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犬のストレスを理解して健康を守る | コラム

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Office Guriの諸橋直子です。

人の社会では「ストレス」が健康に影響を与えることがすでに常識となっています。実は犬にとってもストレスは、健康を左右する要因となります。

そこで今回の記事では「犬のストレス」を理解し、それを健康管理、病気予防に役立てようという視点で解説していきます。

そもそもストレスとは?

現代社会では「ストレス=悪いもの」と解釈されがちです。しかしストレスの本来の意味は「外部からの刺激」です。

その刺激が適度なものであれば、例えば「程よい緊張感」のように集中力を高めるのに役立つ、意欲が上がるなど良い影響をもたらします。

一方で「過度も緊張」はプレッシャーとなり、腹痛や食欲不振の原因になる、十分な能力を発揮できないなど悪い方向に働くこともあります。

生きていく以上、外部から刺激を受けることは避けられません。

大切なのは「ストレス」を正しく理解し、適切にコントロールすることです。

犬のストレスを知り、それを適切にコントロールすることは犬の健康増進、病気予防につながります。

犬にとってのストレスとは?

それでは犬にとっては何がストレスになるのでしょうか?

ストレスの種類を3つに分けて解説していきます。

1:物理的な要因

  • 生活環境の突然の変化(引っ越し、家族が増える、減るなど)
  • 適切でない温度(暑すぎる、寒すぎるなど)
  • 騒音(静かでない環境)
  • 不衛生な住環境
  • 狭すぎる住環境

2:生物学的な要因

  • 栄養の過不足
  • 排泄が自由にできない
  • 病気、怪我などによる痛みや痒み

3:精神的な要因

  • 犬の発するサインを理解してもらえない
  • 不安、緊張、恐れなど
  • 仲間が周囲にいないことへの不安(犬は群れを作る動物)

弱いストレスでも持続することで、健康に影響する

ストレスはたとえそれが弱いものでも、継続して受け続けることで犬の健康を害する場合があります。

持続するストレスは、犬のトラウマになったり、問題行動の引き金になるケースもある。飼い主がそれに気づき、適切な対応をすることで問題を未然に防ぐことができる。

ストレスによって起こる、犬の体の変化

ストレスを受けると、犬の体はそれらの圧力から自らを守るように働きます。その一つが各種ホルモンの分泌です。

  • アドレナリンの分泌(心拍数上昇、血圧上昇)
  • コルチゾールの分泌(血糖値の上昇、免疫系の抑制)

これらのホルモンは、ストレス下で犬の生命を守るために必要な反応です。一方で、長期間のストレスによりこれらの反応が続くと病気が起きやすくなります

ストレスによって起こる、犬の行動変化

ストレスによって犬の体には以下の症状が現れる場合があります。

  • 体の震え
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 脱毛
  • 攻撃性
  • 無駄吠え
  • 室内を荒らす
  • トイレの失敗

ストレスの100%排除は無理。だからこそ適切なコントロールを

犬のストレスとなる要因を明らかにし、可能な範囲内で取り除くことが大切です。しかし、全てのストレスを排除するのは不可能です。

そのため、犬に適度なストレス発散をさせてあげるよう飼い主が工夫することが大切です。

  • 運動で体を動かす
  • マッサージ
  • アロマセラピー

など家庭でできるストレスケアがおすすめです。

マッサージは犬がとても喜ぶストレスケアのひとつでおすすめです。

ストレスを和らげ、緊張をほぐす「香り」を使ったアロマセラピーも効果的です。

アロママッサージオイルを使った犬へのマッサージは、香りとマッサージの物理的刺激の相乗効果が期待できます。

犬のストレスケア、まずは手軽に始められるところから

犬のストレスに気づいて早めに対応してあげられるのは、飼い主さんだけです。ぜひ犬の置かれている環境と、性格、様子などから適切なストレスケアを考えてあげてください。

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