強い成分が精油内に残ります。甘い蜜のような香りが特徴です。
溶剤抽出法ではローズの中に含まれる芳香成分をほぼ丸ごと抽出できるため、花の香りを忠実に再現します。
水蒸気蒸留法と比べると溶剤抽出法では抽出できる精油量が多いため価格は抑えられますが、ローズ自体が貴重な花であるため高価であることに変わりはありません。
しかしながら不安状態の犬の気持ちを落ちつかせるためのマッサージオイルに使用すると、素晴らしい効果を発揮します。そのため、ぜひ一度飼い主さんと犬とで一緒に楽しんでいただきたい香りです。
ローズのさらに詳しい解説はこちら。
7:ネロリ


ミカン科の植物であるビターオレンジの花より抽出される精油です。柑橘系の華やかな香りの中にほんのり苦味遠く行きを感じさせ、高貴な印象を与える精油です。
犬の鎮静、安眠を促す効果が期待できます。また肉球クリームに少量加えることで保湿効果やスキンケア効果を発揮する精油でもあります。
高価ではありますが、その優雅さが他の精油から群を抜いて素晴らしい精油です。老犬のスキンケアや、シトレスを抱えがちな犬に特にお勧めの香りです。
犬のアロマテラピーで迷ったら?「アロマセラピーの安全情報」「安全な使い方」を、事前に学ぼう
アロマテラピーは女性に人気の美容、自然派の健康法として有名です。アロマで使用する精油も「雑貨扱い」で販売されています。
しかしながら、「種類によっては神経や肌を刺激し、体調不良や重篤な事故を起こすケースもある」ということはあまり知られていません。
一例を挙げると、この記事内でご紹介した「光毒性」については、アロマテラピー関連の資格では必ず触れられる内容ですが、一般ユーザーが精油を購入する際には特に案内されることはありません。
雑貨であるがゆえに、「安全に対する情報と教育」が一般の方に行き渡っていないのが現状です。
そのため、残念なことにアロマセラピーを原因とする皮膚トラブル、誤飲事故なども近年増加しています。
また繰り返になりますが「アロマ精油は100%自然のものだから安全なんですよね」という誤解も多くみられます。
アロマ精油は植物内の成分が「自然界ではありえないほど濃縮されている」ため、その時点で自然ではありません。
そもそも自然は基本的に「毒」を持つものが多く、人にとって安全に利用するためには適量を知る、適切な使用方法を知る、ということが大切です。
この記事が「犬にアロマテラピーを行っても大丈夫?」「犬にアロマは安全?」と疑問をお持ちの飼い主さんのお役に立つことを願っています。
(Office Guri)













