犬のアロマセラピー

犬のアロマを学びたい方へ、知っておいてほしい『基本事項』のはなし

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AEAJ認定アロマセラピーインストラクター、Office Guriの諸橋直子です。「犬のアロマセラピー」をおすすめする解説記事シリーズ。今回は「初心者の方が、犬のアロマセラピーを行うにおいて、知っておいていただきたいこと」についてお話しします。

前回の記事はこちら「アロマセラピーが犬にもたらすメリット4つ | ドッグアロママッサージ」。

「犬」にアロマセラピーを「安全」に行うための基礎知識

何事も「はじめる」際には、基本を知ることが大事です。小学校の理科の実験でも、ガスバーナーを使う際は、先生から安全に関するレクチャーを受けます。自転車に乗るときは、交通ルールを学んでから道路にデビューします。

実は、これはアロマセラピーも同じこと。しかしながら、なぜかアロマセラピーの「精油」は雑貨店をはじめ色々なところで買えるにも関わらず「ユーザーのための、安全に使用するためのガイド、レクチャー」については、ユーザーが自分で調べて初めてわかる、というのが現状です。

精油には植物のもつ有機化合物が、高濃度で含まれます天然由来=安全、というイメージがもたれているせいか
そこに疑問を持つ方があまり多くないのですが、実際には、天然由来であっても有機化合物は皮膚に直接触れると、かぶれなどの皮膚トラブルを起こすケースがあります

天然だからといって、安全、というのは間違い

アロマセラピーを始めるに当たり、まず飼い主さんが知っておくべき安全の注意は、この一言につきます。「ではアロマセラピーは危険なのか?」という疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、大切なのは「どう適切に使うか?」です。

精油を適切に使用する方法を学ぼう

アロマセラピーの精油に含まれる、さまざまな有機化合物は、犬の健康上のメリットをもたらすものも多くあります。そのため、何が大事かというと「適度な濃度に、薄めて使うこと」。マッサージオイルとして使用するのであれば、精油の使用量を全体0.25%以下におさえるなど、具体的な数値で安全の目安を把握することが大切です

精油を直接肌につけない、誤って飲んでしまわないよう注意するなど、基本の安全事項を知り、守ることも大切です。

「動物への使用に適さない精油」があることを知ろう

リラクゼーションの柔らかなイメージが定着しているアロマセラピーですが、精油の中には刺激が強い成分を含み
触れるとヒリヒリする、刺激臭があるなど、動物にはもちろんですが、ヒトが用いる際にも大変な注意を払う必要がある精油もあります。

犬に使ってはいけない精油があると聞いたが、それは一体どの種類?」という疑問は多くの方が持つようで、私が運営するサイトのこのページは、ページ単体で1ヶ月に2,000~3,000のアクセスがあります。

犬のアロマセラピーを行う際は、このような「使用を避けるべき精油の種類」を把握しておくことも大切です。これは、「犬の手作りごはん」を作る前に、「犬に与えてはいけない食べ物」について、学習することが欠かせないのと同じことです。

犬のアロマセラピーをこれからはじめてみたい、という方は是非こちらの記事を読んで、学習してくださいね。

犬にメリットの多い「アロマセラピー」はじめるなら、まず基礎をしっかりと学ぼう

犬のために家庭でできる「セルフケア」は色々とあります。その中でも、アロマセラピーは「香りをかぐ」というシンプルな方法で、しかも犬との相性がとても良いものです。そのため、初心者の方にもおすすめです。

ただし、今回のメルマガでお話ししたように「安全に関することを含めた基本事項」を、はじめにきちんと学んで始めることが、大原則。安全に、快適にアロマセラピーを犬と楽しむためにぜひこの基本事項を守ってくださいね。

次号の記事では、アロマセラピーを基礎から学びたい方向けに「アロマセラピーを学ぶと、犬にどんなことをしてあげられるのか?」について、具体的にご紹介していこうと思います。

アロマで虫よけや、すでにご紹介したアロママッサージなど「香り」を使って犬と楽しむ、健康増進に役立てるなど
様々な使い方があります。興味のある方はぜひ、楽しみにお待ちください。

この記事は犬の健康基礎情報を学ぶ「ぐり通信」のバックナンバーです。
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