犬の中医学「五臓」体質チェックリスト

中医学(東洋医学)には複数の体質や体の状態をチェックする方法があります。

複数の方法を組み合わせて「根本的な原因はどこか?」を探りますが、今回は「各臓器がトラブルを抱えている場合、どこに出やすいか?」という視点で考える方法を代表でご紹介します。

飼い主さん、犬とそれぞれ何に当てはまるか?をチェックしてみてください。
犬の場合は飼い主さんがみて、明らかに当てはまる、というものをチェックしてください。

(そのため、平均すると犬の方が当てはまる数が少なくなりますが、これは数が何個以上あると当てはまる、あてはまらないというタイプの診断ではなく、全体のバランスを見ながら考える方法です)

飼い主さんは該当する物の数をチェックします。

犬の場合は、飼い主さんが目で見て確認できるものをチェックします。

肝タイプ

  • いつもイライラしている
  • お腹やみぞおちなどが張った感じがして苦しい。ガスが溜まる、げっぷなどがでる
  • 便秘と下痢を交互に繰り返す
  • 目が疲れやすい、充血している
  • 視力に衰えを感じる
  • 肩が凝りやすい
  • 爪がもろく、欠けやすい、波打った状態になりやすい
  • 月経が近づくとイライラする、月経不順、生理痛などがある
  • 顔色が青い
  • めまいを起こすことがある
  • 寝つきが悪い、途中で目が覚めることがある
  • 集中力がない
  • 手足にしびれがある
  • 筋肉のけいれん、こむら返りがある
  • 肌のシミが気になる

心タイプ

  • 動悸・息切れがする
  • 良く眠れず、寝ていも夢をみることが多くある
  • 寝言、うわごとが多い
  • 不安感がある
  • 舌の先が痛む、舌がただれる
  • 物忘れが多い
  • 気持ちが急く、あせりやすい
  • 血圧が高い
  • 顔につやがなく、気持ちが顔に現れやすい
  • 舌がもつれる
  • 口内炎ができやすい
  • 顔色が赤い
  • 足にむくみがある
  • 不整脈がある
  • 血行が悪い

脾タイプ

  • 胃腸が弱い
  • 口内炎ができやすい
  • 食欲不振である、または食欲異常がある
  • 胃からちゃぽちゃぽと音がする
  • よくお腹が鳴る
  • いつも軟便または下痢である
  • 気力がなく体がだるい
  • むくみやすい
  • 不正出血がある、月経がだらだらと長引く
  • 喉の奥に酸っぱい液がこみ上げてくる
  • 食後、眠くなる
  • 内臓下垂(胃下垂)、脱肛がある
  • 舌が黄色みがかっている
  • みぞおちが痛む
  • 味がわからない

肺タイプ

  • 咳や痰が出る
  • 呼吸が浅い、呼吸が苦しいと感じることがある
  • 喉が弱い
  • 声がかれる、声が出ない
  • 鼻水、鼻づまりがある
  • アトピーやアレルギーがある
  • 皮膚が弱い
  • 皮膚の乾燥、かゆみがある
  • 尿が少ない
  • 口が渇く
  • くしゃみがよく出る
  • 胸がぜいぜい鳴る
  • 寝汗が多い
  • 手足や顔がほてる
  • 気力がない

腎タイプ

  • 足腰が衰えている、足腰がだるい
  • 足が冷えている
  • 精力的に活動できない
  • 膀胱炎を繰り返す
  • 毛にツヤや張り、コシがなくなってきたと感じる
  • 白髪、抜け毛、細毛が目立つようになってきた
  • 歯や骨が弱い、脆い
  • 尿漏れ、尿に勢いがない、尿が少ない
  • 頭がぼんやりする
  • 息切れがする、息が深く吸えない
  • ちょっとしたことで驚きやすい
  • 病気にかかりやすく、かかると長引きやすい
  • 聴力低下・耳鳴りがある
  • 肌の色が黒ずんでいる
  • 動作が鈍い、年齢より老けてみえる

各項目であなた自身、または愛犬が当てはまる項目が多かったのはどのタイプですか?