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【犬の管理栄養士監修】犬用パン「犬パン」を作ってみました | 犬の手作りごはん

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犬に手作りパンを作ってみませんか?パン作りは何かとハードルが高いと感じられますが、ポリ袋で作ってフライパンで焼くお手軽レシピでなら簡単です。動画で作り方をご紹介しています。

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犬用パン、犬パンの作り方

犬の手作りごはんの主食として粉物が扱えるととても楽しいのと、小さめに作ったパンを老犬のおやつにするのもおすすめです。簡単に作る方法、犬ごはんへの活用方法などもご紹介していきます。

この記事の作成者:Office Guri 諸橋直子
SAE認定犬の管理栄養士アドバンス、JADP認定上級ペット看護士。
手作りごはん歴19年。犬の手作りごはん、アロマテラピー、薬膳など家庭でできる愛犬のケア普及のため活動しています。各種オンライン講座開講中。特に人気の犬の薬膳講座は受講者数250名を超える。犬の手作りごはんの専門Youtubeチャンネル(登録者数4,120名)運営中。

ポリ袋で犬用パン作り、洗い物が少なく手も汚れない!

パンというと、粉を混ぜて「手でこねる」というイメージがあります。実際多くのパンレシピでは材料をボウルに入れ、水を加えて手でこねます。

ところでこの「手で直接こねる」というのが結構厄介なんですよね。

まず生地がまとまるまで、かなりベタベタします。そこを我慢してこね続けるとベタベタは収まりしっとりと生地がまとまりますが、やはり手や爪の間に小麦粉が入ってしまい不快です。さらに油脂を加えるタイプの生地だと、手全体が油でベタベタしてしまい、個人的にはこの「手が汚れる」というのが非常に苦手です。

だったら家で粉物なんで諦めればいいじゃないという考えもありますが、自宅で作る焼きたてのパンは他にないおいしさ。やっぱり食べたい、作りたい。

そこで使い捨ての手袋などを使ったりもしていましたが、それよりももっと簡単な方法を最近知りました。

それが「材料をポリ袋に入れて、袋の外側からよく揉む」というやり方です。どうやるか?は実際動画内でご紹介しているので、よろしければぜひ視聴してみてください。

ポリ袋を使うと、まず手が汚れません

さらに通常のボウルに生地を入れてぬれ布巾をかけてなどに比べると、使う道具が少なくてすみます。

何より省スペース。ボウルだとキッチンで場所を取りますが、ポリ袋に入れた150g少々の粉と水が混じったものは場所を取りません。何より「早く発酵させたい」と袋の口をしばって出窓にぽいと放り出しておくという、少々雑な扱いが気軽に出来ます。

最も便利なのは、「今日は焼く元気も時間もないから一旦発酵止めて、明日の朝にしよう」という場合、ポリ袋をそのまま冷蔵庫の野菜室にぽいと投げ込むだけで発酵の調整ができてしまいます。これが大きな金属ボウルだと、じゃまになるので冷蔵庫に気軽に入れられません。

ちなみに発酵を止めて、翌日焼いたパンでも普通に美味しいです。

最後に生地を発酵させた後はポリ袋の上端をカットし開いて、少しだけ打ち粉をすればそのまま成形まで可能です

これがまな板に打ち粉をして取り出してだと結構な量の打ち粉が要るのと、まな板を洗う手間が発生します。

これがポリ袋であれば、まな板要らずで使い捨てOK.

ポリ袋の使い捨ては一見エコでないようにも見えますが、まな板を使った場合やボウル、その他の器具を洗う水や洗剤のことを考えるとトントンかなという感じです。(この辺りはあまり詳しくないので、あくまでも個人の感覚です)

一つ言えることは、ポリ袋で粉物を作るようになってから調理が楽しく、作る頻度も上がったのでそれがよかった、ということです。

現在、週2〜3回のペースで何かしら焼いています。そして犬も人間も、ちょっとしたパンや焼餅をもぐもぐ食べて、楽しく美味しくすごしているということです。

犬の手作りごはんの中でも「パン」のハードルが高い理由と、それでも「パン」を使いたい理由

さて犬の手作りごはんといえば、糖質として「炊いたごはん」を使っている方が大多数だと思います。次にうどん、パスタなどの麺類。

ただ「パン」となると、市販のパンをそのまま犬にあげてもいいの?と躊躇してしまう方が多いです。

理由としては菓子パンを除いたバゲットや角食でも、例えばバターなどを使ったパンを犬にあげてもいいの?と手作りごはん初心者の方は判断に迷ってしまうことが挙げられます。

パンと一口に言っても色々な種類がありますから、そこは迷うのが当然ですよね。

であれば、シンプルな材料で自宅で作ることをおすすめします。

今回の動画内でご紹介している「犬パン」ですが、材料はとてもシンプルです。

お手軽フライパンで焼く犬用パン:材料

  • 中力粉:150g
  • ドライイースト:2g
  • はちみつ:10g(ただし1歳未満の子犬には与えられません)
  • ぬるま湯:50g
  • 牛乳:40g(牛乳についての解説はこちらを参照)
  • 植物油:15g

お手軽フライパンで焼く犬用パン:作り方

  1. 粉類をポリ袋に入れ、口をねじる軽く振って混ぜ合わせます。
  2. 液体(ぬるま湯、牛乳)を加えて袋の上からよく揉みます。
  3. 植物油を加えて全体に馴染むまでさらによく揉みます。
  4. できるだけ空気を抜いて、ポリ袋の口を縛ります。
  5. 暖かいところにおき、ポリ袋がガスでパンパンに膨らむまで発酵させます。
  6. 袋の結び目の下をカットし、打ち粉をして生地を4分割します。
  7. 生地を丸めて10分ほど休ませます。
  8. 温めたフライパンに生地を並べ、1.5倍くらいの大きさに膨らむまで2次発酵させます。
  9. はじめにごく弱火で5分焼き、焼き目がついたらひっくり返してさらに5分焼きます。
  10. 最後にもう一度ひっくり返して5分焼いたら完成です。

材料をポリ袋に入れて混ぜて発酵させ、フライパンで焼くだけです。使っている材料がすべて把握できるので安心して犬に与えることができます。

犬用パン

なぜ犬にパンを食べさせる必要があるの?

なぜそこまでして、犬にパンを食べさせたいのか

という疑問もあると思うのでお答えしておきます。

まずはスープごはんにした際、我が家の老犬が食べやすいからです。

ちぎったパンをスープに浸して食べさせると、米より圧倒的に食べやすそうです。

その理由としては、バラバラになるお米より、かたまりでバクっといけるパンの方が老犬はまとめて口に入れやすいようです。

実際にスープと「犬用パン」を組み合わせた犬の食事を動画でご紹介しています。ぜひ視聴してみてくださいね。

あとは単純に飼い主もパンが好きで、美味しいと思っているので犬にもパンを食べてもらいたいと考えるからです。やっぱり美味しいものは、犬と一緒に楽しみたいですよね。

犬のごはんに「パン」。栄養学的メリットは?

犬の手作りごはんに「パン」を利用するメリットの代表は以下の2つです。

  • 消化しやすい
  • エネルギーになりやすい

すでの挽いてある「粉」が材料なので、消化がしやすいです。そのため短時間でエネルギーになるため、利用しやすい。犬も人間も「ブドウ糖」をエネルギーとして利用しますが、パンに含まれる糖質は体内で短時間で効率よくエネルギーに変わります。

朝から元気に活動したい、散歩で体を動かしたい犬などにぴったりなのがパン。

一方で、市販のパンの場合、油脂が多く使われていたり、甘くするために砂糖が多かったり塩が加えられています。これらは私たち人間が食べる分には良いですが、犬には向きません。

その点自宅で焼く「犬用パン」であれば、シンプルな材料のみでパンのメリットをうまく利用できます。

犬も元気に活動するにはエネルギーが重要です。なので、パンは手軽なエネルギー源としておすすめです。

「犬用パン」は作って楽しい、食べておいしいパンです。ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。

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