犬の手作りごはん

犬の手作りごはん、栄養素を無駄にしない調理法(2) 旬のさんま編

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Office Guriの諸橋直子です。今年はさんまが豊漁ですね!さんまは犬の体にも良い栄養素がたっぷりです。手作りごはん実践中の方はぜひ、美味しく調理して食べさせてあげてみてください。

というわけで、今回は

「今が旬のさんまに含まれる栄養素を、無駄なく犬にとってもらうポイント」

のお話です。

おすすめは「煮物」!不飽和脂肪酸DHA、EPAもビタミンB群も全部美味しくいただこう。

さんまには良質な不飽和脂肪酸であるEPA、DHAが多く含まれています。EPAとDHAは記憶力の維持や、血管の健康を守る効果が期待される成分で、ドライフードにも添加されることが多いです。

EPAとDHA、実は非常に酸化しやすい脂肪酸であることで知られます。そのため新鮮な状態で入手したら、すぐに調理してさっと美味しくいただくのがベスト。

その点旬のさんまを手作りごはんで犬に食べてもらうのは、栄養学的にみても理にかなっています。

不飽和脂肪酸はさんまの脂に含まれているため、網焼きなどで脂を落とす調理法だとせっかくのEPA、DHAが流れ出てしまいます。

もちろん網焼きの香ばしさを楽しみたい!という場合もあると思うので、そこは臨機応変に考えていきたいですが、栄養ファーストで考えるのであれば、脂をしっかりいただきたいのが旬のさんまなのです。

またさんまには、夏の暑さで疲れた犬の体を回復するビタミンB群が豊富です。ビタミンB群は水溶性。そのため煮物にして煮汁ごといただくメニューにすると、ビタミンB群をしっかり摂取できます。

ではどんな調理法が犬にはおすすめなのでしょうか?

圧力鍋で加圧20分、骨までほろほろ美味しくいただける!

さんまの頭と内臓を取り除き、尾を切り落として3つの筒切りに分けて、水と一緒に圧力鍋で加圧すること20分。

骨ごと丸っといただける、さんまの煮込みが完成します。

人間の場合は醤油やオイスターソースと一緒に煮込むと美味しい中華風煮物になりますが、犬の場合は水のみ、または水と少量のごま油でOKです。

骨もさんまの蒲焼缶詰レベルまでやわらかくなるのでそのまま食べられます。カルシウム摂取量も増やせます。

犬に美味しく食べてもらって、体にもいい。栄養素を無駄なく食べられる調理法と栄養学の知識を使って、ぜひ楽しい犬ごはん作りを楽しんみてください。

下記の参考レシピ記事も併せてご覧になってみてください。

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