犬の手作りごはん栄養学

老犬のための「無駄にしない栄養学」| DHAのはなし

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四方を海に囲まれた日本は、通年、さまざまな魚を新鮮な状態で、美味しくいただけます。魚は良質のタンパク源となるだけでなく、魚特有の成分を豊富に含みます。「DHA」はその代表です。一方で、せっかく優れた成分も、それに適した調理法を選択しないと、多くが無駄になってしまう場合があります。「DHA」は老犬にとってもメリットが多い成分。無駄なく摂取するためにも、この成分の特性と最適な調理法を学びましょう。

老犬にもメリットが多い、オメガ3系脂肪酸「DHA」


DHA」は、正式名称「ドコサヘキサエン酸」といいます。「DHA」はアレルギー疾患や高血圧、動脈硬化、皮膚炎の予防と改善効果が期待されている成分です。ペットフードにも添加されている場合があります。老犬にとっては、皮膚の健康、心臓を守り、認知機能の維持も期待される成分でもあるため、食事からも適度に取り入れたいところです。

さて上記のように、「DHA」は犬の体にも良い成分であることは確かなのですが、その構造上、「酸化しやすい」という特徴を持ちます。そのため、新鮮なものを買ってきてすぐにいただくのであれば問題ありませんが、ペットフードのように、開封してから食べきるまで一定期間を経過する場合は注意が必要です。開封後は酸化が進むため、小分けにして、密閉するなどの工夫が必要になります

では、そんな「DHA」を劣化させず、かつ効果的に取り入れるにはどうしたら良いのでしょうか?

栄養素は働きだけでなく「効果的な摂取方法」も、あわせてマスターしよう

DHA」は栄養学の視点では「脂肪酸」というカテゴリに入る成分です。ここではかんたんに「魚の脂に含まれる成分」と理解しておきましょう。さて、その脂ですが「網焼き」などの脂を落とす調理法を選択すると、せっかくの「DHA」が、網の下にこぼれて無駄になってしまいます。煮魚の場合も同様です。魚の脂は煮汁に溶け出すため、それを飲まずに捨ててしまうと、やはり「DHA」が無駄になります。

では、「DHAを無駄にしない食べ方」とは一体どのようなものなのでしょうか?「ブリ」の中でも、特に脂の乗る「寒ブリ」は「DHA」の含有量が群を浮いて多いことで知られます。この「ブリ」を例にあげて説明します。

産卵期を迎える「冬」に最も脂が乗り、美味しくなると言われる。「寒ブリ」

ます新鮮なものであれば、お刺身でそのままいただきます。栄養素の損失が最も少ない方法です。次に、加熱するのであれば、フライパンでお米と一緒に炊き込みごはんにするのがおすすめです。染み出した「ブリ」の脂がごはんにしみこみ、無駄なく美味しくいただけます。焼く場合は、網ではなくフライパンを使い、脂も捨てずに犬に食べさせましょう。こうすることで、「DHA」の損失を減らし、効率よく犬に摂取させることができます。

参考 | 犬の手作りご飯レシピ | フライパンで作る!サンマの炊き込みご飯

参考に「サンマ」を使った、犬用炊き込みごはんの作り方をご紹介します。「サンマ」は「ブリ」同様、DHAの含有量が多い魚です。

せっかくの「栄養素」を無駄にしないために

犬の体を考えて選んだ食材と栄養素ですが、それらを知らず知らずのうちに「無駄」にしないためには「栄養素の特性」を知っておくことが大切です。栄養学」は美味しく食べて、健康に生きるためのの学問です

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この記事は犬の健康基礎情報を学ぶ「ぐり通信」のバックナンバーです。
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